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東広島定住サポートセンター(広報戦略課内)

月曜日~金曜日(12月29日~1月3日、祝日は除く)

8時30分~17時15分

”東広島LOVEな人”に聞いてみた
移住・創業インタビュー

レモン農家 / 甲斐 直樹 さん

◎東広島市安芸津町在住 35歳 ◎居住歴:9年 ◎出身地:千葉県
※2020年11月取材時

レモン園から広がる夢
農業を通じて地域に恩返しを

インターネットで偶然見つけた「農業研修生募集」の記事がきっかけで、2011年8月、安芸津町へ移住。レモン園の後継者になり、レモンやミカン、ジャガイモなどを栽培している。竹原市出身の妻と2014年に結婚。6歳の娘、2歳の息子と4人暮らし。

レモンの通年出荷を目指す

高齢の園主さんが、長年大切に手入れしてきたレモン園を引き継いで7年。作付面積を1haから2haに拡大し、妻と農業研修生と3人で毎日汗を流しています。
先代から引き継いだ青島ミカン(温州ミカンの一種)の木は元気いっぱい。2年に一度だけ収穫する「隔年交互結実栽培」でたわわに実をつけます。12月に収穫して貯蔵し、年明けから春にかけて出荷。追熟すると甘さが濃厚になり、同時に他産地と出荷時期をずらせるので、価格低下が防げます。
今、目指しているのがレモンの通年出荷。通常の出荷時期は、露地栽培が10〜翌5月、ハウス栽培が7〜9月です。栽培技術を磨き、年間でレモンが最も品薄になる5〜6月にも出荷できるようになれば収入が安定します。
農業で生計を立てるには、技術力と経営力の両方が大事。失敗も多々ありましたが、JAの指導員さんや先輩農家さん、生産者グループの仲間たちなど、多くの人に教え導いてもらったおかげで、ここまでやってこられたと思います。

10年先、15年先を見越して

かんきつの木の寿命は25~30年。しかも苗を植えてから実がなるまでに、最低でも5年はかかります。先代から引き継いだ木が元気な間に、次世代の木を育てるため、長期的な計画が必要です。苗を植えながら想像するのは、10年後、15年後のこと。「この木が立派に実をつける時、子どもたちは高校生か、大学生かなあ」と、苗とわが子の成長をついつい重ねてしまいます。
私には、これからかなえたい夢が2つあります。1つは、高齢の農家さんから園地・畑を引き継ぎ、規模拡大をして産地維持に貢献すること。増え続ける耕作放棄地の活用も、視野に入れています。もう1つは、技術力と経営力をもっと高めて、就農希望者を受け入れ、独立をサポートできる存在になること。農業を通じて地域に恩返しができれば、こんな幸せなことはないと思います。

熱意を伝え共感の輪を広げる

最近は、移住に興味を持っている皆さんに体験談を話す機会が増えました。いつも伝えているのは、「難しく考えず、旅行感覚で気軽に飛び込んでみて」。研修制度なども活用して、まずは現地に行き、いろいろと体験してみるといいと思います。移住・定住を決めた後は、「これがやりたい」という目標を明確にし、熱意を周囲の人に伝えること。自分の思いに共感してくれる人が現れ、可能性がどんどん広がっていきます。
私の場合も、スタートは短期間の農業研修生。そこで「安芸津で農業がしたい」という人生の目標ができ、多くの方の応援があってレモン園の後継者になれました。人手が足りない時は援農ボランティアさんに助けてもらい、その縁で妻と出会い、結婚。お互いに長所・短所を補い合える、農業でも子育てでも最高のパートナーです。地域の清掃活動や祭り、運動会などにもよく参加しているので、ご近所さんとは家族ぐるみのお付き合い。地域の皆さんには就農を応援してもらい、うちの子たちもかわいがってもらっています。移住して後悔したことは、一度もありません。「安芸津に住んでよかった」と心から思う毎日です。