下水道に異物を流さないようお願いします

更新日:2020年06月18日

下水道施設に異物が流入して発生する故障が多発しています

東広島市内の下水道は、地理的制約から、道路内のマンホールにポンプを設置して圧送する「マンホールポンプ所」を多数設置しております。このマンホールポンプ所に異物が流入してポンプが停止する事態が最近多発しております。
下の写真は、ポンプの回転羽根に水に溶けにくい紙や下着、タオルなどが絡まって、ポンプが故障し、現地で緊急に分解整備を行った時の写真です。

東広島市内のマンホールポンプ場のポンプを分解した写真
ポンプの回転部に繊維状の異物が絡みついた写真

水に溶けにくい異物が流入してポンプに吸い込まれると、ポンプ内で絡まって羽根が回らなくなり、最悪の場合、ポンプを破損してしまう恐れがあります。
(マンホールポンプ所は電話回線等で常時監視しており、故障が発生したら現場に急行する体制になっていますが、現場到着までの時間がかかります。)
また、ポンプが故障すると、マンホールから汚水が溢れ出すとともに、接続しているお客様の排水設備(トイレ・排水口等)に汚水が逆流してしまう場合もあります。

マンホールポンプ修理のために車が道路に止まっている写真

 復旧作業は現地で直ちに行わざるを得ず、マンホールポンプ所の位置によっては近隣にお住いの方の通行に支障をきたす場合もあり、近隣へご迷惑をかけることになりますので、トイレットペーパー等の水に溶けやすいもの以外は下水道へ流さないようにしてください。

下水道は万能ではありません

マンホールポンプのない自然流下地区であっても、最終的には下水処理場の主ポンプが汚水をくみ上げて処理が行われます。
マンホールポンプ所や、下水処理場の故障を引き起こさないようにするためにも、次のようなものは下水道に流さないでください。

下水道に流してはいけないもの
流してはいけないもの 解説
水に溶けない紙類

原則としてトイレットペーパー以外の紙類は流さないでください

生理用品・紙おむつはもちろん、ティッシュペーパー、ペーパータオル、ウェットティッシュは絶対に流さないでください。
「トイレに流せる」トイレシートや、「トイレに流せる」おしり拭きも一度に多量に流すと詰まりやポンプ故障の原因となりますので、可燃ごみとして捨ててください。

布類

ポンプの回転羽根に絡みつくので布類は絶対に流さないでください

モップや雑巾、タオル、ハンカチ、下着等の衣類が絡まっていたことがあります。
トイレに落とした場合は必ず拾い上げ、そのまま流すことのないようお願いします。

残飯

できる限り、三角コーナー等のごみ箱に捨てるか、汚れを拭ったり、かき取ったりして、固形物のごみを流さないようにしてください。

固形の残飯などは、水をきれいにする微生物が栄養として取り込みにくく、水処理に支障をきたします。
フライパンや食器を洗う際にはスクレーパーを使うなどして、汚れをかき取ると、水や洗剤の節約になります。
(なお、東広島市内の下水道はディスポーザー非対応なのでディスポーザーは使用できません。

油類

下水道の処理に影響を及ぼすので、てんぷら油やエンジンオイルなどの残油・廃油類は絶対に流さないでください

大量の油は下水処理場の水をきれいにする微生物を殺してしまうとともに、固まってポンプや配管を詰まらせる原因にもなります。
油は固化剤で固めるか、紙やボロ布でふき取ったり、しみこませたりして、可燃ごみとして出してください。
また、揮発油が流入すると下水管内部で可燃ガスが充満し、何らかの理由で発火・爆発する危険性があります。

ぜひ、正しい使い方を守っていただきますようお願い申し上げます。

この記事に関するお問い合わせ先

下水道部 下水道施設課 施設係
〒739-8601
東広島市西条栄町8番29号 本館7階
電話:082-420-0403
ファックス:082-420-0404

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