令和7年9月号特集「ひきこもりについて一緒に考えてみませんか そっと寄り添う支援のかたち」
「ひきこもり」は特別なことで、本人や家族だけで解決すべき問題だと思っていませんか? 実際は誰にでも起こりうる状態で、社会全体で考える必要があります。東広島市は、本人や家族が自らの意思で歩みを進め、地域で安心して暮らせるよう取り組んでいます。不安や生きづらさを感じたときは、市の窓口に相談してみませんか。
「ひきこもり」は誰にでも起こりうる状態
全国で推計50人に1人がひきこもり状態に(令和4年度内閣府によるひきこもり調査より)
さまざまなことがきっかけで社会との関わりがうまくいかなくなるなど、全国では146 万人(15 ~ 64 歳)の人がひきこもり状態にあるといわれています。
ひきこもり状態にある本人や家族、周りの人の気持ち
本人
「生きづらさ」は本人が感じるもので、他人が判断することはできません。
環境になじめず、人との関わりに不安を抱え、自分を守るためにひきこもることもありますが、一方で社会とつながりたいという思いや、現状への葛藤を抱くこともあります。
家族
家族がひきこもり状態になると、「恥ずかしい。知られたくない。家族だけで解決すべきだ」と抱え込んでしまいがち。どうすることもできないと思い、諦めてしまうことも。本人だけでなく、家族も不安や焦りが募ります。
周りの人
身近な家庭の様子が気になったとき、声をかけようか、タイミング次第ではプレッシャーを与えてしまうことになるためそっとしておこうか…と悩みます。

相談窓口
HOT(ほっと)けんステーション
生活上の悩みを抱える人(世帯)を支援する総合相談窓口。相談員や保健師が常駐し、気持ちや状況をお聞きします。一緒に考えていきましょう。
場所:市役所本館2階 地域共生推進課内
受付:月曜から金曜日の8時30分から17時15分まで
電話番号:082‐493‐5621(地域共生推進課へつながります)
ファクス:082‐423‐8065
メール:hottoken.st@city.higashihiroshima.lg.jp
(メールの回答には1週間程度かかる場合があります)
24時間365日チャット相談
令和7年7月から、特定非営利活動法人「あなたのいばしょ」と連携し、24時間365日いつでも匿名・無料で心の相談ができるチャット相談が始まりました。「あなたのいばしょ」相談員が対応します。
支援の場
コラボ農園
農作業を通して伸び伸びと自分と向き合うことができる農園。相談員や地域住民と一緒に好きな野菜を育て、収穫した野菜を使って食事会を行うなど、いろいろな人と気持ちをシェアできる場になっています。
家族の相談窓口
家族の感情は本人に伝わります。家族の気持ちが安定すると、本人にとっても安心感につながります。「声かけや接し方が分からない」などの不安や悩みを抱えている場合は、ぜひご相談ください。
本人の心理を理解し、適切な関わり方を仲間と共に学び合える「家族向け講座」も行っています。
生活支援センター
仕事探しや家計改善のための相談などを行っています。困っていること、やってみたいことなどに寄り添い、実現していけるようにお手伝いしていきます。
当事者や家族、地域の皆さんへメッセージ
東広島市スクールソーシャルワーカー
臨床心理士 公認心理師 土居さん
当事者の皆さんへ
まずは自分自身が安心することが大切です。自分の好きなこと、落ち着く場所や時間、一緒にいたい人など、ほっとできる「何か」を見つけて、少しずつ安心できることを増やしていきましょう。
家族の皆さんへ
ひきこもり状態の人が社会とつながるためには、家族との安心できる関係性が重要です。周囲と比べたり、タイミングが合っていない状態で就労を促したりすることで、安心しにくい関係性になってしまいます。不安や焦りを感じるときには、家族が相談できる場所があります。
地域の皆さんへ
誰もが安心して立ち止まれ、一歩が踏み出せる、そんな地域をつくっていくために大切なのは、お互いを理解することです。「ひきこもり」は、特別な家庭で起こっていることではありません。当事者や家族が支えを求めたときに、安心できる存在になれるよう、共に学んでいきましょう。
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この記事に関するお問い合わせ先
総務部 経営戦略チーム 広報戦略担当
〒739-8601
東広島市西条栄町8番29号 本館5階
電話:082-420-0919(直通)
ファックス:082-420-0402
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更新日:2026年03月19日