マイナ救急の実証事業に参加します

東広島市消防局では、令和7年10月から令和8年3月末まで、 すべての救急隊がマイナ救急の実証事業に参加します。
マイナ救急とは?
救急隊員が傷病者(けがや病気で倒れた人)のマイナ保険証(健康保険証として利用登録したマイナンバーカード)を活用し、傷病者の医療情報を閲覧し、最適な病院を選ぶ取り組みのことです。
救急隊員がマイナ保険証をカードリーダーで読み取って傷病者が過去に受診した病院や処方されたお薬などの医療情報を閲覧します。閲覧した医療情報等は、傷病者の方がより適切な処置を受けるため、また救急隊が搬送先医療機関の選定をするために活用します。

▼総務省消防庁が作成したショートムービーも併せてご覧ください。
期待される効果

救急現場において、救急隊員は傷病者に対し、お薬や病歴などの救急業務に必要な情報の聞き取りを行っています。しかし、病気やけがの症状に苦しみながら救急隊員の質問に答えるのは負担となりますし、本人や家族等がお薬や病歴などの情報を正確に把握していないケースも少なくありません。
マイナ救急では、マイナ保険証をカードリーダーで読み取ることで、傷病者が受診した病院や処方されたお薬等の正確な医療情報を救急隊員に伝えることができ、負担軽減に繋がります。
よくあるご質問
Q.マイナンバーカードは持ち歩いて大丈夫なの?
A.マイナンバーカードはキャッシュカードのように持ち歩いても大丈夫です。マイナンバーカードのICチップには税や年金の情報、病歴などのプライバシー性の高い情報は記録されません。ICチップの情報を確認するには暗証番号が必要で、暗証番号を一定回数間違えると使えなくなります。
Q.救急隊員に、マイナンバーを見られても大丈夫なの?
A.マイナンバーは行政が個人を特定するために使用するもので、マイナンバーを使用する際は顔写真付本人確認書類などによる本人確認が必要です。このため、マイナンバーを知られたというだけで、個人情報が漏れたりすることはなく、何かに悪用することは困難です。また、マイナ救急では、12桁のマイナンバーは使用しません。
Q.救急隊員に、救急活動に関係のない個人情報も見られてしまうの?
A.マイナ救急に使用するシステムで救急隊員が閲覧できるのは、氏名や住所等の券面上の情報と、受診歴や薬剤情報などの医療情報だけです。税や年金など、救急活動に関係のない情報は、閲覧できません。
Q.救急車で運ばれるような緊急時でも、マイナンバーカードの暗証番号の入力をしないといけないの?
A.マイナ救急の実施にあたっては、救急隊員が傷病者の顔と券面上の写真を確認し、本人確認を行うため、マイナンバーカードの暗証番号の入力は原則不要です。
マイナ保険証の提示にご協力ください

令和7年10月より、救急隊からマイナ保険証の提示をお願いする場合があります。マイナ保険証をお持ちの場合は、提示にご協力をお願いいたします。
なお、救急搬送時に必ずしもマイナンバーカードの提示が必要となるわけではありません。
マイナ救急広報チラシ
マイナ救急広報チラシ (PDFファイル: 1003.6KB)
総務省消防庁ポスター

この記事に関するお問い合わせ先
消防局 警防課 救急対策係
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更新日:2025年09月12日