令和8年5月号特集「子どもの豊かな学びを地域の力で」

東広島市では、子どもたちの成長を支えるため、家庭・地域・学校が連携し、子どもたちの「もっと知りたい」「やってみたい」を応援する環境づくりを進めています。学校の職員とともに地域の人が自分ごととして関わることで、子どもの豊かな学びと、世代を超えたつながりが生まれ、地域共生社会の実現にもつながります。あなたもできることから関わってみませんか。
1 課題
人口減少や少子高齢化が進む中、子ども・家庭、地域、学校を取り巻く環境は変わり、それぞれに課題が生じています。

2 こうした課題を解決するため、地域と学校が連携
地域と学校が目標を共有し、ともに子どもたちの成長を支える活動を行っています。

3 地域に広がるBBベース
「BBベース」とは、遊び(ASOBI)、学び(MANABI)があり、子どもにとって基地(BASE)となる居場所。具体的な場所だけでなく、時間や人とのつながりも含んだこころの居場所を意味する東広島市独自の概念です。地域と学校が連携した活動がさらに発展し、企業や大学を含め、地域が主体となった子どもの居場所づくりが広がっていきます。

4 地域共生社会の実現へ…子どもにこにこ 地域キラキラ
子どもたちの豊かな成長をはじめ、市民一人一人のWell-being(幸福感)や地域の活力向上につながります。

八本松町川上地区 地域と学校の連携を推進する皆さんの声

コミュニティ・スクール推進員 立山さん(写真左)
校内にいて学校と密に連携しつつ、地域の窓口の岩井さんといつでも相談できるのでとてもスムーズです。先生の負担軽減にもつながっているかな。子どもの笑顔を近くで見られるのも楽しい!
川上小学校校長 菅さん(写真中央)
地元住民だからこそ分かる視点で課題を出してもらったり、知恵を借りたりすることで、子どもたちはリアルな学びが得られます。地域の人との交流で芽生える絆こそが何よりの財産です。
地域学校協働活動推進員 岩井さん(写真右)
子どもたちから元気と癒やしをもらっています。無理なく、できる人ができる時に、できることをするスタイルで、一緒に活動を楽しめる仲間を増やしていきたいです。
地域×学校 連携した取り組み
校外活動の見守りをはじめ、郷土学習や子どもの居場所づくりなど、子どもたちの豊かな学びを支える地域の皆さんの活動の一部を紹介します。
川上小学校
授業や学校行事のサポート
令和7年度は、地域住民約20人がボランティアとして登録し、年間延べ230人が活動しました。登下校の交通指導や学校行事・授業のサポート、ときには講師となって子どもの学びや育ちを支えました。
持久走大会を安全に行えるように地域住民が見守りスタッフとして参加
家庭科の授業で地域住民がミシンの操作をサポート。一人一人のペースに合わせて指導
昔遊びを教える授業。あやとりやけん玉、お手玉などが得意な地域住民が講師を担当
風早小学校
入学直後の児童の見守り
入学直後の1年生の緊張を和らげようと、始業前の30分間、自由に過ごせる部屋を設け、開放。2~3人の地域ボランティアが見守り、子どもたちが小学校の環境に慣れ、安心して登校できるようサポートします。
地域ボランティアが見守る中、昔遊びの玩具や絵本がある部屋で思い思いに過ごす児童
志和放課後子ども教室 すばる
放課後子ども教室とは
地域住民と一緒に遊んで学ぶ子どもの居場所で「BBベース」の一つ。放課後や週末に、地域センターや小学校などで開室。地域が主体となり、多様な活動が行われています。市内15小学校区で実施中。
児童と地域住民が顔見知りに
志和小学校の児童約半数が利用登録しており、年12回、放課後17時まで開室。元小学校教員や保育士などの地域住民が宿題の見守りや行事など、地域ならではのさまざまな活動を企画しています。
お菓子作りなどの調理実習
地域住民に教わりながらスライム作り
東広島市教育委員会生涯学習部生涯学習課
社会教育指導員 岡田さん
地域の皆さんへメッセージ
地域住民だからこそ担える「第三の大人」の役割
コミュニティ・スクール制度導入に携わり、現在はコミュニティ・スクール推進の助言・相談業務に携わる岡田さんに聞きました。
コミュニティ・スクールの導入で、子どもたちは教員や親に加え「第三の大人」と関わる機会が増えました。多様な価値観に触れ、社会性が育まれ、子どもが成長する様子を多く見ています。また、学校では教員の授業の質の向上、地域では自己実現や仲間づくりなど、コミュニティ・スクールを通してそれぞれに好循環が生まれていることを実感しています。
子どもの「第三の大人」になれるのは、地域住民だからこそ。子どもをまんなかにした活動を通して、人と人とのつながりを深め、地域の力を育てていきませんか。
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更新日:2026年04月23日