高齢者肺炎球菌予防接種

更新日:2024年04月01日

肺炎球菌ワクチンとは

肺炎球菌には90種類以上の血清型があり、定期接種で使用される「23価肺炎球菌ワクチン(一般名:23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン、商品名:ニューモバックスNP)」は、そのうちの23種類の血清型を対象としたワクチンです。
この23種類の血清型は、成人侵襲性肺炎球菌感染症(※)の原因の約4割~5割を占めるという研究結果があります。
このワクチンは、対象とする血清型の侵襲性肺炎球菌を4割程度予防する効果があります。

(※)侵襲性肺炎球菌とは、本来は菌が存在しない血液、髄液、関節液などから菌が検出される感染症のことをいいます。

定期接種の対象者及び接種期間

対象者:65歳の市民で、過去に23価肺炎球菌ワクチン(※)を接種したことがない人
接種期間:65歳の間(66歳の誕生日の前日まで)

60歳以上65歳未満の市民で、心臓・じん臓・呼吸器に身体障害者手帳1級相当の重い病気のある人及びHIVで免疫機能に重い障害のある人のうち、過去に23価肺炎球菌ワクチン(※)を接種したことがない人も対象になります。

(※)23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(ニューモバックスNP)

高齢者肺炎球菌予防接種リーフレット(PDFファイル:1.4MB)

【参考】
対象者拡大(65・70・75…100歳)の経過措置は令和5年度で終了しました。以後、66歳以上の人が接種を希望する場合は、任意接種として全額自己負担(約8,000円)での接種となります。

接種回数

1回(初回のみ)

※再接種を希望される場合は、その必要性を医師と相談の上、1回目の接種から5年以上の間隔を空けて接種をしてください。

接種料金

自己負担:4,000円(公費助成適用後の料金)

定期接種の対象者のうち、次の要件に該当する人は自己負担免除となります。

  1. 生活保護受給者
  2. 市県民税非課税世帯(世帯全員の市県民税が非課税)
  3. 中国残留邦人等支援給付制度受給者

市県民税非課税世帯の人は無料証明書を発行しますので、事前にウェブ申請または医療保健課、各支所・出張所の窓口で申請してください
※「後期高齢者医療限度額適用・標準負担額減額認定証」、「介護保険負担限度額認定証」、「生活保護受給者又は中国残留邦人等支援給付受給者であることを確認できるもの」のいずれかを東広島市内の受託医療機関で提出されると無料となります。
※無料証明書発行に係る申請において、令和6年1月1日時点で本市に住民登録をしていない人は、事前にご相談ください。

申請の際には、マイナンバーカード又は本人確認書類を持参してください(申請の受付は窓口又は郵送のみの対応とし、ファックスでは対応できません)。詳しくは次をご覧ください。

接種方法

事前に、かかりつけ医などの市内医療機関に、電話予約等で申し込んでください。
東広島市外の医療機関で接種を希望する場合は、申請が必要です。ページ下部をご確認ください。

接種に必要なもの

  • 予診票
  • 自己負担金4,000円(無料で接種が可能な人は、無料証明書等の該当書類)

接種できる医療機関

東広島市外の広島県内医療機関で接種する場合の手続き

広島県広域化予防接種事業の受託医療機関であれば、東広島市内受託医療機関と同じ料金で接種できます。
接種される前に、広域接種券の発行手続きが必要です。
ウェブ申請または、本人確認書類をご持参のうえ、医療保健課、各支所(黒瀬支所・豊栄支所・河内支所・安芸津支所)へ申請してください。
なお、福富支所・各出張所でも申請を受け付けており、後日、郵送で送付します。

広島県外の医療機関で接種する場合の手続き

接種費用はいったん全額自己負担となり、予防接種を受けた後に、払い戻し手続きをすれば費用助成が受けられます。
接種される前に、申請が必要です。
ウェブ申請または医療保健課にお問い合わせください。

副反応について

肺炎球菌ワクチンの接種後にみられる主な副反応には、接種部位の症状(痛み、赤身、腫れなど)、筋肉痛、だるさ、発熱、頭痛などがあります。接種後に気になる症状や体調の変化があらわれたら、すぐ医師にご相談ください。

想定される副反応(厚生労働省ホームページより抜粋)
報告頻度 5%以上 1~5% 1%未満 頻度不明 注)
全身症状   倦怠感、違和感、悪寒、発熱 ほてり 無力症
筋・骨格系   筋肉痛   関節痛、
関節炎CK(CPK)上昇
注射部位 疼痛、熱感、腫脹、発赤 硬結 掻痒感 可動性の低下
精神神経系   頭痛   感覚異常、熱性痙攣、浮動性めまい
呼吸器     咽頭炎、鼻炎  
消化器     悪心 嘔吐、食欲減退
血液       リンパ節症・リンパ節炎、白血球数増加
皮膚     皮疹 蕁麻疹、多形紅斑
その他   ALT(GPT)上昇 腋窩痛 血清病、CRP上昇

注)自発報告あるいは海外において認められている
※ 新製剤及び旧製剤で認められた副反応を記載

様式

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 医療保健課 医療感染症対策室 医療感染症対策係
〒739-8601
東広島市西条栄町8番29号 本館2階
電話:082-420-0936
ファックス:082-422‐2416

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