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東広島定住サポートセンター(広報戦略課内)

月曜日~金曜日(12月29日~1月3日、祝日は除く)

8時30分~17時15分

”東広島LOVEな人”に聞いてみた
移住・創業インタビュー

野菜料理人 / 田野実温代さん

◎東広島市豊栄町在住 29歳 ◎居住歴:6カ月 ◎出身地:栃木県
※2019年12月取材時

作る人と食べる人の
思いをつないでいく

大学で植物について研究し、卒業後は神奈川県の環境関連の企業に勤務。自身の生活を見直す中で食の大切さに気付き、野菜メインの料理教室を企画する。野菜について深く知るため、全国の農家を訪問するうち、セントルマルシェ(豊栄町・福富町・河内町の魅力を発信する産直市場)に出合い、2018年に広島市に転居し運営に関わる。2019年7月に豊栄町に移住し、地域おこし協力隊員に就任。

豊栄町の野菜は“性格がいい”

セントルマルシェを手伝ううちに「この地に住めば、もっと見えてくるものがあるはず」と考え、豊栄町の地域おこし協力隊員になりました。広島県内でも標高が高い豊栄町は、特産のリンゴやゴボウに加え、多種多様な野菜ができる産地です。
首都圏に暮らす同世代の友人のほとんどが、野菜不足を感じています。そこで、20〜30代の方に野菜を食べてもらうことが、私のメインの仕事です。野菜のおいしい食べ方を伝えるために、まず自分自身が農業や野菜について正しく理解しようと、日々、農家さんを訪問。皆さん気さくに私を受け入れてくれ、畑で野菜を見ながら、植え方や収穫方法、品種ごとの違い、調理方法など、いろいろと教えてくださいます。収穫させてもらった水菜は葉っぱがシャキシャキ、サトイモはツヤツヤ、ホクホク。取れたての野菜を食べるのは、最高のぜいたくです。全国各地の野菜を食べてきましたが、豊栄町の野菜は“性格がいい”。水に恵まれた高地で、優しくて穏やかな農家の皆さんが作るからだと思います。

野菜のおいしさを知ってもらいたい

若い世代に野菜の食べ方を広める活動の一つとして、出張料理をしています。例えば、東京圏と広島県の若者が共に地域づくりに取り組む事業「ひろしま里山ウェーブ」では、夕食時に東広島市の野菜をたくさん味わってもらいました。広島大学そばのカフェでは、学生と地域をつなぐイベントに野菜料理を提供。サトイモをシチューに入れるなど、野菜の個性が感じられる料理を目指しています。
もう一つの活動が、私が考案したレシピを地域の皆さんと一緒に調理する「野菜Labo」です。白菜、白ネギ、ゴボウなど、豊栄町で豊富に収穫される季節の野菜の中から、毎回テーマ野菜を一つ選定。2019年12月には白菜を取り上げ、外葉はロール白菜、中心部はポタージュにと、部位ごとに使い分けて味わってみました。食べ慣れた野菜でも、角度を変えて新しい魅力を探していくことで、「野菜をおいしく食べるチカラ」を高めていくのが目的です。「野菜Labo」の活動の中から、生産者さんがレシピを添えて野菜を販売したり、地域の飲食店と生産者さんが連携したり、豊栄町に暮らす皆さんの食が充実したり…といった広がりが生まれればうれしいです。

“らしさ”が表現されたデザイン

私はイラストを描くのが好きで、地域イベントのチラシなども作っています。以前は「目立たせたい」「ナチュラルな雰囲気にしたい」といった自分の好みが先行していましたが、農家の皆さんとの交流が深まるうちに、向き合い方が少し変わってきました。猛暑の夏も身を切るような寒さの冬も、コツコツと努力されていること。苦労が大きい分だけ、収穫の時には大きな達成感を感じていらっしゃること。そんな生産者の実情を知り“らしさ”を表現しなければ、ひとりよがりで何も伝わらないチラシになってしまいます。豊栄町で私は、「野菜を作る人の思いを、食べる人につなげる存在になりたい」と願うようになりました。
地域づくり協力隊の任期は最長3年。当面の目標は、「野菜Labo」の取り組みの輪を広げていくことです。その先の人生でも「いつも真ん中に野菜がある暮らし」をライフワークにしていきたいと思います。