令和3年9月29日開催

更新日:2021年09月29日

市長の記者会見を行いました。

発表事項

職員の逮捕について

配付資料

会見の様子

発表項目について、動画で確認できます。

外部リンク(You Tube)

会見録

※[ ]は注釈を加えたもの。

1 発表

職員の逮捕について

9月27日13時13分頃、公共事業を巡る収賄容疑で職員が逮捕され、現在拘留されているという事案が発生し、警察の捜査が行われているところです。市民の皆さんの安全安心を早期に確保するという観点から、平成30年7月、そして、今年の7月・8月に発生した豪雨災害の復旧に向け、職員が一丸となって取り組んでいる中での不祥事であり、市民の皆さんの信用を失墜するとともに、本市の名誉を著しく毀損したことに対し、心よりお詫びを申しあげます。

今回の事件の事実関係を確認の上、厳正な対処を今後してまいりたいと考えています。この度の逮捕は大変重く受けとめており、何が原因でこのような事態になっているのか、究明する必要があります。事件の発生に至った、当該被疑者の動機や経緯を調査し、個人的な倫理観欠如の問題なのか、或いは組織体制、人事処遇、公共事業執行、公共事業に内包するリスク、或いは、それのチェック体制の問題なのか、多面的な検証が必要であると考えています。今後、このような検証をする中で、これを教訓として市職員全員で共有し再発防止を図り、市民の皆様の信頼回復に努めていきたいと考えています。この度は誠に申し訳ありませんでした。

1(1)概要について、逮捕者は 主査 平岡 尚之 47歳。所属は建設部 維持課 安芸津維持分室。逮捕事由は、道路河川等維持業務に関する収賄容疑である。これは県警での逮捕直後の記者会見の理由であるが、市が発注する道路河川維持業務に関し、市内業者から、同社を受注業者に推奨するなどの有利かつ便宜な取り計らいを受けたことに対する謝礼及び今後の同様な取り計らいを受けたいとの趣旨であることを知りながら、自己の職務に関する賄賂として現金の供与を受けたもの、と言われている。今回の事案の経緯等は、9月27日月曜日13時13分頃に逮捕された。翌日の午前中に検察送致がなされ、現在、東広島警察署において拘留中である。これを受けた本市の当面の対応は、資料2のとおり、綱紀保持の徹底を図るため、昨日、全職員に対して通達を発出し、綱紀の保持を徹底することとしている。全所属で職場のミーティングを実施し、服務規律の遵守状況について点検を行う。さらに今後の対応として、事実関係の確認について、警察及び検察の捜査に全面的に協力をしつつ、事実関係の確認を行っていく。

次に、懲戒処分の検討だが、捜査により認定された事実、及び本人に対する本市から事情聴取を踏まえて処分を決定する。さらに、再発防止対策の検討ということで、まずこの原因を究明し、今回のようなことが再度起きないよう、多面的な検討が必要になってくると考えている。

2 質疑

職員の逮捕について

記者)緊急ミーティングの形態について、いつからいつまでの期間に行うのか、所属長から部下の職員に対して聞き取りという形なのか、全員で集まって話し合いをするという形なのか具体的な形態は。

総務部長)まずは所属長から所属の全員に対して綱紀保持の徹底を行うことと、現状の把握、どこに不正が入ってくるのかどうかの徹底。そしてまず速やかに所属全体でミーティングを行う。いつからいつまでという期間はなく、速やかに行ってもらい、その中で自分の部署で不正に関わりそうな部分の洗い出しと、皆でどうしていくのかを話し合い、個々に難しい点があるようならば、所属長がミーティングや面談をしていくことになるだろう。

記者)逮捕前に、市から聞き取りや調査をしたのか。あれば、どういった内容だったのか。

市長)事前に捜査を受けており、本人の面談もしている。しかし、捜査に関連することであるため、警察の方から口外はならないとされており、市として全容はまだつかめていない状況である。

記者)再発防止対策の検討と事実確認について、市の中でチームや組織を立ち上げるのか、それとも第三者委員会みたいなものを立ち上げるのか。

市長)まずは市内部の担当部長以上で、どのようなことから検証していくのかということを検討していきたい。第三者機関については、事案においては今後発生するかもしれないが、現時点では内部調査を徹底していくということで考えている。

記者)今回の維持業務に関して、一般競争入札された方々がいらっしゃったと思うが、平岡さんは入札を担う立場にあったのか。

市長)当該職員は技術職員で、工事の契約に係る設計書の作成から現場の監督、そして最終的な精算業務を担い、ご質問の契約関係については、契約担当部局が行うため、本人の出席はなかったものと思っている。

記者)維持業務は何人ぐらいで行われるものなのか。平岡さんだけが担っていたのか。

市長)どの業務かというのが市としてはまだ特定できていない。一般論で申し上げると、一つの工事案件について、監督員が主体的な業務をし、権限と責任を持ってやることになっている。この監督員について、一般監督員、係長クラスが担当する主任監督員、そして課長級が担当する総括監督員というような3段階で業務を実施していく。最終的には精算に至るまでに検査業務というものがあるが、これはまた別の検査担当職員が行っており、基本的には、不祥事が起きないような仕組みがとられている。本市においても、その対応をとっており、チェック体制は確保されていると認識している。

記者)今後の対応について、事実関係の確認や再発防止策の検討と言われたが、現在、家宅捜索で警察に多くの資料を押収されていると思う。具体的にどういったことを庁内で検討しているのか。

市長)現在、捜索が入り関係書類が全て警察の方にある状況の中で、どのような調査をしていくか。個別事案に焦点を絞れていない。どのような公共事業執行の中で、課題が起きうるのかということを再度検証しつつ、私は基本的なチェック体制は整っていると思っているが、果たして徹底できたのかということを含め検討していく必要がある。また、この事案が、組織全体の問題なのか、或いはこの担当職員の個人の私的生活の背景を含むことを原因・動機とする事案なのか、職員の話を聞きながら整理し、どのようなアプローチをしていくのか考えていく。この問題については、多面的に検討していく必要があるという認識でいる。

記者)今回、職員が逮捕されたことについて、市長の率直な思いを聞きたい。

市長)私自身も建設業に関わる仕事を長年やってきた。その間にいくつかの不祥事にも出会ったが、今回のような下請け業者のあっせんによる贈収賄は経験したことがなく大変驚いている。同時に、全職員が災害復旧に向けて全力を尽くしており、平成30年7月の災害は復旧完了に近づいてきた状況であり、7月・8月の再度災害を受けて、職員が全力でやってくれている中での不祥事であり、極めて遺憾に思っている。

記者)職員の逮捕ということは、市職員全体に与える影響もあると思う。周囲の目は、一職員の逮捕であっても、市全体が悪いと見られがちである。そういった点を、これからどのように打破していくか、また一職員の逮捕が市職員全体の仕事に与える影響をどのように改善していくのか、聞かせてほしい。

市長)就任して以降、過去にないような大規模災害や、昨年からのコロナの感染による様々な緊急対応があり、職員は毎日寝食を忘れてやってくれている。そういう中での事案だった。私は就任時、「正しい考え方」が重要であるということ、正しい考え方を持って職務に当たって欲しいということを述べた。正しい考え方というのは、一般的な倫理観ももちろんあるが、我々にとっては、公務員という職業倫理も徹底して欲しいということを、事あるごとに述べてきた。職場の中では相当にそういう気持ちが浸透してきた矢先に、このような事案が発生し大変残念に思っている。引き続き、綱紀の保持に向けて、本市が掲げている東広島市職員の行動理念に基づいた行動をしてもらえるよう、職員には訴えかけていきたい。

記者)市民の印象が「東広島市が悪い」というイメージを植え付ける可能性があると思う。災害の復旧など大変忙しい中、市職員のモチベーションが下がる懸念も心配される。どのように対処していくか。

市長)職員と一丸となって信頼回復に向けて、個々が高い倫理観を持ちながら、我々は公僕であるという意識の中で職務に専念していくことを職員の前で話をしていきたい。

記者)公共事業を巡ってはこれまでも全国で数々の不祥事があり、ルール作りも進んでいると思うが、そんな中でこのような事案が起こった。東広島市にこういう不祥事を起こす風土や隙間があったのか。

市長)これから検証しどのような結論がでるかわからないが、風土というよりも公共事業が代表するリスクの回避を、これまで様々な経験の中でルール化し組織的な対応をしてきたが、下請け業者斡旋によるこのような事案は、私は初めて聞いた。全国的にも無かったのではないかと思う。そういう意味で、ルール上の盲点だったかもしれない。これから検証してみないとわからないが、それぞれの場面で不祥事が起きないようにするには、高い倫理観に基づいた職務が重要になってくると思っている。公共事業に関しては、職員個々に大きな責任と権限がある業務を遂行してもらう必要があるため、より高い倫理観を持ちながら業務にあたらなければ、ルールだけでは解決できない問題もあると思う。

記者)事案が発生したのは月曜で、記者会見が月曜でも火曜でもなく、今日(水曜)になった理由は。

市長)逮捕直後に、遺憾であること、今後の対応についてのコメントを発出した。今回の件について、事前に状況が把握できていなかったこと、我々にとっては全容が明らかでない中での対応で、皆さん方に具体的なものを示すことができない状況であったため、まずはコメントの発出で市としての気持ちを表し、ある程度のことがわかりこれから我々がどうするかという方向性が見えた段階で、記者会見をすべきではないかと考えた。(逮捕から)少し時間がずれたということに対して、皆さん方に対しお詫びをする必要があると思う。提供できる情報がない中での記者会見はいかがなものかという判断でのこのような結果となった。改めてお詫び申しあげる。

記者)市の職員への市内部での再発防止策はわかったが、相手方である事業者に対してはどのような指導をしていくか。昨日、建設業者の方から「こういった事件が起きると、市内全ての建設業者が悪に見られ困る。真面目にやっている建設業者もあるということを話してもらえないか。」と相談を受けた。市長としてそういったところはどのようなお考えか。

市長)平成30年7月豪雨災害で、本市は県内で一番大きな被害であったが、ここまで復旧できたのは、建設業界の皆さんが業界を挙げて復旧に取り組んでくださったおかげであると思っている。発災当時、すぐに応急復旧に向けて、深夜でも復旧作業を続けてくれた業者の方が何者もあったということは、ここで報告しておきたい。建設業は自社で全てのことができればいいが、下請けの業者さんを使いながらやっていかざるをえないという状況がある。[平成30年7月豪雨からの]この3年間は、これまでなかったようなことが業界に求められたと思う。その中で、工期内で仕事をこなすためには、下請け業者の方々にご協力いただきながらやらざるをえないという実態があり、今回その隙間でこのような事件が発生したのではないかと推察した。建設業界の皆さんが本市の災害復旧に向けて、全力を尽くしてくださっていることに改めて感謝を申しあげたい。

記者)ミーティングや今後の検証の結果を報告書にまとめて公表する予定はあるか。

市長)報告書は今のところ考えていなかったが、どのような検証になるか、それを総括する中で今後本市のマニュアルの1つとして使えるようなものであるならば、公表可能である。そこも含めて考えていきたい。

記者)マニュアルがあり、それを更新する方向性なのか、マニュアルがない状況なのか。

市長)職員の倫理に関しては指針があり、公共事業の執行上のマニュアルもある。マニュアルの検証からスタートすることになるだろう。下請け業者や元請け業者との関係についてのルール作りが必要であれば公表していく。

記者)市役所の職員の中で、今回の容疑者2人の関係性やつながりの認識はあったか。

市長)つながりがあったことは、私は聞いていない。

記者)今回の報告を受けて、市民の反応は。

市長)私自身には、SNSで大変残念だというメールをいただいている。

担当課)窓口である職員課には市民からの苦情が現在21件届いている。

記者)市長が今回の事案について把握されたのはいつか。

市長)捜査に当たり書類の提出を求められ、その段階で関係部局から取り扱いについて話があった。全面的に協力するようにと話した。時期的なものは捜査に関係するためお答えできない。

記者)業者に対してはどのような再発防止策を求めていくのか。

市長)毎年、契約担当が契約制度の改定等について業界の皆様に説明する機会がある。そういった機会に発注者と契約者の間に、他に疑われる行為がないようにということは、これまでもお願いしてきたし、我々自身もしっかりやっていく必要がある。業界の皆さんにも、贈収賄といったことをお互いにしないという確認は必要であると思う。どのように行うかは今後検討する。

記者)平岡さんの勤務態度はいかがだったか。

市長)非常に熱心に仕事に取り組むと聞いている。

記者)今回の事案の原因は、ルールの精査が必要になるという認識でよいか。

市長)個人的な問題なのか、組織的な問題なのかは、これから捜査が進む中で原因が明確にわかってくるだろう。それを踏まえながら、結果を待つことなく両面から対応を検討していきたい。業務執行上の問題だと特定されると、それもあるが、別の要因もあるのではないかと。

記者)結果というのは。

市長)警察の捜査が進み、起訴という段階になれば罪状が明らかになり、その後裁判を踏まえて刑の確定ということがあると思うが、その中でどのような判決が出るのかを念頭におきつつ対応していく必要がある。

記者)今回の事件を受け、市長の責任はご自身でどう考えているか。

市長)任命権者であるため、任命権上の責任はあると思っている。

記者)任命権者としての対応について、具体的な行動は検討しているか。

市長)まだ考えていないが、これまでの職員の処分に応じた任命権者の責任があると思われる。そのようなものを参考にしながら考えていく。

記者)来年1月の市長選への影響はどう考えているか。

市長)この事件がどのような形で決着するか見えていない。それ次第で影響があるかないか。

記者)すぐに影響が出るとは考えていないということか。

市長)この問題が組織上の問題であるならば、かなり大きな問題だと思う。個人のモラルの問題であれば、責任の取り方は変わってくるのではないか。

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