令和3年度東広島熟年マイスター教育講座

更新日:2022年04月04日

第10回

3月23日(水曜日)に修了認定及び閉講式・記念講演を行いました。

今年度は、3コース70名の方が修了認定され、各コースの代表者1名ずつが登壇し、修了証を受け取りました。

記念講演は、東広島熟年大学学長 山内 吉治先生を講師にお招きし、「高齢者の生き方を考える~幸福論をめぐって~」と題して、ご講演いただきました。様々な本や資料を使って、「幸せとは何か」、「幸せに生きるとは何か」についてお話しいただきました。幸せは自分の生き方で決まるそうです。そして、自分の生き方を決めるための自己確立は一生の課題なのだそうです。

本講座で学んだことが受講された皆さんの生活に少しでもお役に立てれば幸いです。

山内吉治氏の講演の様子

⼭内先⽣の豊富なご経験からくるお話は受講者の皆さんの⼼に響いたのではないでしょうか

岡田生涯学習部長のあいさつ

閉講にあたり、本講座の学⻑・⽣涯学習部⻑があいさつをしました

修了証授与の様子

各コースの代表者1名ずつが修了証を受け取りました

第9回

3月14日(月曜日)に3コース合同で、第9回を実施しました。

第9回目は「これからの地域づくり」と題し、東広島市地域共生推進課の岡村 智行氏、森近 真穂氏を講師にお迎えし、東広島市教育委員会生涯学習課課長補佐兼社会教育主事 福永崇志と同課社会教育指導員 岡田良二とともに講師を務めました。

はじめに、福永社会教育主事が講師を務め、「生涯学習」の定義や東広島市における生涯学習の取組みについて説明しました。また、本講座でそれぞれのコースで学んできたことを振り返り、受講者の皆さんに学びを絶やさないでほしいことを熱く語りました。

次に、地域共生推進課の岡村氏、森近氏から、「地域共生社会」の説明と、東広島市内で行われている、取り組みの事例紹介がありました。

最後に、岡田社会教育指導員が歌を披露し、歌を通じて、地域とのつながりについて考えました。歌の合間に入る、経験談にはうなずく受講者も多く見られました。

新型コロナウイルス感染症の影響で、3か月ぶりの開講となり、本講座は1ヶ月遅れの開催となりましたが、受講者の皆さんは、変わらぬ熱意で受講されていました。

昨年10月に開講した東広島熟年マイスター教育講座も、次回で最終回となります。ここまで学んできたことが、皆さんの生活の一助となっていたら幸いです。

生涯学習課 課長補佐 福永が生涯学習について話しました
地域共生推進課から地域共生社会の説明がありました
生涯学習課の岡田がギターを手に熱唱します

第8回

1月27日(木曜日)に実施を予定しておりました、東広島熟年マイスター教育講座第8回は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴うまん延防止等重点措置発令のため、中止となりました。

第7回

1月16日(日曜日)に実施を予定しておりました、東広島熟年マイスター教育講座第7回は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴うまん延防止等重点措置発令のため、中止となりました。

第6回

人間・生活専攻コース

第6回目は「ACP(人生会議)」と題して、東広島市地区医師会地域連携室 室長の三上 雅美様を講師にお招きし、豊かな人生を送り、終えるための心づもりについて学びました。

「ACP(人生会議)」とは、これから受ける医療やケアについて、自分の考えを家族や医療者と話をして、「私の心づもり」として、文書に残すことです。今回の講座では、カードを使って、「私の心づもり」を整理しました。カードには、医療や葬式、お墓や遺産のことなど、いわゆる終活に関係する事柄が書かれています。受講者は、そのカードの中から、自分にとって大切だと思う事柄が書かれたカードを3つ選びました。その後、選んだカードとその理由を発表し、意見交換をしました。自分にとって大切なことを選ぶ、ということもACP(人生会議)の第1歩なのだそうです。

人はそれぞれ、人生観や思いに基づく人生設計をもって、将来のことを考えています。ACP(人生会議)は「人生の最後をどう生きるか」ではなく、「人生の最後までどう生き抜くか」を考えるものです。最後まで豊かな人生を送るため、ACP(人生会議)をしてみてはいかがでしょうか。

ACPについて説明をされる講師の三上さん
「私の心づもり」がかかれたカードを選びます

健康・スポーツ専攻コース

「運動はクスリ」と題して、広島大学名誉教授、渡部先生に講義していただきました。

加齢に伴う体力の変化を調べるため、20歳から70歳の全身持久力や握力、開眼片足立ち、上体起こしの4項目について、測定した研究があります。それによると、加齢によって一番落ちないものは「握力」で、一番落ちるものは「開眼片足立ち(バランス)」でした。バランスは転倒に関係する因子で、グラフを見ると60代から70代にかけて、さらにガクンと落ちていることが分かります。
加齢による体力の衰えを緩和するために、渡部先生は6つの熟年期のトレーニング目標を紹介してくれました。
1.脚や腰などの全身を動かすための筋力を維持する。
2.歩行機能を維持する生活体力をつける。
3.転倒を回避・予防するためのバランスをつける。
4.息切れを防ぐ全身持久力をつける。
5.関節の可動域を広げ、しなやかな身体にする柔軟性をつける。
6.肩こりや腰痛を軽減するストレッチをする。

また、熟年期のトレーニング目標を達成するための「持久力プログラム」と「ダイナミック・ストレッチング」を受講者の皆さんと実際に行いました。ゆっくり大きく行う運動で、身体に負荷をかけずに長く続けられるところがいい運動プログラムです。

グラフ
運動プログラム
渡部先生

地域・共生専攻コース

第6回目は「人権教育「コロナ禍3つの感染症」」と題し、東広島市教育委員会生涯学習課社会教育指導員 岡田良二が講師を務めました。

新型コロナウイルス3つの感染症
第1感染症「病気そのもの」
⇒未知なウイルスでわからないことが多く、不安が生まれる。
第2感染症「不安と恐れ」
⇒不安が判断力を弱め、真実が見えなくなり、自分を安心させようとする防御本能が働き、特定の人を責めようとする。
第3感染症「嫌悪・偏見・差別」
⇒弱まった判断力は、特定の人への「嫌悪・偏見」に変わり、差別的言動が生じる。

この3つの感染症は負のスパイラルです。コロナについて様々な情報や憶測が日々飛び交い、その情報によって人は戸惑いや不安が生じ余裕がなくなります。人に余裕がなくなった時、差別が出やすくなります。様々な情報から正しい情報を見極める力を持つために、余裕がない時こそ「一息」ついて落ち着きましょう。そうすれば「誹謗・中傷」が「感謝・敬意」に変わるかもしれません。
日頃から人と人はつながっています。つながりは人にとっての強みです。つながり(地域共生)を大事にしていきましょう。

第5回

人間・生活専攻コース

第5回目は「金融犯罪・トラブルを防ぐ」と題して、中国財務局金融監督第三課 専門調査員の上田 祥代様を講師にお招きし、特殊詐欺や金融トラブルについて学びました。

特殊詐欺や金融商品トラブル、キャッシュレス決済について、事例を交えながらお話しいただきました。今年は、「医療費や保険料が返ってきますよ」という電話で、お金を振り込ませる「還付金詐欺」が急増しているそうです。実際の特殊詐欺の事例の再現音声も聞きましたが、詐欺師の巧妙な説明に、「これはだまされてもおかしくないな」と思った受講者の方も多かったようです。

「自分は絶対だまされない」と思いがちな特殊詐欺ですが、、最近は、詐欺の手口が巧妙になっていて、「だまされる方が悪い」のではなく、「だます相手がつけこみ上手」なのだそうです。お金について、「うまい話」はありません。特殊詐欺の被害にあわないために、家族や地域の皆さんとしっかり話し合っておくことが大切ですね。

最後に、詐欺かも?と思ったときに役に立つ電話番号を紹介します。

電話番号:188

消費者ホットラインにつながります。あれ?と思ったら、専門家に相談しましょう!

講師の上田 祥代さん
特殊詐欺について説明を聞きます

健康・スポーツ専攻コース

広島県立障害者リハビリテーションセンター スポーツ交流センターおりづるで「ボッチャ体験」をしました。

東京2020パラリンピックの種目になって話題のボッチャ。ボッチャはイタリア語で「ボール」という意味だそう。脳性まひなど比較的重い運動機能障害のある人のためにヨーロッパで生まれたスポーツです。

6個のボールを順番に投げて、ジャックボールと呼ばれる白いボールにいかに近づけるかを競います。ボールは投げても、転がしても、蹴ってもよく、投球フォームは自由です。カーリングに似ており、相手のボールを弾いたり、ジャックボールに当てて動かしたりと、戦略が重要な競技となっています。ボールは、規定に沿えば自由に作ることができるため、選手はマイボールを持参します。表面や中に入れる素材を工夫することでボールの硬さや転がりやすさを変えて、状況に応じて使い分けるそうです。

今回は、革製のボールを使って、総当たり戦を行いました。白いジャックボールの前にガードを置く知略や、ジャックボールと敵ボールの間にポトリと自ボールを落とすスーパーショットが見られました。

受講者さんからは激しすぎず、調度よく運動できるスポーツだった、年齢を問わず楽しめた、地域でも広めていきたい、楽しかったとお声をいただきました。

 

こらかかちん
こらかかんち2
ほる

地域・共生専攻コース

第5回目は「避難所生活を考える」と題し、東広島市社会福祉協議会 企画福祉課の影山 利徳様を講師にお招きし、ご講義いただきました。

前半は災害の一連の流れや平常時から自分たちにできることを、前回の振り返りを踏まえながら、お話しいただきました。
平常時からできることとして、ハザードマップを事前に確認、非常用持ち出し袋を準備、非常食の確保など、平常時からの準備の必要性について確認しました。
発災前、発災時には、災害が起きる前に安全な所を通って避難すること、周りの人に避難しようと声掛けをすること、何より自分の命を守ることの重要性についても再確認しました。

後半は発災後の避難所生活を想定して、避難所生活で役立つ段ボールベッドと新聞紙スリッパを作製しました。
段ボールベッドは、工具を使わず素手のみで簡易に作製でき、防寒・防暑対策や足腰の負担軽減などの効果があり、受講生からは「思ったより丈夫で驚いた」、「作製する際は率先して協力したい」などの声が聞けました。
新聞紙スリッパは、新聞紙があれば簡単に作製でき、防寒対策や衛生面での対策にもなり、緊急時に大変役に立つアイテムをご紹介いただきました。新聞紙は保温効果があるため、いろいろなことに役立ちそうですね。

皆さんも今一度、自分や大切な人を守るため、災害について考え備えてみてはいかがでしょうか。

 

第1期生同窓会 with ゆーすふる・チャレンジャー

11月21日(土曜日)に、憩いの森公園にて、東広島熟年マイスター教育講座第1期生同窓会を行いました。昨年、熟年マイスター教育講座を受講された8名の方が参加しました。スペシャルゲストとして、ゆーすふる・チャレンジャーの皆さんにも協力、参加していただき、3つのグループに分かれて、交流会や龍王山登山を楽しみました。

最初のアイスブレイクでは、自己紹介やゆーすふる・チャレンジャーの皆さんが企画したゲームを楽しみました。

龍王山登山は、ゆーすふる・チャレンジャーの皆さんや事務局員よりも、同窓生の皆さんの方が、元気な様子もうかがえました。龍王山の山頂では、集合写真も撮りました。険しい山道を世代間交流を楽しみながら、一緒に協力して登ったからでしょうか、同窓生の皆さんも、ゆーすふる・チャレンジャーの皆さんもとてもいい顔をしていました。

下山後は、セミナーハウスで交流会を行いました。はじめに生涯学習課課長補佐 福永 崇志がつながりの大切さについて話をし、その後、グループで地域のつながりづくりのためにしていること、これからしたいことを付箋に書き出しました。そして、それぞれのグループで出た意見を発表しました。

最後に、「ふるさと」を合唱して同窓会は閉会しました。同窓生の皆さんもゆーすふる・チャレンジャーの皆さんも、普段あまり交流がない世代の人と交流ができ、素敵な同窓会になったのではないでしょうか。これからも世代を超えた地域のつながりが広がっていきますように。

ゆーすふる・チャレンジャーの代表者が挨拶をしました

ゆーすふる・チャレンジャーの代表者があいさつをしました

龍王山山頂での集合写真

龍王山山頂で集合写真を撮りました

「ツナ」と「ガリ」で「つながり」とのことです……

生涯学習課課長補佐 福永 崇志が「つながり」の大切さを伝えました。ちなみに「ツナ」缶と、お寿司の「ガリ」の違うものどうしをかけあわせて「つながり」を表しています

地域のつながりについて考える様子

地域のつながりづくりのためにしていること、できることについて、グループで話し合いました

第4回

人間・生活専攻コース

第4回目は「世界の問題について考える」と題して、JICA中国にて、JICA中国開発教育支援事業担当の林 さやか様に、ご講義いただきました。

前半は、国際協力の大切さについて講義を受けた後、グループに分かれ、2つのゲームを通じて、世界の文化の違いや問題について考えました。1つ目のゲームは、「これは、何?」。民芸品と、食事や人、町並みの写真を組み合わせ、民芸品の使い方も推測しました。2つ目のゲームは「相互依存カードゲーム」。10円玉やキャンディーなどの製品と、その原材料が描かれたカードを机の上に並べて、どの原材料からどんな製品が作られているのかを推測しました。カードの裏には、原材料がとれる国の国旗と国名が書かれていて、身近なものの原材料がどこの国で作られているのかを知り、考えるきっかけにもなりました。

後半は、民族衣装・楽器の体験をしました。いろいろな国の民族衣装を着たり、楽器を演奏して、楽しみながら、世界の文化にふれることができました。

他の国のことは、遠い話、自分たちには関係ない話と考えがちです。でも、人と人が支え合い助け合っているように、国と国も支え合い助け合っているのです。今、あなたが使っているもの、食べているものの原材料は、どこの国で作られたものでしょうか。その国は、どういう社会状況や文化なのでしょうか。ちょっとしたことから、世界の問題にも目を向けてみたいものです。

「これは何?」ゲームの様子
「相互依存カードゲーム」の様子

健康・スポーツ専攻コース

憩いの森公園で「愉快なウォーキング」と題して、広島大学名誉教授 渡部 和彦先生にお話ししていただきました。

前半に講義、後半に実践を行いました。講義では、「転ばないためにはどうすればよいか?・・・それは、転びそうになった時に、“一歩”足をだすことができたら、絶対に人間は転ばないんだ!」と、人体構造に触れて理論的に説明していただきました。また、一歩、足を出すための反射を鍛えるワークを伝授していただきました。

実践では、龍王山の中腹コースを歩きました。ウォーキングは「ピッチ(速さ)」と「ストライド(歩幅)」が大切!ということで、同じ運動時間でも、ピッチが速くなればなるほど、ストライドが大きくなればなるほど、運動の負荷度が上がるので、効率よく鍛えられることを学びました。あまりにも負荷をかけすぎるとケガの恐れがあります。最も重要なことは、自分に適した負荷の度合いを知る、つまり、歩くときに色々試してみて、自分が無理なく歩けるピッチとストライドを見つけることでした。

紅葉狩りによい季節ですから、ウォーキングの際はぜひピッチとストライドを意識してみてください。

運動は薬

歩行を約2か月続けると、体重には表れにくいけど、体内では脂肪組織量が減って、除脂肪組織量(筋肉)が増える変化がおこってます。

紅葉

絶好の紅葉狩り日和に開講できました!

体操

転倒予防ステップを4種類教わりました。

地域・共生専攻コース

第4回目は「災害時に備える日常のつながりづくり」と題し、東広島市社会福祉協議会 企画福祉課の影山 利徳様を講師にお招きし、ご講義いただきました。

本講座では避難所運営ゲームHUG(ハグ)を体験しました。HUGの意味は「抱きしめる」だそうです。
H:hinanzyo 避難所
U:unei 運営
G:game ゲーム

ゲームの内容はグループで避難者の年齢、性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するものでした。

ゲームでは避難者の要望、属性に応じた対応、今後の状況・環境変化など様々な可能性を考慮しながら進めていく難しさを感じました。各グループでは、活発に意見交換をしながら、他人の意見を否定せず「こういった考えもあるのか」と他人の価値観を理解するとともに、避難所のことを考える「きっかけ作り」となりました。

また、災害対応は災害の起きていない通常時の取り組みが大切で、一人一人の意識の向上が重要だと学ぶことができ、大変有意義な時間となりました。

 

第3回

人間・生活専攻コース

第3回目は「人権教育~新型コロナウィルスの3つの感染経路を断ち切る~」と題して、生涯学習課の社会教育指導員、岡田良二が講師を講師を務め、コロナ禍での人権問題について、学び、考えました。

新型コロナウイルスには「3つの感染症」があるそうです。1つ目は「病気そのもの」、2つ目は「不安と恐れ」、3つ目が「嫌悪・偏見・差別」。悲しいことに、新型コロナウイルス感染症に対する誹謗中傷のニュースをよく耳にしますよね。差別や誹謗中傷は、無知から始まることが多いとか。そのため、差別や誹謗中傷をなくすためには、まず「事実をしっかり知ること」が大切なのです。

また、岩手県や小さな島での新型コロナウイルス感染症の事例から、人の温かさ、人と人とのつながりの大切さを学びました。そして、受講者一人一人が自分にできることを考えました。

最後に、岡田社会教育指導員がギターを持ち、歌を歌いました。コロナ禍でなければ、受講者の皆さんも一緒に歌うのですが、今回は、手拍子で我慢。それでも、会場が一つにつながったように感じました。

人は一人では生きていけません。こういうときだからこそ、人と人とのつながりを大切にし、自分にできることを考え、行動したいものですね。

講師を務めた岡田良二社会教育指導員
岡田良二社会教育指導員が歌を歌いました。受講者は手拍子でリズムに乗ります

健康・スポーツ専攻コース

第3回講座「高齢者新体力テスト」を行いました。

今回、受講者の皆さんは、全6種目(6分間歩行、10m障害物歩行、握力、上体起こし、長座体前屈、開眼片足立ち)に挑戦しました。運動前には保健師さんのメディカルチェックを受けて、入念に準備体操をしました。6分間歩行は、1週90mのトラックを6分間歩き続ける種目で、市職員や保健師さんも参加しました。皆さん、健脚揃いで、市職員(20代)を次々に追い越すほどでした。日常ではあまりしない動きの10m障害物歩行や開眼片足立ちに苦戦する一方で、握力や長座体前屈では好記録を出されており、和気あいあいと測定ができました。

受講後のふりかえりシートには、「めずらしい体力テストが楽しかった」「自分で思っていたより体力が落ちていた」「不得意な運動もあると気づいた」と、自分の体力と向き合ういい機会となりました。

準備運動

念入りにストレッチしました。青学の原先生おススメの足上げ運動もしました。

上体起こしの画像

上体起こし、「もう少し!がんばってー」と声をかけ合いながら、頑張りました。

6分間歩行

6分間歩行、皆さん、抜群の健脚です!

地域・共生専攻コース

第3回目は「支えあいの地域づくり」と題し、東広島市社会福祉協議会、東広島市地域共生推進課の皆様を講師にお招きし、ご講義いただきました。

本講座では助け合いゲームを体験し、地域の支えあいづくりの大切さについて学びました。助け合い体験ゲームでは、受講生が90歳の自分を想定して、その時に困りそうなこと、できなくなりそうなことが書かれたカードを3枚選びました。
カードの内容は「家具の移動」「役所の手続き」「買い物」など、今では日常的にしていることやできていることでも、90歳を想定すると難しくなりそうなカードがたくさんありました。

選んだカードはグループ内で順番に発表をし、他のメンバーが「それならできるよ!」「それは得意じゃけんやるよ!」とカードを受け取っていきました。
最終的に受講生の手元には、困りそうなことやできなくなりそうなカードはなくなり、得意なことやできるカードが残りました。

このように、困っている時は「助けて」と声に出すこと、困っている人がいれば「助けるよ」と声を掛けてあげる大切さを、体験ゲームを通して学びました。
また、支えあい活動には“ちょっとした、支えあい”が必要だということを学び、日頃の何気ない心遣い・気遣いが支えあいづくりに繋がるのではないでしょうか。

第2回

人間・生活専攻コース

第2回目は「SDGsカードゲームから学ぶ」ということで、東広島市青年会議所の皆さんを講師にお招きし、SDGsとはどういうものなのかカードゲームを通じて学びました。

このゲームでは、会場が一つの世界、各チームが国となり、それぞれの国の目標を達成するために、カードにかかれた「事業」を行います。「事業」をするごとに世界の状況(経済・環境・社会の3つの観点)が変動し、その影響で実行できない事業も出てきます。自分の国の目標達成だけを考えるのではなく、他国や世界の状況の安定を考えていくことが重要なゲームでした。

最後にSDGsは非常に身近な問題であることを確認しました。ポテトチップスが、実は遠い南の国の森林伐採につながっているとか。自分たちの行動が、未来の子どもたちだけでなく、遠くの国にも影響を与える、ということをちょっと意識して生活するだけでも、世界は変わっていくのかもしれません。

SDGsカードゲームをする様子
熟年マイスターの世界の状況。「経済」がとびぬけて発展しています

健康・スポーツ専攻コース

2回目は「食べる幸せ~歯が命:健康は健口から~」と題して、東広島市歯科医師会から佐竹田 久先生に講演していただきました。

お口の健康は、全身の健康を守ることにつながることを学び、ハッとした受講生も多かったようです。お口の健康を損なうと、食べることが難しくなるだけでなく、病気の原因になったり転倒の危険性が高まったりと、考えてもみなかったことにつながります。

長年、東広島で歯科医院を開かれている先生からの、豊富な治療実績をもとにしたお話は分かりやすく、家に帰ってからすぐにでも実行できそうなケアやトレーニングの方法も教えていただき、大変充実した時間となりました。

歯磨きをする写真
歯を守ろう

地域・共生専攻コース

第2回目は「地域共生社会の実現に向けて」と題し、東広島市社会福祉協議会の岡村智行氏、東広島市地域共生推進課 河内文子氏、森近真穂氏を講師に招き、ご講義いただきました。

地域共生社会の実現には、確実な未来”人口減少“がすすむなかで「つながり」の再構築、みんなで地域づくり(見守り・支え合い・孤立の防止)が必要になってくること、地域づくりは誰かのためでもあり、なにより“自分のため”でもあることを学びました。

グループワークでは、受講生がそれぞれ地域で行っている活動について意見交換をし、その地域活動が出会いや学び、地域づくりにつながっていることを共有し、大変有意義な時間となりました。

第1回 開講式・記念講演「笑いと涙、絆の力!福寿への生活リズム健康法」

10月2日に「東広島熟年マイスター教育講座」第1回を開催しました。

この講座では、誰もが100歳まで生きることが当たり前となる時代に備えるため、「人間・生活専攻コース」、「健康・スポーツ専攻コース」、「地域・共生専攻コース」の3コースに分かれ、「これからの生きがいづくり」の基礎・基本を体系的に学んでいきます。

第1回目は3コース共通で、受講者68人の参加のもと、開講式と記念講演を行いました。

広島国際大学健康科学部 学部長の田中 秀樹先生をお招きし、「笑いと涙、絆の力!福寿への生活リズム健康法」をご講演いただきました。先生のご専門の「睡眠」の重要性だけでなく、「笑うこと」と「泣くこと」の大切さを教えていただきました。

実は、「泣くこと」にはリラックスさせる効果があるとか。また、無理に笑うのではなく、「作り笑顔」やリズムにのせて「ワッハッハ」と言うことも、笑うことと同じ効果があるなどのお話もありました。

最後に、この講座に懸ける想いを、川柳にして詠みました。受講者の皆さんの熱い思いのこもった川柳に私たち事務局員もパワーをいただきました!

人生、これから。学び、ここから。全10回の講座を通じて、ともに学び、成長していきたいと思います。

開講にあたり、生涯学習部長の岡田が挨拶をしました

開講にあたり、本講座の学長・生涯学習部長があいさつをしました

開講記念講演をしてくださった広島国際大学の田中秀樹先生です

田中先生からなどの質問もたくさんあり、楽しい講演でした。

この記事に関するお問い合わせ先

生涯学習部 生涯学習課 
〒739-8601
東広島市西条栄町8番29号北館2階
電話:082-420-0979
ファックス:082-422-1610

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