アメリカ合衆国が実施した臨界前核実験に対する抗議について

更新日:2024年05月18日

2024年5月14日に、アメリカ合衆国がネバダ州において、臨界前核実験を実施したことに対し、東広島市長および東広島市議会議長の連名により抗議文を送付しました。抗議文の全文は以下のとおりです。

アメリカ合衆国大統領
ジョセフ・ロビネット・バイデン 閣下

駐日アメリカ合衆国大使館特命全権大使
ラーム・エマニュエル 閣下

抗 議 文

貴国が2024年5月14日に、ネバダ州において、臨界前核実験を実施していたとの情報に接しました。
2023年5月に開催されたG7広島サミットにおいて、貴国を含むG7首脳が広島ビジョンを発出し、核軍縮を焦点に核兵器のない世界の実現に向けた意思を示され、国際社会が核兵器の廃絶に向け、大きく歩みを進めました。
それから1年を経ずして、貴国が核実験を実施したことは、国際社会の動向に反し、非人道的で、「核兵器のない世界」を願う人々に対する裏切りともいえる行為です。「平和・非核兵器都市東広島市宣言」を掲げる本市としては決して容認できるものではありません。
核兵器廃絶と世界の恒久平和を願う東広島市民を代表し、厳重に抗議します。
貴国においては、今後、計画されているいかなる核実験も即時中止するとともに、核軍備拡大及び核兵器の保有・維持につながる全ての政策を放棄し、核軍縮の模範となるよう、真摯に核兵器廃絶に取り組み、世界における主導的役割を真に果たされるよう強く求めます。

令和6(2024)年5月18日

東広島市長 高垣 広徳

東広島市議会議長 奥谷 求

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