令和6年6月6日開催

更新日:2024年06月06日

市長の定例記者会見を行いました。

発表事項

  1. サポートビラ(事業者ポータルサイト)のサービスの拡充
  2. 大学を生かした産業イノベーション創出の取り組み
  3. 有機フッ素化合物の継続調査の状況等

配付資料

会見の様子

会見録

1 発表

サポートビラ(事業者ポータルサイト)のサービス拡充

本市においては、事業者の皆さんには、サポートビラというポータルサイトを作った。令和5年3月から運用しているところである。市民の皆さんには、もう1つ、CRMということで[市民]ポータルサイトを運用しているところであるが、この事業者ポータルサイトについて、中身を充実するというものである。

資料中ほどにある図をご覧いただきたいと思うのだが、令和5年3月からサービスを運用しているのは、[図]左側の丸1事業活動に役立つ情報提供ということで、東広島市の産業施策だけではなくて、国や県の様々な機関で実施している情報を提供するという仕組みを立ち上げている。現在、1,045の事業者の皆さんにご利用いただいているところであるが、今回、その横[図中央・右]、茶色で囲んでいるが、2つのサービスを提供することにする。

1つは、丸2に書いているように、事業者同士がつながる。ビジネスマッチングの機会等、事業者同士がインターネットでつながるサービスを提供するものである。

もう1つは丸3に書いているが、「行政手続きのオンライン化」。オンラインによりあらゆる市への行政手続きができる環境の提供ということで、今回は3つのサービスについてオンラインで申請できるという仕組みにした。

具体的な中身については2の「新たに提供するサービスの内容」をご覧いただきたい。
まずは、事業者同士がつながるビジネスマッチングの掲示板である。これはその次のページ[2ページ]のスライドにも掲げているが、募集したい事業者が、募集の内容について掲示板に搭載するものである。この掲示板に搭載する中身については、カテゴリ分けをして、コラボ情報や情報交換或いは協力依頼というような3つのカテゴリに分けて掲示する。そしてこれらに関心がある方については、週に一度メールで通知する。プッシュ型の情報となる。応募者は、それらに応募すれば、募集した事業者にその連絡先等の通知が出され、それから[事業者同士の]直接的なやり取りが始まっていくものである。これがビジネスマッチング掲示板である。

もう1つの行政手続きのオンライン、[これは]この前のページ[1ページ]のとおりである。[前述で]3つあると申し上げたが、1つは人材育成等支援事業補助金申請、それからもう1つは物品役務等競争入札参加資格申請、それから最後3つ目であるが、道路占用申請等。これは、道路占用申請だけではなく、その横のポツ2番目のところに具体例を入れているが、河川占用、道路占用等々、計7つの申請ができるようになっている。

具体的にどのようにしていくかは、次のページ[2ページ]の両括弧2の「行政手続きのオンライン化」をご覧いただき、前のスライドも参考にしてほしい。
行政手続きのオンライン化については、まず事業者の方が交付申請をする。
ちなみに、[2ページイメージ図両括弧2の図は、行政手続きのオンラインでできる]人材育成等事業補助金申請。補助金要綱は、別途、当初作り上げている事業活動に役立つ情報提供の中で情報提供がされているが、その補助金に対して申請しようとする方が交付申請をする。それを市の担当[職員]の方で審査をし、採択基準に合致するものであれば交付決定をし、[決定]通知を郵送する。[事業]実施後、その実績報告を上げていただき、市の方で審査し、補助金の額を精査して、事業者に通知をする。そして、請求書が来て、それ[請求書]を確認して支払いを行う。決定通知のところが少し郵送ということになっているが、公印の必要性とかがあって郵送であるが、今後もこういうものもオンラインでできるように検討していくことになろうかと思う。

3番目の開始予定日だが、ビジネスマッチング掲示板については6月20日から。物品等競争入札参加資格申請については8月1日から、道路占用等の申請については9月2日から、人材育成と支援事業補助金申請については6月の下旬ということにしている。

4番目に今後の展開について書いているが、さらにいろんな補助金であるとか許認可についてオンラインで手続きが進むようにこれを増やしていくということと、ビジネスマッチング掲示板については、今回リリースするのは、事業者同士での情報交換ということになるが、例えば人の採用とかそんな話がある。市民の皆さんとのやり取りということも必要になる。このために市民ポータルサイトと連携した形の機能についても、今後これについては強化をしていく。

最後5番目に新規登録者数については、先ほど申したように、1,045事業者の方に登録いただいているが、今回のこのサービスを提供することによって、ざっと700強の方々にさらにこのシステムに入っていただく。ちなみに商工会議所或いは商工会に入っている事業者の方は、本市で大体3,500社ぐらいなので、ほぼ半数の方が今回のサービス提供によってこの仕組みに入っていただけるのではないかと期待している。

大学を生かした産業イノベーション創出の取組み

本市の強みというのは大学や各種研究機関が集積してきていること、或いは大学生も2万人弱の大学生がおり、人口の1割ぐらいが学生であるという特徴がある。それから企業の集積もずいぶん進んできたということがあり、ある意味、市内企業と大学或いは研究機関が持つビジネスのターゲット、シーズというものをいかに地元企業に情報提供しながら、それを企業が自ら事業として立ち上げていくということができないかという取り組みをここ何年か続けてやっている。

そのプラットフォームになるのがミライノ⁺を岡町に開設しているが、そこで対応してきたところである。そういう目標を持ちながらもなかなか具体的なビジネスマッチングがあまりうまくいってなかったのが実態ではあるが、昨年から円陣という取り組みをして、これ[円陣]は社会課題をビジネス手法で解決するという手法であるが、多くの方を巻き込みながら起業・創業に向けた熱量を上げていくという取り組みはずいぶん功を奏したのではないかと思っている。そして今年からマッチングに当たって、そのスキルを持つ人を常駐して対応していくということをスタートしたところである。

その中で今回、新たな取り組みとして2つのイベントを立ち上げるというものである。
1つは大学発のベンチャー企業と市内事業者のネットワークを構築し、事業化に向けて促進を図っていこうというのが1つ。それから学生による学生のための創業・起業支援に向けた事業を開始するというイベント、これが1つ。こういうイベントをやることによって、大学の知や人を生かした新たなイノベーションの創出、学生の創出、そして学生の市内定着や新たな産業の創出を目指すというのが目標である。

具体的には2番目のところに書いてあるが、1つは大学発ベンチャー企業と市内事業者のネットワーク構築イベントというものである。イベント名は両括弧1に書いているように、「ベンチャーと描く未来 東広島からの挑戦」ということで、2番目[両括弧2]の目的、市内事業者が最先端の技術を知り、新たな取り組みへの興味・関心やチャレンジ精神を喚起するとともに、登壇者だけではなく、そのイベントに参加する事業者の皆さん方とのネットワークも構築していくものである。

どんなやり方をするかということであるが、毎回テーマ設定をし、ファシリテーターが登壇者とイベントに参加している皆さんとをつないでいくという役割をしていただく。
ビジネス視点を兼ね備えた大学発のベンチャー企業と市内事業所がそれぞれ未来ビジョンを語り、参加した事業者からも様々な意見や質疑が飛び交うような場を設けることによって、企業間連携による新商品・新サービスの創出を目指そうというものである。

[1ページ]下に図を書いているが、大学から出るシーズに基づき、大学からのベンチャーというものが立ち上がる。社会実装に向けていろいろハードルがあるのだが、このハードルを乗り越えるために[市内事業者などと]多様な共創を図っていく。例えば、市内事業者などが、課題を提供する中で、ベンチャー企業の皆さんと一緒に[課題の]解決策を見出していくということの中で、社会課題の解決を図っていく。[1ページ]図の下にフィードバックするような矢印が書かれているが、多様な共創による社会課題の解決によってベンチャー企業の創出を図っていこうというものである。課題というものを、我が市はできるだけ提供していく取り組みを、イノベーションを起こすために、こういう場で様々な分野においてやっているが、今回は大学発のベンチャー[企業]がさらに大きくなる。そういう後押しをするような仕掛けとなっている。

具体的にはその次のページにあるが、いよいよ6月26日にスタートする。
テーマは「たまご」を取り上げていきたいと思っている。内容のところに書いているが、卵アレルギーに異なるアプローチで挑戦している2社がある。登壇者のところに書いているが、1つはプラチナバイオ[株式会社]という会社である。これは、広島大学発のベンチャー企業であり、ゲノム編集とバイオDXをもとに様々な事業を立ち上げている。その中でこのバイオ技術を使いながら、卵アレルギーのないような卵を作っていくという取り組みがされている。もう1つは株式会社佐々木の代表の江口さん。この方は農業企業で、上はソーラー[太陽光発電]で下は農作物、特にキクラゲを採取・運営している。実はそのキクラゲが植物由来の卵の原料となり、これに供給している。両者ともアレルギーに対応するようなアプローチをされている2人に登壇いただく。そしてファシリテーターは、株式会社エル・ティ・エスの尾上さんにやっていただく。その場[イベント]に参加していただく皆さんは、食品関係や飲食店等[の事業者]を想定しているところだ。これ[このイベント]が第1回目のキックオフとして始める。引き続きいろんな分野のテーマ設定し、同じような形で関係者を巻き込み、起業・創業に向けた動きにしていきたい。

それから3に学生による学生向けの創業塾、企業を学ぶ場というものを今回作る。
イベント名は、学生チャレンジカレッジである。今、広島大学、近畿大学工学部にも起業部というものを学内に作られて、学生の起業に向けた様々な部活動がされているということで、そういう機運が高まってきたところだ。

その中で目的に書いているが、既に起業をしているような学生に講義していただき、参加者のハードルを下げ、新しいチャレンジへの関心を喚起する。起業したいと思いながらなかなか背中を押してくれる人もいないというような状況もあると思うが、学生が講義することで、身近な人が起業したということを知ることによって、学生の起業やイノベーションに関心を持っていただき、そういう人のコミュニティというものを作っていこうというものである。

両括弧3の事業概要に書いてあるが、まず講師になるのは、在学中に起業した学生、今回は広島大学の起業部の方が講師となって、東広島市内の大学院生や大学生などを対象とし、起業というキャリアの選択肢をより身近に感じるようなワークショップになればと思っている。開催内容になるが、日時は7月13日と7月20日。場所は東広島イノベーションラボ・ミライノプラス。内容は、学生起業家によるプレゼン、アイデア創出ワークショップなどである。1つはそれぞれの大学でこういう動きがあるが、それぞれの大学をマッチングしながら、起業に向けた学生コミュニティができたらよいというのが目的である。

有機フッ素化合物の継続調査の状況等

既に発表された事項もあるが、3点、今日は発表させていただきたいと思う。

まず1つは、2のところに書いている、河川モニタリングの結果であるが、これは4月26日に採取をして、5月中に既に広報、情報提供させていただいているが、川上弾薬庫を挟み、瀬野川の最上流の、ここ[1ページ図]の5点について、汚染度が高かったということで、これ[5点]を2ヶ月に1回モニタリング調査をするということにした。その結果が、両括弧2の調査結果に書いている。[表の]太字で囲んでいるPFOS及びPFOAの合計値。地点2から地点15、[地点]17、[地点]C、[地点]Kとあるが、3,300[ng/L]、3,100[ng/L]、3,800[ng/L]などと高いレベルの数値が出ている。

前回との比較の表にはその[両括弧2の調査結果]上の方に赤い囲みの所があるが、今回の結果が赤い囲みの所で、2月に測ったもの[結果]がその左隣にあるが、例えば、2,700[ng/L]であったものが4月では3,300[ng/L]、地点15は1,500[ng/L]のものが3,100[ng/L]、地点17は3,600[ng/L]が3,800[ng/L]。
あまり変わらない、引き続き高い汚染の状況にあるというのがこれでみてとれると思う。

引き続きモニタリングをしていく予定である。これは河川表水と用水という水の調査であるが、井戸についてどうするのかということだが、今、井戸を、水道施設に井戸を利用されていた方においては、水道の接続をやっており、それ[水道の接続]が完了した暁には、井戸調査にも使えると思う。今はポンプで上げている所もありますから、それ[ポンプで上げている井戸]が残っている所を対象とした調査になろうかと思う。地下水の移動は表層に比べると緩やかであるということがあるため、大体4ヶ月に1回ぐらいなのか、そういうピッチで、今後調査をしていきたい。

それからその次のページ[2ページ]、これは今回初めて情報提供させていただくということになるが、東広島市有機フッ素化合物健康影響評価検討委員会を設置する。
既に5月31日に設置し、第1回の会合を、両括弧3にある、6月26日に開催させていただこうと思っている。

どんなことを検討するかというのが、両括弧1のところ、丸1から丸3のところにあるが、1つは臨時健康診断の診断結果の評価について、結果については前回の会議の時にもお知らせしたが、各受診された方に対して、保健師が結果についてご説明を差し上げている。その結果をどういうふうに評価していくのか、全体として地域として、これが1つ課題なわけである。国においても、地域診断ということが言われているので、この個々の結果を地域の特性とどういうふうに評価していくのかいうのが課題で、これは統計的な処理であるとか、医学的見地からの判断ということが必要となってくるわけであるが、これを1つ審議していただくというところである。

それから2番目として今後の対応である。先般も国の方に行ったが、汚染による影響というのは実はまだ我が国において明確に確立されたものがない。しかし、国においても、これ[汚染による影響]について今後検討されていく必要があるという認識であった。そういうものと一緒になってこれからやっていく必要があると思うが、そうは言いながら、地域の方が安心をする、安心というもの、安全というものを確保することからすると、非常に不安感をお持ちである。その[地域の方の]不安感に関して、相談をどういうふうにしていたらいいのか、或いはリスクコミュニケーションをどういうふうにこれから図っていくのかということも、もう1つの議題としている。

それから3番目、健康影響に関すること、これは、ここだけで、結果、その影響[健康影響]というのはなかなか議論できないかも分からないが、この[委員会の検討]結果をもとに、おそらく、国にその[委員会の検討結果の]報告をしながら、国全体としてどういうふうに考えていただけるのかというようなことも、この場でやっていくことになろうかと思う。

委員であるが、その下[2ページ]にあるように、広島大学の公衆衛生学を担当している、3人の先生方にまず入ってもらう。1人は久保先生。一番上に書いているが、公衆衛生学の教授でいらっしゃる久保先生である。久保先生は、結構、国際的に現在の活躍されており、海外の紛争地域等も行かれておられるので大変お忙しい方であるが、この先生に入って中心的に発言をいただこうと思っている。それから、医師会から小林先生、それから県の健康福祉局から健康危機管理課長、それから県の保健所、この地域を所掌する西部東保健所の所長、そして、市の健康福祉部長によって構成する。

第1回については、今結果について、先生の方に資料提供させていただき、臨時健康診断結果の評価について、第1回目はご意見をいただこうとしている。
ちなみに今回については個人情報が多分にあるということもあるため、皆さん方の頭撮り、そして最後にブリーフィングというような形になるかと思うが、ご理解を賜ればと思う。

4番目が先般、国に対する要望を防衛省と環境省にして参った。両方[防衛省と環境省]については既に2月19日の時点で、県と一緒に、ここ[資料]に書いているように、川上弾薬庫周辺の事業所も一応調べた結果、汚染源となるものがないということで、残ったのが弾薬庫だけだったため、ここ[川上弾薬庫]について情報を提供して欲しい[と要望した]。

有機フッ素化合物の原因となる泡消火剤などの使用、或いは保管履歴、もしそれ[泡消火剤など]を処分としたら、処分状況等々について[情報提供を]お願いをしてきたところであるが、直接、防衛省については防衛副大臣、それから環境省については直接政務官に、知事或いは副知事とともに行って、お願いをして参った。

要望の中身は、要望書をご覧いただいたらと思うが、[要望内容は]4点あった。[1]1つは、今日、その紙資料の両括弧2、米軍川上弾薬庫周辺住民の安心安全のための取り組みを推進してください。
[2]その他の住民の関心を上げるための取り組みも推進してください。
[3]PFOS等の対策実施に係る具体的な方法についても策定してください。
[4]PFOS等に係る自治体の各種取り組みに対する財政支援もお願いする。
大きくこの4点についてお願いした。

防衛省の方は、この事案については重く受け止めているという言葉で、機会をとらえて、現在米軍に渡し働きかけているという言葉があった。
それから、環境大臣の方は、環境省の方は国定政務官だったのだが、「ホットなテーマである」、ということは重大に受け止めていると私は理解したのだが、ホットなテーマであるというような話があり、環境省としてはまだ手探り状況であるということであった。やっぱりこれは一緒になってやっていきたいという話をいただいたので、引き続き連携をしながら対応していく必要があろうと思っている。

2 質疑

サポートビラ(事業者ポータルサイト)のサービスの拡充

質疑なし

大学を生かした産業イノベーション創出の取り組み

記者)参加するのが市内の事業者ということだが、どういった事業者を想定しているか。

市長)今回についてか。これからか。

記者)これから。

市長)全ての今後のテーマをどう設定するか。今回は卵なので、食品関係者の方々が中心なってくると思う。今後は、農業であるとか半導体とか、或いは、健康であるとか、自動車であるとか、そういうところがテーマとして挙がってくるかなということで、具体的には今、次はおそらく農業ということになってくると思うが、今大学との調整も図りながら、テーマ設定を考えている。今年は何回やる予定。

担当課)想定は4回。

市長)今年は4回やる予定と考えている。

記者)全部違うテーマで実施するのか。

市長)要は大学シーズ。事業者に関心がありそうな[大学]シーズには何があるかというところから決まってくると思う。

記者)[イベントに]参加した事業者に対して期待すること、イベントに参加してどういうふうに感じてもらいたいか。

市長)やっぱり大学の研究支援、或いはそれをベンチャー企業として立ち上げていらっしゃる。例えばそれを共創というか、一緒にやっていくみたいな、例えば、事業者の皆さん方は、ある意味、製造、作る力がある。或いは開発力がある、或いは流通、そういうところ[強み]もちゃんと持っている。そういうところ[事業者の強み]とうまく組み合わせることができたらと思うし、そうすると両方ウィンウィンの関係である。

或いは、市内事業者が、大学の研究のビジネスの卵になるようなやつ[技術]をうまく自らの事業として立ち上げるということもあり得るのではないかと思う。そのような効果を期待している。

有機フッ素化合物の継続調査の状況等

記者)新たに設置された[東広島市有機フッ素化合物]健康影響評価検討委員会の東広島市としての目的をもう一度お伺いしたいというのと、あと先ほどおっしゃったように、なかなか汚染による影響が確立されていない中で、非常に結果についての分析も難しいのかということも予想されるが、改めて委員会の皆さんに期待されることを伺いたい。

市長)汚染地区の皆さん方は、どれぐらいの期間曝露されているかというのももちろんあるのだが、非常に健康に対する不安感というのは高いものがあると思う。それを1日も早く、専門家のご意見をいただきながら、安心に結びつけるようなことになればと思っている。

記者)分析の結果によっては逆に不安になることもありうるかと思うが、対応はどのようにしていきたいと思われるのか。

市長)それが今回の検討事項の2番目のところに挙げているが、相談体制をどうしていくのかであるとか、或いは発癌性があると言われているから、リスクに対してどういうふうに対応していく必要がある、言うならば、リスクコミュニケーションをしっかりとって、安心に結びつけていただく。もちろん悪いというか、影響が大きいみたいなことも有り得るかもしれない。その時に、不安を助長するのではなく、しっかりと寄り添っていけるような、そういう支援体制はどうあるべきか、或いは、どういう所にご相談したらいいのかというようなことをちゃんとお知らせしていくということが、我々の責務と思っている。そういう意味で、そういう形になればと思っている。

記者)前回も健康調査された結果を現在保健師さんが説明されているとのことだが、住民から不安の声は頻繁に寄せられているのか。

市長)やっぱり現状今どれぐらい体の中にそういう蓄積、残留しているかとか、そういうことを不安に思っていらっしゃる方がいる。それを測るということについては、いろいろ国においても見解がありまして、必ずしも今やれというような話にはなっていないわけである。それは、今ご指摘があったように、不安を助長ということもあるし、科学的に説明する必要があるのではないかと思う。

記者)保健師の方が結果を説明しているというのは、今も継続している状況なのか。

市長)今回診断を受けた方が55名いらっしゃるが、全ての方に結果についてご報告し、不安なことがあればそれをお聞きし、持ち帰っているところだ。

記者)[保健師による]説明は全員にいつ頃に完了したのか。

担当課)5月上旬には[健診は完了した]。健診が5月2日までで、全員の方[への説明]は5月23日に終わった、全員の方。55名。

記者)全員が終わったのが5月23日というのは、これは[保健師による]説明が終わったのが5月23日ということか。

市長)はい。

記者)現状で、上水道について、今この地域にいらっしゃる方が、相談されて工事が終わっている状況はどうなっているのかというのと、全世帯で工事が終わる目途を教えてほしい。

市長)[補助の]対象となる世帯が16世帯である。15世帯[正しくは13世帯]の方々は水道へ接続するということで、申請がなされており、工事終了が6か所。

担当課)6か所。ただ、1つはもうすでに接続されており、補助対象としては5か所。17世帯のうち、6か所終わっている。

市長)17[世帯]該当する所があって、実は調べてみると1ヶ所は既に自宅まで水道管が来ている。よって対象は16世帯で、16世帯のうち5つ[世帯]が既に終了し、もう給水されている。

記者)残りの9世帯[正しくは11世帯]はいつ頃までに。

市長)そのうち1世帯がまだ申請が出ていない。[申請は]出たか。

担当課)今申請が出ていないのは3つ[世帯]。3つ[世帯]出ていない。

市長)だから15[正しくは16世帯]のうち12[正しくは13世帯]申請が出て、5つ[世帯]は工事が終わっている。残りが進行中で、いつ頃[工事が]できるか。

担当課)工期は大体7月ぐらいを目途にされているので、まだ順次その事業者さんがいろんな所の工事をされているので、夏ぐらいまでには全て終わる見込みということだ。

市長)[申請が]出ていない3つ[世帯]は、借家人の方がいらっしゃったり、所有者の方との調整などもあって少し時間かかっている。

記者)その3世帯の方の工事が終わるまでは、結局ペットボトルをずっと配ってそれを飲んでいただくということか。

市長)基本はそうだ。

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総務部 広報戦略監
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