学校紹介

郷田小学校は,東広島市の南西部に位置し,西は小田山（こたやま）,北に二神山（ふたがみやま）,鏡山（かがみやま）と美しい山々に囲まれた,平均標高約220メートルの賀茂台地の中にある学校です。
校区には,黒瀬川（くろせがわ）が流れ,大小の池や沼が点在し,そこでは絶滅危惧種に属する動植物がたくさん見られるなど,自然豊かなところです。小田山を源流とする小田山川（こたやまがわ）はいまだに清流が守られ,初夏にはホタルが乱舞し,市の名水にも選ばれた武士の滝（ぶしのたき）も夏季には人々の清涼を誘ってくれます。
校区の西側は,賀茂台地の中でも有数な米どころで豊かな自然の恵みを受けていますが,昭和の初め頃までは水不足に大層苦しんでいました。それを見かねた沖田嘉市（おきたかいち）翁は自ら私財を投げうち,のみと槌を手にして,中の峠を切り開いて隧道を通しました。この偉大な郷土の先人を讃え,次の時代にもその功績を伝えていこうと,毎年児童は沖田嘉市翁について学び,その内容を「沖田嘉市物語」として学習発表会の場で伝えています。
また,6年生は1年間を通じて金管バンドの活動に取り組んでいます。この活動は,先輩たちから後輩たちへと引き継がれ,約40年間も続いている郷田小学校の自慢の1つです。楽器の準備等は,自治協議会をはじめ,PTAや地域の方々からの大きな支援を頂いています。その金管バンドの発表演奏については,家庭や地域の方々など,多くのみなさまが大変楽しみにして下さっており,学校と家庭や地域の結び付きを一層強めるものとなっています。発表する6年生にとっても,発表演奏会での拍手や温かい声かけ等は,自己肯定感を高めるとともに,地域を愛する心を育むことにつながっています。
【令和6年4月8日現在】
児童数 384名
学級数 16学級