令和元年11月6日開催

更新日:2019年11月07日

市長の定例記者会見を行いました。

発表事項

  1. 新東広島市立美術館の竣工
  2. 有害獣処理加工施設の開設

 

配付資料

会見録

1 発表事項

今日は2件の発表をさせていただきます。
1つは、新しい東広島市立美術館が竣工を迎えます。その概要についてお話をさせていただきます。そしてもう1つは、有害獣処理加工施設が開設の運びとなりますので、これについて情報提供させていただきます。

まず、「新東広島市立美術館の竣工」でありますけれども、昨年の6月に着工いたしまして、建設工事を進めておりましたが、この11月29日に竣工の予定となっています。概要のところに書いていますが、施設概要をご覧いただいたらと思いますけれども、3.番目の設置目的のところ、市民の美術品を鑑賞する機会の拡大及び美術に関する創造的な活動の支援を図るということで、創造の拠点としての機能も持った美術館として、これまで建設に携わってきたというところです。(3)番目の今後のスケジュールのところをご覧いただいたらと思うんですれども、箱物は竣工するんですけれども、美術館というのは、中ほどの米印のところに書いていますけれども、コンクリート構造物というのはアルカリ性物質が出るということで、人体には影響はないんですけれども美術品に対する影響があるということが言われていまして、コンクリートを打ち終えてから「枯らし期間」というのが必要となってきて、これが2回の夏を超える必要があるということになっていますので、開館は(3)のスケジュールのところにあるように、来年の11月が開館ということになります。一応足場も取れて、全容が明らかになったということで、今回発表させていただくわけですけれども、今回の本市の美術館の目指すべき姿というのを2番目に整理しておりますけれども、育成と創造型美術館というかたちでの運営を図っていこうと思っているところです。ミッションとしては、「暮らしとともにあるArt、生きる喜びに出会う美術館」ということで、4つの基本理念を掲げています。鑑賞、育成、創造、交流という理念の中で、具体的な事業をその右の方に書いていますけれども、例えば鑑賞であれば、年4回の企画展の開催、それから、所蔵作品を中心にした常設展の開催をしていくと。今まで、スペースが狭かったものですから、なかなかこういう展示ができなかったということで、今回の美術館では解消していくと。それから育成では、市民の芸術活動の発表の場ということで、アートギャラリーの活用ということを考えています。それから創造ということで、アートスペースを活用した、ワークショップや学芸員によるアカデミック講座の充実なども図っていくということです。交流ということで掲げているのは、ここは本市における芸術文化ゾーンということで、くららと美術館と、その間にある西条中央公園ということで、一体的にこれを活用していくということで、交流の場にもなるという位置づけとしているところです。
次のページを開いていただきまして、この美術館の特徴ということで整理しておりますが、今言ったような話と、これまでは本市の美術館は、収集方針として日本の近現代版画、それから中国地方を中心とした現代陶芸作品、それから、郷土ゆかりの作家の作品というものを収集してきました。とりわけこの中でも、版画というものに対する収集は、一応この美術界からもある程度評価をいただいてきたということであります。今後もこの収集方針に基づきながら、収集を図っていきたいというふうに思っているところです。それから、これまでなかった機能として付加したものが、先ほどちょっといいましたアートスペースとアートギャラリーというものでありますが、次の3ページのところの図をご覧いただければと思います。アートスペースは1階のエントランスがあって、水色のところですね、ここを創作室あるいは会議室ということでワークショップですとか、アカデミック講座であるとか、そんなものもやっていこうと思っています。それから、市民のみなさんの芸術の発表の場ということで、2階になりますけれども、アートギャラリー、緑色で図示したところですけれども、ここをギャラリーとして、みなさん方に使っていただこうというふうに思っています。
運営体制を4番目に書いてありますけれども、基本的には企画については直営で、本市がやっていく。それから、事業運営や維持管理については、指定管理にお願いをするということであります。イズミテクノに指定管理をお願いしておりますので、この指定管理者において、管理運営をしていただくということであります。
今ある美術館との比較を下の方に書いてありますので、後程ご覧いただければと思います。

次に、「東広島市有害獣処理加工施設の開設について、ご報告をいたします。
有害獣は本市においても大変被害が大きく、これまで、年間だいたい3,000万[円]を超えるような被害があったところです。最近は捕獲頭数が3,000頭を超えるというような状況になってところなんですけれども、こういう鳥獣害というものを減らしていくということ、そして、そこで捕獲した有害獣の食肉を活用していこうということで、この加工施設の建設に着手しました。箱物は昨年度末に一応完成はしていたんですけれども、中に入れる設備等を今回整備が終了したということで、11月25日に開設となる運びです。
1の施設整備の目的のところに書いていますけれども、捕獲従事者の有害獣捕獲後の処理負担。これまで、一部ですね、民間の東広島ジビエセンターという会社があって、そこで処理をいただいていたんですけれども、スペースも狭いと、処理施設も完備されていないということで、かなり負担もあったということもあり、この負担軽減ということで、整備をしたものです。そして、イノシシやシカの有害獣の食肉を地域資源として活用すると。そして、地域の活性化を図って、あわせて、あわせてというかこれが目的ですけれども、農作物への被害額の減少に寄与するというものであります。そして、農水省が「国産ジビエ認証」という制度を作っております。これに向けて、来年の3月までに「国産ジビエ認証」を取得して、ジビエの安全性の向上でありますとか、透明性の確保を図りながら、本市におけるブランド製品として、これを広めていきたいと思っています。
施設概要、施設整備の状況は2のところに書いています。年間の目標処理頭数は、3,000頭ぐらいを捕獲しているわけですけれども、そのうち半分、1,500頭くらいをちゃんとした処理をしてジビエとして販売していきたいというふうに思っています。
2ページ目に、この施設をどのように使っていくかということですが、市の公の施設ということに位置付けておりまして、指定管理者に基本的には依頼したものが主体的な処理の流れとなろうかと思いますけれども、3のところのこの流れ図の下のところをまずご覧いただいたらと思いますが、有害鳥獣捕獲班又は狩猟免許所持者によるまず捕獲があると。そうすると生きているその個体を「とめ差し」、この「とめ差し」というのが大変重要なプロセスのひとつでして、これが今回のこの指定管理者は、非常に優れた技術を持っているということであります。そこに依頼をすると。そうすると指定管理者が現地に行って、「とめ差し」をすると。そして、それをこの処理加工施設へ搬送して、個体の洗浄をし、処理加工して、流通をさせていこいうというのが大きな流れです。もちろん公の施設ですから、指定管理者以外の方も使えるということで、それが上の流れになりますが、捕獲をして、ここに持ち込み、個体洗浄して、自己利用、自分で食べるということになりましょうか、自己利用のために持ち帰るというふたつの流れがありますが、下の方がメインの流れということです。
参考で、捕獲頭数の推移、それから被害額の推移のグラフを入れているところです。4番目のところ、開設記念式典を行います。11月18日14時から記念式典を行います。あわせて内覧会も行いますので、みなさん方にはおいでいただければというふうに思います。

今日の発表は、以上2件であります。

2 質疑
 

「新東広島市立美術館の竣工」

記者) 新美術館について、先ほど設置目的のところをお話しいただいたと思うんですけれども、もう少し、市民にとってどういう場所として使ってほしいかというあたりを詳しく教えてもらえますか。
市長) わが市の美術館は先ほど言いましたように版画あるいはこの地場の陶芸家の作品等の収集をずっとやってきたわけですけれども、ある意味でいうと、所蔵品とすると、同じような規模の都市に比べると少し少ないかもしれないというところがあります。いずれこれについては収集を先ほど言ったような方針の中で増やしていきたいと思うんですけれども、一方で、この美術館というところは市民にとって単に鑑賞の場だけではなくて、そこで子どもたちが美術に対する啓発を受ける、あるいはそこで自ら創造的な作品を作っていくというような場になればということで、「育成・創造型美術館」という位置づけで、この館を開設していきたというふうに思っています。その目標とか理念というものは、先ほど申し上げたような形で4つの基本理念をもとに、これから展開していきたいなと思っているところです。いうならば、作って、それを我々としては育てていくと。将来に向けてですね。そんな美術館でありたいなあというふうに思っております。
記者)展示品で、先ほど版画等ということがありましたけれども、具体的にはどういった作品があるんですか。
市長)一番有名なのは、棟方志功の版画、他に、池田満寿夫さんの版画。
担当課)南薫造の絵画。安浦出身の。地元出身の作家のものがありますということで、近くということで。
記者)開館日は具体的にはまだ決まっていないんですか。
市長)来年の11月というとこだけです。これから日程については決めていきます。
記者)西条中央公園がまだ工事中だと思うんですけれども、西条中央公園はいつ工事が終わりますか。
市長)今年度末に竣工する予定になっています。
記者)3月。
市長)3月です。
記者)具体的に、公園も一体として活用していくということでしたが、例えばどういった使い方が想定されるんでしょうか。
市長)あそこでいろんな野外イベントができるようなスペースもありますし、まず、くららと美術館をつなぐ回廊のような形の整備をしています。その空間をうまく利用するということで、これまでにマルシェなんかもあそこでやられていると思いますけれども、そういうものですとか、酒まつりの時もあそこがひとつのイベントスペースとして使われるようになると思います。いろいろと木も植えられていたんですけれども、その木も一定の整理をしながら、そういう空間を造成していくということで、二つの施設をつなぐ回廊のような、そんなイメージを持っているところです。
記者)目玉の展示品として何か新しいものを購入するという考えはありますか。
市長)開館に向けていろいろ収集はこれからも続けていこうと思っているんですけれども、現時点ではこれが目玉というようなことのご紹介はできないかと思いますが、施設の中に、本市の陶芸家であります、木村芳郎さんが作られた高さ2mの阿吽像があり、これがエントランスに入ればすぐに見ることができるというものですから、これはひとつ目玉ではないかというふうに思います。木村ブルーで有名な、木村芳郎さんです。
記者)だいたいの[所蔵]点数はどのくらいの点数を。
担当課)現在の所蔵点数が、833点。
記者)今度新しくなった場合の所蔵点数の目標というのは。
担当課)目標値はとくにないが、いろいろな寄贈の話もあると思いますし、内容を見て、当館にふさわしいものであれば、着実に収集していくという考え方です。
記者)今の美術館は、新館の方にともなって、閉館ということですか。
市長)オープンの時点で閉館をしていくと。それまでは、向こうで所蔵しておくという使い方をしたいと思っています。
記者)今の美術館は築年数がだいぶ経っているんですか。
市長)築40年。
記者)新しい美術館の開館にあたって、学芸員の数というのはどのようになるのでしょうか。
担当課)館長1名と学芸員2名の3名がいます。
記者)その体制を維持してさらに所蔵品を増やしていくということですか。
市長)そうですね。現時点では。
記者)所蔵品や収集しているものが版画や陶芸作品という中で、そんなに大型ではないのかなと思うんですが、展示室と展示品のバランスというのが取れているのかなと。
市長)これまでは常設展示がなかなか難しかったんですね。今までの美術館は。今回、この図面でいくと、常設展示が2階、企画展示が3階というような形で運用していこうかなと考えています。
記者)展示室Bで常設展を行うということですか。
市長)そうですね。
記者)アートギャラリーというのは、今くららに市民ギャラリーがありますよね。これを維持しつつ、美術館でも展示ができるということですか。
市長)くららの市民ギャラリーは稼働率が非常に高くて、ほとんど100%に近いくらいです。市民のみなさんから、ああいうスペースが欲しいというような声もいただいていますので、そういう中で、くららではいろんな展示がされています。こちらは、美術品を中心として展示で、役割分担をしながらうまく市民ニーズに応えていこうというのが、この市民ギャラリーです。
記者)美術館の方のアートギャラリーというのは、料金はもう決まっていますか。
担当課)くららと同じ料金で。
記者)予約状況だったり、自分の作品の大きさによって、両方選べるように場所が増えているということでしょうか。
市長)いずれは市民のみなさんが美術館の方、くららの方と選んでこられると思うんですけれども、そのあたりは何か[担当課の方で]あるか。
担当課)くららは美術品以外でも、学校の発表とか、発表の場としてもギャラリーは使えるんですが、美術館は、美術品の展示に限った市民の展示スペースになります。そのあたりは連携を取っていきたいと思います。

「東広島市有害獣処理加工施設の開設

記者)指定管理者が食肉として流通させるジビエは、販売元は市になるんですか。それとも指定管理者になるんですか。
市長)指定管理者になります。利用料金制になります。
記者)個人も利用できるということですが、これは、個人が利用する場合は料金が必要になるんですか。
市長)利用料金が発生します。
担当課)1頭につき460円です。洗浄機の使用料ということになります。洗浄するのみの施設の利用になるんですが、1頭につき460円ですが、指定管理者がその範囲内で金額を定めることができるので、460円の範囲内で、これから指定管理者と協議をしてから検討していきます。
市長)だいたい個体洗浄を1時間くらいで想定して、460円くらいかなあと思っています。
記者)解体はここではできないんですか。
市長)解体は、法律にからんでくるんです。食品衛生の。ですので、個人の解体はそこではできない。
記者)食肉として流通させるということですが、主な出荷先はどのあたりになるんでしょうか。
市長)これまでこの株式会社東広島ジビエセンターの販売は、関東の方のレストラン。結構好評なんです。それは、さっき言ったように、「とめ差し」というのが大変重要な技術なんです。それが大変お上手な方で、この肉は大変、おそらく臭みもないということだと思いますが、首都圏の方では好評だと。
記者)今回もやはり、そういったところが出荷先に。
市長)それも主要なんですが、やはり地元で食べていただける、東広島のひとつのブランドとして育ってくれるといいなと思っています。
記者)イノシシとシカが対象ですね。これはどちらが多いですか。
担当課)今の処理頭数で言えば、シカの方が多い。
市長)さっき言った[捕獲数の]3,300[頭]の内訳は2,200[頭]がだいたいイノシシなんです。1,100[頭]がシカ。加工場の処理数1,500[頭]の内訳は?
担当課)これまでの実績で言いますと、昨年度、シカで460頭くらい、イノシシが310頭ぐらい。1,500の内訳はこれまでやってきているものの内訳をそのまま踏襲するような形にはなると考えていますので、半分半分ではないですけれども、シカの方がだいたい6割くらい、イノシシついては4割程度になるかと思っています。
市長)シカの方が高く売れるのか。
担当課)取れる時期にもよるんですが、シカの処理頭数の方が実際には多い状況です。これまで3,000頭くらいの捕獲頭数の中でイノシシの方が多いんですけど、イノシシについては継続的に処理ができるような形でやってはいこうとは考えていますが、1,500頭の内訳については、今のところ、4対6くらい。目標数値以上の数字を目指していき、イノシシを増やしていきたいというふうに考えています。
記者)今は関東の方には流通しているけれども、地元には流通がほとんどないということですか。
担当課)市内でも数件取り扱ってもらっているお店もあります。あとは広島市内です。市内の飲食店でも食べていただけるということも期待していますので、マッチングも市の方が取り組んでいきます。
記者)地元ではなくて首都圏向けの販売の方が好調というか、ブランディングが成功しているという状況なんですか。
市長)現状は。
記者)どのようなところが評判になっているんですか。
市長)処理の仕方で臭みがないであるとか、そういうことだと思います。
担当課)とめ差しの部分で血抜きがしっかりできているということで、匂いがしないということと、鮮度がかなりいいということがあります。品質的にはかなり好評をいただいているということで、関東であるとか関西の有名なお店で取り扱っていただくことによって、知名度もあがってくるということで、徐々に拡大をしていきたいというふうに考えています。

以上

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