土壌分析診断サービス／東広島市ホームページ

東広島市園芸センターでは、市内で園芸作物を栽培出荷する園芸農業者の生産性向上を図るため、土壌分析診断サービスを実施しています。

野菜など園芸作物の生育不良は、肥料の過不足や土壌の栄養バランスの偏りによって発生することがあります。
作付け前に土壌分析を行うことで、適切な施肥設計、土壌の栄養バランスの調整など対策を練ることができます。

対象
受付事項	簡易分析	7項目分析
対象者	東広島市内在住で市内に農地を有する園芸農業者	東広島市内の認定農業者、認定新規就農者、施設栽培農業者
対象作物	野菜、花き、果樹（スイートコーン、未成熟豆類、落花生、イモ類を含む）
対象ほ場	対象者が園芸作物を栽培するほ場（普通畑、樹園地）
申込書	土壌分析申込書兼回答書（別紙様式第1号） (Wordファイル:29.4KB)	7項目土壌分析申込書兼回答書（別紙様式第2号） (PDFファイル:122.3KB)
制限	1ほ場1年度に1点まで	1人当り1年度に3点まで

申し込み方法
受付場所	東広島市園芸センター（東広島市志和町別府10247番地）
連絡先	電話：082-433-4411
受付日時	月曜日から金曜日（祝日及び年末年始※を除く） ※12月28日から翌年の1月3日までの日には受付できません。午前8時30分から午後5時15分まで
申込方法	申込書に必要事項を記入し、分析を依頼するほ場の土を持って、園芸センター窓口までお越しください。（申込書は窓口にも置いてありますが、事前に記入していただくと受付がスムーズに進みます。）
費用	無料

施肥設計のために分析する場合は、できるだけ耕起した後で採土してください。
ほ場面積が1a(100平方メートル)以下の場合は5ヶ所から、また1a以上の場合は6～8ヶ所から採土します。
栽培中の土壌の分析を依頼する場合は、施肥部分を避け、株間などから採土します。
生育不良のために分析する場合は、生育不良株、良好株それぞれの株元の根域の土を採土します。
果樹園土壌では、代表的な樹を5～6本程選定し、樹冠先端から30センチメートルくらい内側の2～3か所について、表土（約0～20センチメートル）と下層土（約30～50センチメートル）から採土します。
土の表面には肥料が溜まっていることがありますので、表面から1～2センチメートルは採土しないでください。また、圃場の端は避けてください。
採土する深さは表土3～5cmくらいを除いて、それから下層を採土します。
提出する場合は、ほ場から採土したものを全部混合したものから500g程度をポリ袋に入れてください。
検体が複数ある場合は、通し番号を振る、ハウス栽培と露地栽培の区分を明記するなど区別できるようにしてください。

分析項目
分析項目	分析内容	簡易分析	7項目分析
pH （H₂O）	土壌の酸性・アルカリ性を示しています。一般に適正範囲はpH6.0から6.5ですが、作物により好適pHが異なります。	○	○
EC （電気伝導度）	土壌中の肥料成分、特に窒素の量の目安となります。	○	○
硝酸態窒素（NO₃-N）	植物のタンパク質生成に関わり、生育、収量、品質に最も影響します。過剰の場合、生育障害、品質・食味の低下、病虫害に罹りやすくなります。	○	○
リン酸（P₂O₅）	植物の生長・開花結実に関わり、品質向上に影響を与えます。過剰障害は出にくいと言われていますが、亜鉛や鉄、マグネシウム欠乏を誘発する場合があります。		○
カリウム（K₂O）	光合成やデンプンの蓄積などの生理作用に関与します。過剰の場合、病害発生の助長、品質、食味の低下、マグネシウム欠乏を誘発します。		○
カルシウム（CaO）	pHの値に影響を与えます。過剰な場合、カリウムやマグネシウムの欠乏症を誘発します。不足すると、生長組織の発育不全、細根の減少を生じます。		○
マグネシウム（MgO）	葉緑素の主成分で光合成に関与しています。不足すると葉が黄化するなどの症状が現れます。		○

分析依頼を受け付けた後、通常は約1週間ほどで結果を通知します。
（依頼が集中した場合等でお時間をいただく場合があります。）

土壌分析診断サービス