老朽化消火器の適切な取扱いについて
老朽化した消火器の破裂事故が発生しています。古くなったり不要になった消火器は、絶対に分解したり放射したりしないでください。
老朽化消火器の破裂による人身事故が、令和2年3月に愛知県で、令和3年5月に兵庫県で相次いで発生しました。
いずれも、容器の腐食が進んだ消火器を操作したことにより、消火器が破裂して受傷したとみられていますが、消火器は放射の際に高圧がかかるため、容器が劣化していると非常に危険です。
今後、類似の事故が発生することを防止するため、次のことに注意して下さい。

黒く変色している

塗装がはがれている

ふたが破損している
消火器の取扱いについて、次のことに注意しましょう
水気や湿気の多い場所を避けて設置保管しましょう
消火器は、水にぬれると腐食が進みやすくなります。
なるべく風雨にさらされる場所や湿気の多い場所を避けて設置保管しましょう。
錆や、破損、劣化などがないか、ときどき確認をしましよう
消火器は定期的に点検してください。消防法令等により消火器設置が義務付けられている建物は、定期的に消防用設備等の点検と管轄消防署への報告が必要です。(消防法第17条の3の3)
消火器の容器に錆などが発生していないか、ゴム管に亀裂などがないか確認しましょう。
もし容器本体に錆などが見つかった場合は、使用しないでください
消火器は、非常に高圧なガスにより消火薬剤を放射する仕組みになっています。
思わぬ事故につながりかねないので、容器本体が錆びている消火器は絶対に、レバーを握って薬剤を放射しないでください。
消火器を廃棄するときは、放射や分解処理を自分で行わない。
消火器は、古くなったり不要になっても、容器本体が錆びていたり朽ちている可能性があるので、放射、分解等の廃棄処理は自分で行わないでください。
消火器の廃棄について、詳しくは下記リンクをご覧ください。
この記事に関するお問い合わせ先
消防局 予防課
〒739-0021
東広島市西条町助実1173番地1
電話:082-422-6341
ファックス:082-422-5597
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更新日:2024年07月11日