弥生時代の貼石墳丘墓を検出!

更新日:2016年12月01日

東広島市西条下見の陣が平西2号遺跡で、弥生時代後期の貼石を持つ墳丘墓を検出しました(平成25年度)。

陣が平西2号遺跡は、広島大学の北、西条盆地の西側が望める低丘陵上で検出された弥生時代後期初頭の墳丘墓です。
平成26年2~3月に発掘調査を実施しました。

この墳丘墓は、既に墓地の造成によって一部が壊されていましたが、丘陵に直交して造られており、長辺13メートル以上、短辺10メートル以上の規模で、高さは0.6~0.8メートル程度と考えられます。
丘陵上側は溝状にカットされており、墳丘斜面には長さ10.5メートルにわたって貼石が施され、弥生時代後期初頭の土器や鉄器(曲刃鎌)などが出土しました。
埋葬施設は、木棺を埋置していたと考えられます。

墳丘に石を貼る墳丘墓は、弥生時代中期の終わりごろから後期にかけて山陰から中国山地に広く分布していますが、山陽側に位置する東広島地域はその分布圏の外側になります。
こうした墳丘墓は、一般的に「四隅突出型墳丘墓」と呼ばれています。しかし、三次市の花園遺跡などのように四隅が突出しない貼石墳丘墓も存在することから、陣が平西2号遺跡のものもこれらとの関係を検討する必要があります。

なお、墳丘背面から出土した鉄製の曲刃鎌は、右側を折り曲げてそこに木製の柄を付けたものです。長さ約13センチメートル、幅約3センチメートルで、朝鮮半島からもたらされたと考えられます。
この時期の鎌は国内でもあまり出土例がありません。

陣が平西2号遺跡の弥生墳丘墓発掘調査風景の写真

陣が平西2号遺跡の弥生墳丘墓発掘調査風景

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