令和6年7月3日開催

更新日:2024年07月03日

市長の定例記者会見を行いました。

発表事項

  1. 熱中症対策
  2. 保育施設見学バスツアーの実施
  3. 市制施行50周年記念夏開催事業

     

配付資料

会見の様子

会見録

1発表

発表の前に、今年は遅めの梅雨入りとなった。昨日、一昨日と大雨警報が発表される中で、[本市では]市内4町において避難情報を発令するなどして警戒態勢をとってきたところである。幸いに大きな被害が出ていない状況である。
今年の梅雨については、気象庁においても最大限の警戒を示唆するというような状況が続いている。全国的に見てもいつどこで大きな災害が起きるかわからないというような状況になっているので、引き続き我々も緊張感を持ちながら、市民の皆さんと連携して、災害が起きないように対応していきたいと思っている。
 

熱中症対策

まだ、梅雨が明けていないが、梅雨が明けると同時に、今度は熱中症について我々も心配する必要があるということで、今日、最初の発表は熱中症対策についてご報告させていただく。
全国的に見ても熱中症によって救急搬送という事例が大変増えている。特に、7月、8月の時期に増加する[傾向にある]。[そこで、]国が熱中症対策を強化するということで気象変動適応法を改正した。[これは、]熱中症による健康被害が生ずるおそれがある場合に国民に注意を促す特別警戒情報が法定化されるとともに、暑熱から避難するための施設としてクーリングシェルターを指定しそれを開放していく仕組みが創設されたものである。
これを受けて、本市においてもクーリングシェルターを指定する。
適切な予防や対処によって死亡や重症化を防ぐことができるのが熱中症であることから、熱中症予防行動の実践を市民の皆さんにも知っていただくという取り組みを開始するものである。
資料2番目の救急搬送の現状について [P1の下に2つの]グラフを入れている。左側の棒グラフでは令和5年の月ごとの熱中症による救急搬送[を表しており]、やはり昨年の7月、8月に多くの熱中症による救急搬送が昨年度もあったということである。
それから過去どのように[熱中症による救急搬送人員が]推移してきたかというのがその右のグラフである。平成26年から令和5年までの棒グラフがあるが、令和5年に211名ということで大変増えてきた。[211名の]内訳を見ると、[棒グラフの]ピンク色のところが65歳以上であるが、211名のうち132名が65歳以上である。その次が18歳から64歳ということで64名。[17歳までの]小さなお子さんも15名ということで多い状況となっている。
2ページ目に、今回の改正部分で熱中症対策について列挙している。
熱中症特別警戒アラートが今回法律で制定されたが、丸1に書いているように、人体の熱収支に与える影響というのは、湿度それから日射・輻射などの熱環境と、気温の3つからなっている。これらを指数化し、35という数値を超える場合に、環境省から特別警戒情報が発表される。
市としては、[この情報は、]環境省から発表され、県を経由して市に入ってくるが、発令内容を市のホームページや[市民]ポータルサイト等で市民の皆さんにお知らせする。おそらく、テレビ・ラジオなどでも報道がされると思っている。
運用開始は実は既に4月から開始されており、運用期間に記載のあるように4月の第4水曜日から10月の第4水曜日となっている。今年度は10月23日までが運用期間となっている。今回、指定暑熱避難施設ということで市の20施設をクーリングシェルターとして指定するものであり、その表が、別表[のクーリングシェルター20施設]に掲げている。
あわせて最寄りにクーリングシェルターがあるのが理想であるため、民間事業者の皆さんにもご協力いただける方を現在募集中である。
4番目が熱中症予防のための取り組みであるが、我々の市の取り組みとして、市のホームページ、広報紙或いは施設内でポスターを掲示することなどによって、市内全体で熱中症対策の周知を図っていきたい。今日は参考に厚生労働省が出している熱中症予防のためのリーフレットもつけている。こういうリーフレットを活用しながら、市民の皆様へ啓発をしていきたい。その他、救急講習や生涯学習の場なども活用しながら、熱中症リスクの高い高齢者の皆さんやお子様にも注意喚起をしていきたいと思っている。
それから4の両括弧2のところが熱中症予防行動と見守り声掛けということであるが、予防行動は暑さを避け、或いはこまめに水分を補給するということが重要であり、リスクの高い高齢者や乳幼児の方々への見守り声掛けなども民生委員の方々にもご協力をいただきながら啓発を図っていきたい。
 

保育施設見学バスツアー

概要に記載があるように、本市は保育需要が増加し、保育士の確保が大変大きな課題となっている。待機児童の解消について、とりあえずはというところではあるが、保護者の皆様方のご要望或いは質の高い保育の展開をするためにも、保育士の確保というのは大変重要な課題として認識している。概要の2行目に記載があるように、職務奨励費の給付や保育士定着応援給付金の給付、或いは保育士の就職相談の実施など、様々な取り組みを現在進めているところである。
マスコミ等でも保育士の待遇面や業務負担の大きさなどのマイナスの情報も増えており、必ずしも良いイメージを皆さんお持ちでないという中で、保育士を志願する人の減少やそれを受けて保育士養成校が募集停止、或いは定員割れというような実態がある。今後これは一層大きな課題になってくると思っているところである。
そういう中で今日[7月3日]の中国新聞に記事を書いていただいたが、東広島市の保育士就職相談会を[7月]13日に[東広島芸術文化ホール]くららの1階の小ホールで行うということも計画されて実施する予定である。
また、今回発表するのは、保育施設の見学のバスツアーを実施して、若い世代の方々に子どもとの交流や保育士との意見交換などをすることによって、保育士という職業に魅力を持っていただける場を提供できないかということで、東広島市の保育連盟の方々と連携して、協賛をいただいて実施するものである。開催日程等を2番目に記載しているが、開催日程の日時は8月2日8時45分から12時30分。訪問先は、西条みづき認定こども園、青雲保育園、八本松太陽こども園のこの3つの[市内民間保育]施設を訪問させていただいて、そこでの施設の説明及び見学、子どもとの交流、保育士の意見交換などをやっていただくというものである。
[両括弧]5の募集対象に記載しているが、中学生、高校生に、将来こういう保育分野にも関心を持っていただこうということで、こういう層[中学生、高校生]をターゲットにしながら、併せて保育士養成校の学生さんの参加も可能であるが、中学生、高校生をターゲットにしながら、20名ぐらいの方々にバスで訪問しに行っていただく。参加費用は無料で、予約は専用申込フォーム[または電話]にて申し込んでいただく。多くの方に参加していただきたいと思っている。
 

市制施行50周年記念夏期開催事業

今年は、4月20日に式典を行ったが、市制施行50年という節目の年を迎えている。1年間にわたって記念事業を展開するということにしており、今日ご紹介するのは夏期開催の事業についてご報告させていただく。まず一番目は「未来の東広島[市]」コンクールということで、将来の東広島を担う子どもたちを対象に、未来の東広島市を表現する。
これは、作文やポスターであるが、コンクールを実施して、これからの東広島市の創り手として、そういう意識というものを高めていただく、そういう機会という企画意図である。
テーマは未来の東広島市で、これはいろいろな分野で未来の東広島市を表現いただくのだと思うが、学校であるとか生活であるとか、環境であるとか自然等々、こういう視点からそれぞれアイデアや創造性豊かなものを発表いただければと思っているところである。
募集期間は既に始まっているが、5月10日から9月6日まで、基本的には夏休みを中心に参加いただけたらというところである。対象は市内の小中学校に在学する児童生徒。募集内容は、作文は対象が小学校5年生から中学校3年生、ポスターは全学年、[小学校]1年生から中学校3年生ということである。賞の内容は、ここ[資料]に書いているような所を今考えているところである。発表時期は9月下旬になるが、発表方法は市役所1階のロビー等に展示する他、ホームページで公開させていただこうと思っている。
 
それから2番目は、2024年夏季巡回ラジオ体操みんなの体操会である。令和6年度においては、全国41会場でラジオ体操が行われるということであるが、今年度は県内では唯一、東広島市で開催されることになる。
 
実は市制施行40周年の時にもこのイベント[ラジオ体操]をやっていただいたので、10年ぶりの開催ということになる。日時は7月23日、時間は6時から6時45分である。場所は東広島運動公園の多目的広場、これは当然放送もされるわけであるが、NHKラジオ第1で全国放送がされるということである。
 
来場者の方には記念品を準備している。先着になるが、300名に市制施行50周年記念のん太トレーディングカードを準備しているので、できるだけ多くの方に参加いただいて、日頃から健康増進に皆さんに努めていただきたいと思っている。
 
[資料]2枚目には、その他イベントとして3つ掲げている。1つは、N響[NHK交響楽団]の東広島特別演奏会が7月16日に[東広島芸術文化ホール]くらら大ホールで行われる。N響[NHK交響楽団]は令和4年に一度おいでいただいているが、2年ぶりに開催ということで、特に音楽関係者、特にクラシックの好きな方は大変注目いただける演奏会ではないかと思うので、ぜひご鑑賞いただけたらと思う。
それから2番目が第36回現代絵本作家原画展。よこみちけいこさんの日々のたからものというものが行われる。これは美術館の3階展示室で行われるが、特に今回は本展のために新たに手がけた本市発祥の西条柿が題材の新作絵本などが展示されるので、しっかりと見ていただいたらなと思っている。
3番目は東広島市と広島国際大学のコラボレーション企画2024年度サマーカレッジから、しあわせのかたち、ヒトと地域を豊かにする5つのお話ということで、[東広島芸術文化ホール]くらら小ホールで7月27日に開催する予定である。講演内容としては、ここ[資料]に5つ掲げているが、ウェルビーイングとウエルネスビジネスと、地域課題解決に挑む大学と地域のつながりと、5つの項目について講演いただくということである。
広島国際大学とは、今年度からTown & Gownの取り組みをスタートしたところであるので、多くの方にこれ[このイベント]にもご参加いただけたらと思っているところである。
4番目に50周年に関するイベント情報は、本市のホームページ、ホームページの特設サイトや、インスタグラムで随時発信しているので、QRコードも掲げているので、アクセスをしていただければと思っている。なお、それぞれのイベントのチラシを後ろにつけているので、ご参考いただければと思う。
 

質疑

熱中症対策

記者)今回、熱中症特別警戒アラートで、20施設を指定するとのことで、これまでも20施設をみると入れたような気がするのだが、何が変わるのか。
市長)これまでも今回特別警戒情報が新しく法定化されたということで、警戒情報というのはこれまでも出ていたので、そういう意味で言うと、今回掲載したこの施設に当然行っていただいて、クーリングをしていただくことはこれまで可能だった。今回は改めて特別警戒という中で、さらに注意喚起すると同時に、市の施設もご利用いただきながら、ご自身で体調管理もしていただくということで、新しくリスタートをしたものである。
施設には、施設要件があり、適切な冷房施設があるということ、休む場所があること。収容可能人数なども今回はこれぐらいならいけるということで明示をしているということである。
 
記者)今回[指定暑熱避難施設を]指定されて、呼びかけというか、使ってくださいというようになると思うが、施設にはそういう掲示をするのか。
市長)のぼりを[設置]する。
 
記者)民間施設にも募集中ということだが、現状はまだ1つも指定されていないか。
市長)[募集情報を]公開したのが1日からである。梅雨明けまでにできるだけ早く応募いただければと思っている。
 
記者)熱中症対策について、東広島市は今年特に取り組まれるということで、危機感を感じられた所があるか。
市長)熱中症対策について、冒頭の説明もさせていただいたが、このところちょっと急激に増えてきた感じがしており、全国的に35度を超えるような、そういう熱暑ということが頻発している状況ということもある。
湿度が高いとき、或いは気温が高いときにできるだけ外出していただかないようにということをやっぱり啓発していく必要がある。熱中症によって救急搬送もさせていただくわけだが、こういう時期に、他の病気等で救急搬送ができなくなることはないが、そういうことができるだけ影響がないように、皆さん方もご自身で体調管理をしていただきたいと思っている。
 

保育施設見学バスツアーの実施

質疑無し
 

市制施行50周年記念夏期開催事業

記者)未来の東広島市のコンクールについて、企画の趣旨とは違うかもしれないが、提案作文と書いてあるので、[作文の]内容が良ければ、市長は今後の政策などの参考にされる可能性があるか。
市長)作文でそういう未来の東広島市というものを子どもたちがどういうイメージを持っているのかというのは、ある意味で言うと、参考になるものだと思う。中をまた見せていただきながら、政策の中に反映できるものはできるだけ反映していきたいと思っている。
 

その他(平成30年7月豪雨災害)

 
記者)今月[7月]6日、西日本豪雨から6年の節目を迎えるが、改めて5年が1つの区切りということで、若干今年はトーンダウンしているのも分かるが、改めて東広島で甚大な被害があったが、これ[平成30年7月豪雨災害]をこれからにつなげていくために、市長はどのように今年取り組まれるのか。
市長)今年が30年7月災害は通して多くの土砂災害等に見舞われて、関連死を含めて20名の尊い命を失うという大変残念な結果となった。災害死ゼロを目指しながら、これまでもいろんなハード、ソフトの対策を取り組んできた。
ハード対策については、一応災害復旧については昨年度で一応整理がついた。また、今年度は小規模災害、多くの小規模の災害の維持修繕的なものも今年度中には何とか片を付けたいと思っており、そういう意味で言うと、一定の復旧復興にはなってきていると思っている。やはり異常気象というのは、世界的に続いているわけであるため、日頃からそれ[災害]に備えていく。災害死ゼロに向けて、市民の皆さんと一緒に防災・減災活動をしっかりやっていくということを改めて思っているところである。
 
記者)今年も市役所に献花台を設置されているが、リリースいただいた内容によると、市長の献花が7月5日になっていたが、西日本豪雨の発災日は7月6日だと思うが、これ[市長の献花]を5日にされた理由について伺う。
市長)今回の祭壇の設置については、今日[7月3日水曜日]から来週9日火曜日までということで、1週間献花台を設置するということにしている。5日になったのは平日であるということと、おそらく私[市長]の日程調整をする中で、この日[5日]をおそらく選んでくれていると思うが、特段の意図があって、5日ということではない。
 
記者)市制施行50周年は、4月20日の節目というのを大事にされてその日に式典を実施されたと思うが、ご遺族にとって7月6日は大事な日だと思うが、7月6日に何か行けない理由が、予定が入っているのか。
市長)そこの日程[7月6日]はちょっと今承知していないが、特段6日と、確か発災は6日、大きな災害だったら6日ということだったが、この平成30年7月豪雨災害は7月の頭から連続する雨によって5日の夜半か、6日の早朝だったか、大きな被害が発生したということだ。私にとっては6日というよりも一連のこの雨を災害と捉えているため、[祭壇の設置を]3日から開始して9日まで、1週間かけて皆さんのご都合がいい時に献花台に行っていただくというような取り組みにしているので、特段命日とか、そういう意図を持って日にちの設定は特段していない。

この記事に関するお問い合わせ先

総務部 広報戦略監
〒739-8601
東広島市西条栄町8番29号 本館5階
電話:082-420-0919
ファックス:082-422-1395

このページが参考になったかをお聞かせください。
質問1
このページの内容は分かりやすかったですか?
質問2
このページは見つけやすかったですか?
質問3
このページには、どのようにしてたどり着きましたか?


質問4
質問1及び2で、選択肢の「3.」を選択した方は、理由をお聞かせください。
【自由記述】
この欄に入力された内容について、回答はいたしませんのでご了承ください。
市役所へのお問い合わせは、各ページの「この記事に関するお問い合わせ先」へお願いします。