組曲『西條』
ごあいさつ
学校の誇り,地域への愛着・絆 組曲「西條」
本校では,平成13年度より「地域への文化の伝承と創造」をテーマとして,組曲『西條』に取り組んできました。これまで県内外から高い評価を受け,学校や生徒達の大きな自信となっています。同時に地域の皆様からも愛着を持って,見守っていただいていると感じています。
生徒は,組曲『西條』を力強く演技するため,全校で一生懸命取り組んできました。これまで,授業中だけでなく,昼休憩などを利用して,先輩から後輩に受け継ぐ姿は本校の伝統となっております。生徒たちには,「単に『伝統を受け継いでいこう』という意識ではなく,自分の与えられた役割を一生懸命演技し取り組んでいくことが,最高のパフォーマンスを生み出すことになるし,それが引き継がれいくものだ」と話をしてきました。
生徒たちの意気込みや情熱,そして励まし合い,協働してより良いものを創り上げようとする真摯な姿を見ていただき,西条中学校の良さを感じていただければ幸いです。
東広島市立西条中学校 校長 池田 隆
組曲『西條』の構成紹介
組曲『西條』は,『笛・太鼓・吹奏楽・合唱・踊り』からなる総合芸術です。大きく分けて「露の命」「粋」「西条酒造り唄」「フェスタ」の4つの構成となっています。これらは,平成14年度に完成しました。以下に,それぞれの構成について,ご紹介します。
「露の命」
西条の自然・歴史をイメージしたこの曲は,篠笛・宮太鼓・締太鼓・神楽鈴・銅鑼で演奏され,踊りを伴っています。
「粋」
蔵人の酒造りにかける魂が込められた和太鼓を中心とした曲になっています。米洗い唄(米とぎ唄)の部分では,篠笛・歌・踊りが加わり,一層力強く表現します。
「西条酒造り唄」
男声の独唱とアカペラの混声三部合唱が対照的に表れます。
「フェスタ」
酒造り唄の中の,「もとすり唄」で始まります。「もとすり」とは,米と酵母をかき混ぜる動作のことです。そこから酒ができるまでを表現し,組曲『西條』のクライマックス,フィナーレへと向かっていきます。ここでは,西条の盆踊りで踊られている樽踊りが演じられ,フィナーレにふさわしく出演者が勢ぞろいし,華やかに組曲を締めくくります。
部門紹介
組曲『西條』では,7つの部門で構成され,12の役割があります。それぞれ組曲『西條』を創り上げていく上で,欠かせない唯一無二のポジションとなっております。それぞれ部門と役割について紹介します。

巫女
優雅な舞で,豊作を祈ります。左右対称の動きにも注目です。

太鼓
5種類の太鼓がテンポと動きを合わせて,力強さを表現します。

篠笛
澄み切った音色で,組曲をより美しく仕上げます。

米とぎ
のびのびとした大きな動きで酒米の仕込みを表現します。

男踊り
迫力のある動きは,蔵人の心意気を表わしています。

樽踊り
軽やかな踊りと笑顔で会場を包みます。

合唱男子
力強い歌声を会場全体に響かせます。

合唱女子
力強いハーモニーで,気持ちを乗せて歌います。

吹奏楽
気持ちを一つに,「フェスタ」を盛り上げていきます。

広報
裏から組曲を盛り上げ,より多くの人に知ってもらえるような活動をしています。
チャッパ・チャンチキ
華やかな声と笑顔で会場を魅了します。
舞台演出
舞台のセッティング・照明の担当で,組曲を支えます。
この記事に関するお問い合わせ先
西条中学校
〒739-0041
東広島市西条町寺家6466番地
電話:082-423-2529
ファックス:082-423-2571
更新日:2023年04月05日