令和6年8月7日開催

更新日:2024年08月07日

市長の定例記者会見を行いました。

発表事項

  1. 学校と地域がつながるJR西高屋駅周辺のまちづくり
  2. 「高屋情報ラウンジ」開設及び愛称募集
  3. 農業企業誘致事業「株式会社カワカミ蓮根」の初出荷

     

配付資料

会見の様子

会見録

1発表

今日は3件の資料を準備している。
その前に、新型コロナウイルスの流行、11波になろうかと思う。
本市でも流行しているのでそのことについて少し発表させていただく。
広島県では令和6年7月25日に新型コロナ医療ひっ迫警報が発令された。
令和6年8月1日に発表された県内の感染動向で本市を含む西部東保健所管内においても、広島県の基準における警報が13という数字だが、これを超える状況と同じだった。感染拡大防止のため、手洗いや適度な換気、医療機関や高齢者施設ではマスクの着用といった基本的な感染対策の実践を市民の皆さんにお願いしたいと思っている。
これからご家族や友人と夏休みあるいはお盆を迎えるということで、人との接触が増えるが、重症化リスクの高い方を守るという観点から、皆さんのご協力をお願いしたい。

学校と地域がつながるJR西高屋駅周辺のまちづくり

最初は、学校と地域がつながるJR西高屋駅周辺のまちづくりについてである。
[資料]概要欄の中ほどのところ、以下をご覧いただきたい。
本市は総合計画を作り、その総合計画の中に市を構成する9つのまちの将来像の方向性を示しながらまちづくりに取り組んできた。
高屋町は、広域交通や様々な教育機関が整う豊かな田園と良好な居住環境を備えたまちということを将来像に掲げている。東広島市が学園都市として、広島大学を中心とした下見地区がイメージされるところであるが、この高屋地区についても、近畿大学工学部あるいは近畿大学附属中高、そして県立の中高一貫校ということで、教育機関が集積している。このような特徴を生かしながら、支所[高屋出張所]を中心として住民自治協[議会]の皆さん方とともにまちづくりの検討をいろいろしていただいている。
このきっかけとなるのは、今、西高屋駅の橋上化であるとか、駅前ロータリーの整備というハード的なものも一つ大きなきっかけになっているが、ここに非常にクリエイターが集まってきているというまちの特徴もでてきている。
そういう方々を含めてこれからこの地域をどうするかという動きがもう始まっており、併せて昨年度からスタートした近畿大学とのTown & Gown等の取り組みの中で、学生との交流が進んできたという中で、学生と地域がつながる拠点づくりをしていこうというようなことが今動いている。
2番目に高屋町における取組みの内容について、2つほど事例をご紹介させていただく。
まず1つ、両括弧1に書いている空き家を活用した地域と学生の交流拠点づくりは、実は近畿大学のTown & Gownで取り組んでいる、いわゆる大学と市が常に連携しながら、いろんな課題解決に向け取り組んでいくCOMMONプロジェクトの1つになっている。
西高屋駅は昨今空き家が増加しており、それ[空き家]の老朽化ということも実は課題になっているが、そういう中で新たな価値を創出する活動の場にそういう施設を展開したらどうかいうようなことから、市民や学生、企業が共同で、空き家活用に着手をしたものである。
具体的には、マエダハウジングさんが[資料]に出ているが、マエダハウジングさんが管理している施設を近畿大学工学部の建築学科の学生、あるいは地域の住民の皆さんと連携して、空き家を改装し、コミュニティスペース・カフェとシェアハウスにリノベーションしていこうという動きがある。この取組みについては来年の3月に完成するということになっているが、この[資料1ページ]下にポンチ絵と写真があるが、左側のポンチ絵をご覧いただきたい。1階が地域の方の交流スペース、コミュニティスペースあるいはカフェというような形で、いろんな方々がここで活動をしていく拠点にしていただければと思う。そして2階がシェアハウスということで、若い人たちも活用できるような居住空間にしていこうとする取組みである。
[資料1ページ]右側の写真は、近畿大学の学生も参加して、実際にリノベーションの作業にあたっていただいているというような取組みが1つ進んでいる。
それから次のページが、民間主体のまちづくり組織の立ち上げである。まちづくりについては、それを常にウォッチングしながら具体的な活動に結び付けていくような組織が欲しいところである。まちづくり組織としての合同会社が実はこの地域で立ち上がった。
西高屋周辺では、クリエイターが育ち、集まって活躍できるようなまちづくりを理想に掲げて、地域住民やeスポーツ経営者やアニメーション監督など、地元事業者、学生などが一体となって、駅周辺の古民家を活用した創造を生み出すような人材が集積するようなまちづくりをしていこうという動きになっている。
[資料2ページ]右側の写真をご覧いただきたい。上の段はこういう[地元住民、eスポーツ経営者やアニメーション監督といった]関係者が集まって、いろいろ合意形成を図るような取組みをしている場面である。[右上写真]その下にeスポーツ、それからアニメーションと記載しているところがある。実はこういうクリエイターが、この西高屋には集まっているわけだが、eスポーツの方はeスポーツのプロチームである広島TEAM iXA[イクサ]という組織がこの西高屋を拠点として活動をしていただいている。eスポーツのプロチームがこの地にあり、この代表者が板垣さんで、今日も実はこの場に来ていただいている。
それからもう1つ隣の写真はアニメーションの監督をされている岸さんという方であるが、このようなクリエイターがいらっしゃる。
そういう中で、その[資料2ページ]中ほどのこのポンチ絵をご覧いただきたい。西高屋周辺のこの地域をクリエイター学園都市というものに仕立てられないかというような動きが出ている。
この辺りで古民家の再生もされているが、建物の写真に「高CPU」と記載があるが、これはハイスペックのパソコンをこういうリノベーションした建物の中に置きながらそこを拠点にして、今言ったクリエイターの皆さんの指導の中、高校生や大学生がそこで様々な創造的活動をしていったらどうかというような取り組みである。
こういう取り組みを推進するためには、先ほど申し上げたまちづくり会社というのは必要なものであり、これも自発的にこの[西高屋]地域からできた。
文字を書いている[資料2ページ]中段のところ、まちづくり組織として、合同会社G11[ジーイレブン]を設立し、学生とともに空き家を活用したイベントを開催してまちづくり活動を広げていこうということである。
この合同会社G11というのは、[資料2ページ]中ほどの注の右側に構成メンバーを列挙しているが、元々、協働のまちづくりのパートナーで住民自治協[議会]の役員の方や自治会の方、あるいはこの地の建設会社の社長さん、先ほど申し上げたようなeスポーツチームの経営会社の社長さんであるとか、アニメーション制作の会社の取締役あるいは[西高屋]駅前の住民の方々が合同会社を作り、ここで様々な議論をしながらまちづくりを進めているというようなものである。言うならば民が主導するようなまちづくりがこの地で動いている。

この2つの取り組みから、[資料2ページ]3に記載している直近で開催されるイベントであるが、先ほど申し上げたeスポーツのプロチームである広島TEAM iXA[イクサ]のプロリーグの参戦の様子を学生の皆さんの運営によって、お祭り的要素を入れながらイベントを開催しようという取り組みが、8月20日火曜日19時から行われるということである。
どんなことをやるかというと、場所も日時の下に挙げているが、JR西高屋駅[前]の空き家2軒、これ今COMMONプロジェクトでリノベーションを図っているその施設、まだ完成はしてないところもあるがこれを場所として使う。
そしてもう1つは西高屋地域センターを活用しながら、パブリックビューイングをここでやろうというものである。ちょうどこの8月20日というのが、TEAM iXA[イクサ]が参戦するプロリーグの初戦にあたり、パブリックビューイングを行い、みんなで応援していこうということである。
3つの施設というのは、COMMONプロジェクトの対象になっている空き家2軒が入っているわけであるが、それぞれ違った雰囲気を醸し出すような会場で、その参戦も楽しんでいただこうというものである。
併せて大学生や高校生の企画による縁日を行っていきたいということである。
主催はここに記載しているが、西高屋駅前イベント実行委員会ということで、高校生、大学生、それから先ほどの皆様方が一緒になって、こういう民の手による新しい創造的なイベントがこの地で開催されるということであるので、ぜひ取材をしていただければと思う。

「高屋情報ラウンジ」開設及び愛称募集

高屋情報ラウンジの開設及び愛称募集について発表する。
高屋情報ラウンジは資料の中ほどの写真[のとおり]、西高屋駅を橋上化し、[西高屋]駅前ロータリーも拡張するというようなプロジェクトを進めているが、その橋上駅の中に情報ラウンジを作っていくというものである。
来年の3月が完成の目標として現在事業を進めているが、これはJR西高屋駅の2階駅舎の中に、自由通路ということで駅を南北につなぐ通路を作るが、それに併設する情報ラウンジということになっている。情報ラウンジというのは、図書館機能と交流センター機能を融合した施設を作るということである。[資料1ページ]写真で見れば中ほどの橋上駅のところから吹き出しを出しているが、こんな感じのイメージのものである。
[下の平面図の]左側が自由通路で右側に情報ラウンジを設置しようというものである。下の平面図をいただければこういうレイアウトでフリースペース、交流センター、図書スペースというようなものをここに確保していこうというものである。これについては、地域の皆さんや学生の皆さんとともに、ワークショップを行いながら、施設のデザインや機能について議論を進めながら検討してきたところである。
今回、ICTを活用した新しい形のDX図書館、また文教地区の特徴を生かした学生の参画や賑わいイノベーションを創出する新たな地域拠点としての機能が確定したということで今回発表するものである。
併せて高屋情報ラウンジが多くの人に愛され、親しまれる施設になるように愛称を募集させていただく。施設概要は少し申し上げたが、図書館機能と交流センター機能を融合した複合施設であり、開館時間は図書館が平日は12時から20時まで、土曜日は10時から18時。それから交流センターは7時30分から20時。まさに交通の結節、あるいはそういう時間で通勤であるとか、通学であるとかそういうことを考えた運営時間、開館時間にしている。

次のページに特徴を3つほど掲げている。
1つは、ICTを活用した新しい形の図書館であることである。
県内初の利用者カードを利用した24時間予約貸出ロッカーを整備し、窓口を完全セルフ化する。2番目が利用登録、レファレンス、図書資料の予約等は全てオンラインで受付可能とし、貸出は、他館所蔵本をオンラインで予約後、ロッカーで受け取る。[資料2ページ上]右側に[24時間予約貸出ロッカーの]写真があるが、こういうロッカーで受け取ることとなる。また、電子書籍も閲覧できるDX図書館になった。
2つ目は、文教地区の特徴を生かした学生参画の施設であるということである。
中学生や高校生を中心とした図書館サポーターを導入して、その方に選書をしていただく。本を選んでいただく。ここはあんまりたくさんの本を置く図書館ではないが、1,500冊の蔵書を子どもたちに選んでいただくというものである。
それから近畿大学工学部建築学科の学生が内装の提案とか備品の製作を実施していただいている。それから学生による本の特集展示や、開館記念として学生と作家のトークイベントの実施を予定している。この学園都市というところの、何か学生の参画を得たそういう施設にしていきたい。
3つ目は、賑わい・イノベーション創出する新たな地域拠点ということで、参加型イベントあるいはeスポーツ大会、音楽会等の開催、パブリックビューイング、集合型オンライン講座等の開催、打ち合わせ等に利用できるグループ用モニターも設置していく。
先ほど申し上げた、今回8月20日にやるようなイベントもまたここを会場にしながら、パブリックビューイングをして大いに盛り立てていこうというような活用ができることを期待しているところである。

[資料2ページ見出し]3番目の愛称募集である。どなたでも応募可能である。ただし、応募は一人1点のみ。応募期間が明日の8月8日から9月20日まで。基本は電子申請でお願いしようと思っているが、電子申請ができない場合は持参、郵送、メール、FAXいずれも可としている。表彰・賞については、ここ[資料]に記載しているとおり[最優秀賞(採用作品)1点副賞5万円]、発表は、令和6年11月頃の予定としている。

農業企業誘致事業「株式会社カワカミ蓮根」の初出荷

農業企業誘致事業の中で、株式会社カワカミ蓮根が本市に誘致[参入]してこられた。
いよいよ初出荷になるということで今回報告をさせていただく。
[資料1]の概要のところに記載しているように、本市は農業で元々発展したまちで、耕地面積も県内有数である。一方で農業者の高齢化と後継者不足という問題も抱えており、農業を維持していくためには新たな担い手の確保が大きな課題である。
そのため、令和3年から広島県と連携して全国から経営力の高い農業企業を誘致し、農業生産の拡大など、市内農業者との連携による農業振興を図っていくという取り組みに着手している。この取り組みによって、令和5年度に県内で初めて参入をすることなった農業企業が今回レンコンの初出荷を迎えたということから報告するものである。

[資料]2に誘致企業の概要を記載しているが、企業名は株式会社カワカミ蓮根。
社長さんは川上大介さん。本社は熊本になる。企業の概要としては、レンコン生産農家としては、年間で出荷量1,000トン以上ということで日本有数の出荷量を誇っていらっしゃる。
本市での状況であるが、昨年の4月に高屋町宮領に参入し、ほ場整備を開始した。
[資料1ページ]下の写真にもあるように、これはちょうど[高屋町]宮領の写真であるが、茶色のような色づけをしているところが、今回の作付けをされているところである。
14ヘクタールを集積されて8.5ヘクタールのほ場整備が完了し、今年4月から作付けを開始されて、この9月に初出荷の予定となっている。
今の育成状況がこの[資料1ページ]右側の写真のとおりである。
次のページのとおり、この誘致による効果ではあるが、1つは農地の再生有効活用につながっている。長年耕作されてない不作付け農地を活用しながら、土壌改良して、畦畔の再構築などを実施してほ場にしたところである。再生前、再生後の写真が[資料2ページ]右側にあるが、このような状況のとおり、ほ場として再生したというものである。
2番目は市内でもこれまでもレンコン農家は、志和[町]や[西条町]田口などで生産されているが、レンコンを生産する市内農家と意見交換し、生産管理、管理の方法などについて情報共有をできるようになったということである。
それから3番目地域コミュニティとの交流ということで、水路・農道の美化活動、秋祭りなどのイベントにも積極的に地域の一員として交流を図っていただいて地域の活性化にも結び付いているということである。

[資料の]4番目の今後の展開であるが、引き続き、広島県と連携した農業企業の誘致に加え、今年度からは、本市の立地条件や気象条件などの強みを生かした農業企業スカウティング事業を本市単独事業として着手している。積極的な誘致活動を展開して、経営力の高い農業企業に本市へ参入していただきたいと現在鋭意取り組んでいる。

2質疑

学校と地域がつながるJR西高屋駅周辺のまちづくり

記者)今進んでいる空き家の改修状況は、[資料2ページ中段の]図のA・B・Cのどれか。
A・Bで進んでいるのか。
市長)1ページで紹介したイノベーション[の写真]はBである。
記者)Bの改修が進んでおり、2棟目はどれか。
担当課)2棟目は梅田さんの協力を受けており活用に向けてどのようにしていくか、まず試験的にこういうイベントをやってみるということでご了解いただいた上で、活用させていただいている。
記者)1棟が3月に完成する予定で、この[資料P2の中段の]地図は、完成後のイメージというか、こういったまちづくりにしていきたいというものでよいか。
市長)はい。

記者)まちづくり組織についてだが、合同会社のトップの方はどなたか。
市長)会社のトップはこの地域の事業者でいらっしゃるが、建設会社の社長さんである。具体的には高屋建設の社長さんが代表で、副代表に住民自治協議会の副会長や自治会の副会長、不動産会社の社長などが入っている。

記者)民家、空き家は市が借りて拠点にしているのか。
市長)マエダハウジングが地域貢献事業としてこの物件を所有者の方と賃貸[借契約]をしている。マエダハウジングも我々のTown & Gownの取組みの中で大学連携したリノベーションに共感していただきこういった取り組みとなっている。したがって、所有者がいらっしゃり、賃貸契約はマエダハウジングがやり、その[空き家の]リノベーションについて、企業とも連携しながら大学の参画を得てやっている。

記者)マエダハウジングさんが好意として貸しているのか。
市長)好意である。地域貢献事業として。
担当課)マエダハウジングさんとの地域貢献事業ということで、学生によるリノベーションの活動に貢献いただいている。
市長)[空き家の]1階が地域貢献、2階がシェアハウスだから、これは賃貸では。
担当課)賃貸契約で、2階は3名程度入居できる仕様となっている。

記者)イベントについて、TEAM iXA[チームイクサ]さんが当日19時から[eスポーツの]初戦を戦うということか。
市長)はい。[eスポーツの]プロリーグというのがあり、ゲーム開発企業のカプコンという会社が主催しているが、格闘ゲームのストリートファイター6というソフトで争うということだ。全国から12チームが参戦すると伺っている。
記者)[8月]20日[午後]7時から、みんなでオンラインというかパブリックビューイングで[観戦するのか]。
市長)そうである。

記者)クリエイターというと、[資料2ページでは]eスポーツのTEAM iXA[チームイクサ]さんとアニメーション監督の方のことを書かれているが、どういうクリエイターをこのまちで育てていきたいか。
市長)この2ページ目のクリエイター学園都市のところでちょっと申し上げたが、お二方ともやはりベースは高性能コンピュータを活用しながら、1人はeスポーツのクリエーターである。アニメーターの監督も、今はやっぱりコンピュータを使ってのアニメーションを作るケースが多い。そういう技術を若い人たちに伝授するというか、知ってもらい、なかなか自宅で高性能パソコンなんて使えないわけであるので、やっぱりそういうものに触るという中で、子どもたちの中からそういう創造的な人材というもの、クリエイターというものをこの地から養成していけるのではないかと[考えている]。そういう指導者がこの地にはお2人いらっしゃるということであり、このムーブメントがもっともっと大きくなってもっといろんな方々が入ってくると、非常にここは面白いし、まさにクリエイター学園都市になっていったらいいなという思いである。

記者)[資料2ページ中段の]図のA・B・CのCは、出張所と思っていたが、民家か。
担当課)民家は3つ想定しており、主に合意いただいているというか、協力意向をいただいているのがこの3件の建物があり、Cは出張所ではなく、ロータリーのすぐ近く、駅前広場に隣接した建物である。今現在このイベントを行うにあたり、準備会議をさせていただける会場として使わせていただいている。
記者)3件目星をつけて今1件進んでいるということ。ここ[資料2ページ中段]に西高屋寮と書いてあるが、そういう名前でやっていこうということか。
担当課)名称はまだ決まっていない。

記者)先ほどのクリエイターのことで、TEAM iXA[チームイクサ]さんはご紹介いただいたが、[アニメーションの]岸さんのバックグラウンドを教えてほしい。
担当課)はい、岸さんはたまたま縁があってというか、駅前に住んでいらっしゃった方の大家さんのお婿さんに当たる。東京で活動していらっしゃったが、奥さんの出産を機にこちら[高屋町]に本拠地を移され、このまま進みやすいのでここで活動していきたいという本人のご意向があって、この西高屋を拠点にしていきたいということになっている。
記者)東広島市に移住しているのか。
担当課)移住されている。
記者)岸さんのお名前は。
担当課)岸誠二[きしせいじ]さんである。

「高屋情報ラウンジ」開設及び愛称募集

記者)交流センターというのは、何があって何をするスペースであるか。
市長)交流センターは言うならば、地域の方々が集いながら、様々なイベントなど、2ページの特徴の3番目であるが、賑わい・イノベーションを創出する新たな地域拠点という位置づけである。

記者)交流センターとフリースペースとの違いは何か。何か特殊な機能があったりするのか。図書館の方は開館時間や制限があったというので。
市長)このフリースペースは自由通路では。
担当課)はい、1ページ目の設置図面があるが、[資料1ページ平面図]ABCのBである交流センターについては、まずもって駅の待合的な要素もあるし、いろんなイベントを開催していくというようなことにも利用していこうと思っている。フリースペース、[資料1ページ平面図]Aについては、ちょうど入口にあたるので、例えばここに本の展示であるとか、例えば図書のロッカーであるとか、そういったことを設置しようと考えている。
市長)フリースペースといいながら図書館の位置付けである。図書館が[資料1ページ平面図]AとCで、交流センターがBである。図書館のフリースペースは、今言ったように図書の展示である。
担当課)[図書館のフリースペースには]図書展示であるとか、貸出用ロッカーとか、そういったもの[を設置する]と考えている。
市長)こちら[フリースペース]の方には、多分図書館が奥まった所にあるので、エントランスの所にフリースペースみたいなものを設けて、[図書館に]誘導するという意味合いがあるのではないかと思う。そんなコンセプト。
担当課)大丈夫そんな感じである。

記者)近畿大学の学生さんなどが[高屋情報ラウンジの内装イメージなどを]提案していたのを[過去に]取材したが、その後何か大きく仕様が変わったりすることがあったら教えてほしい。作っている中でうまくいかないことなども。
担当課)近畿大学工学部の方[学生]について、こちら[資料2ページ]にあるように内装の提案や備品の製作をお願いしている。内装の提案については、どういった形で実現していくか、実現に向けて今協議を進めている。それからもう一点、備品の製作については、卒業に向けてどういったものを作るかという協議を学生さんと詰めている状況である。特に照明であるとか、棚も製作しようかということで今話は出ている。
記者)基本は、当初学生さんが提案されたものをベースに作っているということか。
担当課)はい。ご提案いただいたものをベースに、全てちょっと実現できるかどうかというものもあるので、極力目指しながらやっているということである。

記者)図書館が平日12時からとなっているが、この時間設定のねらいは。
担当課)今回、高屋情報ラウンジについては、特に通勤・通学される方をターゲットと考えている。なので、朝の時間帯が忙しいのでなかなかこの[時間帯の]利用が難しいだろうということで、帰りの時間帯を主に有効活用していただこうということで、午後から開館していくということである。
一方、交流センターについては、先ほど言ったように、待合室、人が集う場、いろんなイベント等を実施していく場と考えているので、朝の早い時間帯から20時ということでこの時間帯まで開設するということで区分けしている。

記者)今、高屋町には図書館がないのか。
市長)高屋町にはない。

記者)通常の図書館の開館時間は何時か。
担当課)[通常の図書館の開館]時間帯は[図書館により]まちまちだが、中央図書館であれば9時から[午後]6時までという時間帯である。

記者)自由通路の中に併設する形で[高屋情報ラウンジを]設置されると思うが、通勤・通学ラッシュで利用者が増える時間帯があると思う。賑わいづくりの拠点をそういう場所に作ることについて、通常の利用者への影響は?
市長)通常の利用者というのは図書館であるか。
記者)図書館もどちらも。
市長)図書館は、通勤・通学時間帯、特に朝の一時的に集中するような時間帯は避けて開館していないので、問題は出ないと思うが、帰るときに三々五々皆さんも言われると思うが、おそらく地元の方はそういう時間帯に使うケースは少ないのでは、学生が主体の利用ではないかと[思う]。だからお昼から夕方[午後]4時とかそれぐらいの時間帯は、地元の方が主に利用する想定である。
それから交流センターは、ある意味で言うと待合機能を持つということになると思う。そのため、少し錯綜する状況というのは、一時的に出てくる可能性はある。駅の待合室的なものは、他にベンチ等は自由通路になく、ここ[高屋情報ラウンジ]でやっぱり時間待ち[待合い]をするようになる。だからやっぱりイベントの開催時間については、やっぱりそういうこと[時間帯]も配慮しながらやっていく。
記者)イベントの開催時間等は配慮するということか。
市長)はい。

農業企業誘致事業「株式会社カワカミ蓮根」の初出荷

記者)農業企業誘致事業について、カワカミ蓮根以外に[成功した]事例はあるか。
市長)いろいろ水面下では交渉を開始していたが、成功した事例というのはこれ[カワカミ蓮根]が最初。
記者)[事業の]計画や進捗を問う。
市長)[交渉が]進行しているのもあるし、今回スカウティング事業ということで、新たに今年度から始めた事業があるが、我々としてもどういう農業企業にこの地に入っていただくのか、市の特徴を生かしながら入ってもらう企業に対して、プロモーションをこれからやっていく。そのコンセプトが一応固まりつつあるので、近いうちに[コンセプトを]オープンにしながら、プロモーションを本格的に開始していきたい。

記者)農業企業誘致事業をこれまで実施され、その時点ではカワカミ蓮根[1社]に対して支援してきたのか、いろんな企業に声をかけてカワカミ蓮根に決まったのか。
担当課)これまでいろんな企業と接点を持ちながら誘致に取り組んできたところであるが、具体的に成果につながったのがカワカミ蓮根である。

記者)農業スカウティング事業について、詳しく具体的に教えてほしい。
担当課)カワカミ蓮根とご縁ができたのは、広島県主催の農業企業とのマッチングフェアといったイベントの開催地が出会いの場となったが、有力な農業企業は全国でも多くなってきているので、今年度から本市が独自でスカウティングするような事業に取り組もうと考えている。先ほど市長から申し上げたように、地形や気候など、東広島市の条件を示し、東広島市に興味を持っていただける企業へ来てもらおうと、積極的に誘致を進めていこうと考えている。

記者)企業誘致のアプローチの仕方は市が独自で示すのか、どういう方法でされているのか。
担当課)この事業[農業スカウティング事業]は、全国の農業企業にコネクションをもつ農業コンサル[ティング]に委託をして、具体的に条件を示しながら、マッチングしていきたいと考えている。

記者)今の段階ではこういうことしているというのはあるか。
担当課)現在では、市が目指す姿というか誘致戦略をかためており、カワカミ蓮根を好事例として全国に展開していきたいと考えている。

記者)県内で初めて今回参入という説明があったので、この農業企業は…
市長)これはレンコンが県内初では?農業企業は県内にいくつも入っている。そういう意味
[レンコンは初であるとともに、県が表立って農業企業を誘致する事業を立ち上げてから初めて県内への農業企業の参入が実現したのが初でもある]
記者)農業誘致事業というのは県の事業ということを確認しようと思っていた。
市長)県の事業である。
記者)県の事業に市も入って支援しているということか。
担当課)県の事業なので、広島県の誘致の活動をされていたが、その中でも本市を選んでいただいたということである。
記者)具体的にカワカミ蓮根には何か支援があったと思うが、国[の支援]か県[の支援]か。
市長)市もある。基本的には県の助成でハード整備の一部である。その前段として、農業企業参入促進事業補助金。企業に対して、フィジビリティは大丈夫みたいな話があるが、それに対する支援は市がやっている。
記者)フィジビリティとは。
市長)企業も採算が合うか検討しなくてはならない。
担当課)ほ場の調査なども。
記者)市が支援して、県はハード面の支援を行って、遊休地を使ってやったという辺りを補助するということと分かった。

記者)なぜ高屋町[に参入したの]か。レンコンは志和町のイメージである。高屋町でも作っていないことはないと思うが、そのメリット、有利性は。
担当課)まずは地元でウェルカム状態だったということもあるし、こちら[資料]に農地を記載しているように、耕作している所もあるが耕作できなくなった土地も多くあり、そういう土地を農業企業に預けてみようという機運があったというのが前提にある。
地形であるが、もともと水田であり少し低くなっていて水が溜まりやすい土地なので、水を多く使うレンコンという作物に適していたこともある。

記者)成果のところで例えば地元の雇用とか、効果はあるか。
担当課)地元で雇用された方は今現在把握しているところで1名いらっしゃる。これから収穫時を迎えるということになると、作業として地元の力をお借りしたいということもあるので、季節的な労働が出てくる。
記者)その他は熊本県から社員が来られてやっているのか。
担当課)熊本から来られている方もいらっしゃるし、こちらで雇用された方も熊本で就労されている。そしてこちら地域の責任者になるような育成もされていらっしゃる。

その他(有機フッ素化合物の継続調査の状況等)

記者)PFASのモニタリング調査は、その後、特段国や米軍、内部的なこと、地域とのこと等で何か動きがあるか。
市長)具体的な大きな動きはない。我々も米軍と防衛省がどういうやり取りをしていただいているかというのは、常に情報をいただいている。防衛省の方から米軍への働きかけをしていただいていると受け取っているので、できるだけ早くその結果について我々にお知らせいただきたいと思っている。
モニタリング調査は、当初定めたようなサイクルでやっているし、地下水のモニタリング調査については、8月からスタートできるように、箇所の選定を最終段階でやっている。

記者)地下水調査は、[水道の]上水布設の目途が立った段階でとのことだったが、8月のいつ頃か。
市長)お盆以降くらいか。
担当課)日程調整中である。
記者)8月以内であることは確かか。
担当課)そのように考えている。
市長)水道[布設]は、今13世帯については既に設置が終わった。1世帯がお盆までにはできることから、14世帯に水道を接続することができるようになるので、その中から井戸でモニタリングができる所を今選定中であり、それを8月中には[地下水モニタリング]調査の箇所決めて、調査を進めていく。
 

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