帯状疱疹予防接種について

更新日:2025年04月21日

帯状疱疹予防接種の定期接種

令和7年度に対象の方へ「令和7年度 高齢者帯状疱疹予防接種通知書」(ハガキ)を送付しました。帯状疱疹予防接種を受けるときは、届いた通知書を必ず持参してください。
 

【帯状疱疹とは】

帯状疱疹とは、水痘帯状疱疹ウイルスに初感染(いわゆる「水ぼうそう」)後、生涯にわたって神経に潜伏感染しているウイルスが、加齢、疲労、免疫抑制状態等の宿主の免疫力低下によって再活性化して起こる病態です。合併症として、皮膚病変が治癒した後に疼痛が残存し数カ月から数年持続する「帯状疱疹後神経痛」があります。

 

【接種期間】

令和7年4月1日から令和8年3月31日

 

【高齢者予防接種を受けることができる医療機関の一覧】

R7高齢者予防接種実施医療機関一覧(PDFファイル:757KB)

 

【接種費用】

生ワクチンは2,600円を1回分、組換えワクチンは7,000円を2回分(公費助成を適用後の料金)

 

【対象者】

  1. 年度内に65歳を迎える方
  2. 60から64歳でヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に障がいがあり日常生活がほとんど不可能な方
  3. 令和7年度から令和11年度までの5年間の経過措置として、その年度内に70、75、80、85、90、95、100歳(※)になる方も対象となります。

※100歳以上の方については、令和7年度に限り全員対象となります。
※定期接種対象者以外で接種をご希望の方は、任意接種として全額自己負担で接種していただくことになります。

【対象者の中で無料で接種できる方】

  1. 市県民税非課税世帯
  2. 生活保護受給者
  3. 中国残留邦人等支援給付制度受給者

※上記の1から3に該当する方は、接種する際に、「無料証明書(事前申請が必要)」または「生活保護受給者または中国残留邦人等支援給付受給者と確認できるもの」のいずれかを高齢者予防接種実施医療機関で提示されると費用が無料となります。

 

【無料証明書の発行について】

「無料で接種できる方(上記の1から3)」に該当する場合は、無料証明書を発行しますので、下記のいずれかの方法で事前に申請をお願いします。(ファックスでの対応できません。)

  • 電子申請(4月1日(火曜日)から受付開始)
    電子申請の場合は、後日、無料証明書を郵送します。
無料証明書の電子申請はこちらから
  • 窓口での申請(4月1日(火曜日)から受付開始)
    医療保健課・各支所・各出張所へマイナンバーカード又は本人確認書類を持参し、申請してください。福富支所・各出張所で申請された場合は、無料申請書を後日郵送します。
     
  • 郵送での申請
    申請書と本人確認ができるもの(保険証や免許証等)の写しを同封してください。

 

【経過措置対象年齢】

※各年齢に示した該当「年度生まれ」の人が対象です。

  70歳 75歳 80歳 85歳 90歳 95歳 100歳 101歳~

2025年

(令和7)

年度

1955

(昭和30)

1950

(昭和25)

1945

(昭和20)

1940

(昭和15)

1935

(昭和10)

1930

(昭和5)

1925

(大正14)

1924(大正13)

以前

2026年

(令和8)

年度

1956

(昭和31)

1951

(昭和26)

1946

(昭和21)

1941

(昭和16)

1936

(昭和11)

1931

(昭和6)

1926
(大正15・昭和元)
 

2027年

(令和9)

年度

1957

(昭和32)

1952

(昭和27)

1947

(昭和22)

1942

(昭和17)

1937

(昭和12)

1932

(昭和7)

1927

(昭和2)

 

2028年

(令和10)年度

1958

(昭和33)

1953

(昭和28)

1948

(昭和23)

1943

(昭和18)

1938

(昭和13)

1933

(昭和8)

1928

(昭和3)

 

2029

(令和11)

年度

1959

(昭和34)

1954

(昭和29)

1949

(昭和24)

1944

(昭和19)

1939

(昭和14)

1934

(昭和9)

1929

(昭和4)

 

2030

(令和12)

年度

経過措置終了

 

用いるワクチン ※接種希望者はどちらかのワクチンを選択して接種
種類 生ワクチン 組換えワクチン
自己負担額 2,600円/回×1回接種 7,000円/回×2回接種

接種回数

(接種方法)

1回(皮下に接種) 2回(筋肉内に接種)
接種スケジュール _

通常、2か月以上の間隔を置いて2回接種

※病気や治療により、免疫の機能が低下したまたは低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮できます。

接種できない方 病気や治療によって、免疫が低下している方は接種できません。

免疫の状態に関わらず接種可能です。

接種に注意が必要な方 輸血やガンマグロブリンの注射を受けた方は治療後3か月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた方は治療後6か月以上置いて接種してください。 筋肉内に接種をするため、血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方は注意が必要です。

 

帯状疱疹に対するワクチンの効果
  生ワクチン 組換えワクチン
帯状疱疹に対するワクチンの効果(報告) 接種後1年時点 6割程度の予防効果 9割以上の予防効果
接種後5年時点 4割程度の予防効果 9割程度の予防効果
接種後10年時点 _ 7割程度の予防効果

※合併症の1つである、帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、組換えワクチンは9割以上と報告されています。

 

帯状疱疹ワクチンの安全性
主な副反応の出現割合 生ワクチン 組換えワクチン
70%以上 _ 疼痛
30%以上 発赤

発赤、筋肉痛、疲労

10%以上

そう痒感、熱感、腫脹、疼痛、硬結

頭痛、腫脹、悪寒、発熱、胃腸症状

1%以上 発疹、倦怠感 そう痒感、倦怠感、その他の疼痛

 

その他

  • 帯状疱疹ワクチンの交互接種については認められていません。
  • 他のワクチンとの同時接種は、医師が特に必要と認めた場合に行うことができます。ただし、生ワクチンについては、他の生ワクチンと27日以上の間隔を置いて接種してください。

 

東広島市外(広島県内)の医療機関で接種する場合の手続き

広島県広域化予防接種事業の受託医療機関であれば、東広島市内受託医療機関と同じ料金で接種できます。
接種される前に、事前申請が必要です(広域接種券を発行します)。下記のいずれかの方法で申請をお願いします。

  • 電子申請
    電子申請の場合は、後日、広域接種券と予診票を郵送します。
市外(県内)で接種するときの電子申請はこちらから
  • 窓口での申請
    本人確認書類をご持参のうえ、医療保健課、各支所(黒瀬支所・豊栄支所・河内支所・安芸津支所)へ申請してください。なお、福富支所・各出張所でも申請を受け付けており、後日、広域接種券と予診票を郵送で送付します。
  • 郵送での申請
    郵送で申請される場合は申請書と本人確認ができるもの(保険証や免許証等)の写しを同封してください。

広島県外の医療機関で接種する場合の手続き

接種費用はいったん全額自己負担となり、予防接種を受けた後に、払い戻し手続きをすれば費用助成が受けられます。
接種される前に、事前申請が必要です。

  • 電子申請(下記)または、医療保健課(082-420-0936)にお問い合わせください。
県外で接種するときの電子申請はこちらから
  • 郵送での申請
    郵送で申請される場合は申請書と本人確認ができるもの(保険証や免許証等)の写しを同封してください。

Q&A

組換えワクチンを1回目だけ、過去に接種していますが、費用助成を受けることはできますか?


組換えワクチンの2回目分だけ費用助成を受けることができます。

生ワクチンと組換えワクチンの交互接種については認められていないため、2回目として生ワクチンを接種することはできません。

 

生ワクチンと組換えワクチンのどちらを接種するといいですか?


効果や自己負担額を参考にご検討ください。ただし、効果や副反応には個人差があります。かかりつけの医師等にご相談のうえ、ご判断ください。
 

令和7年度の接種機会を逃した場合、5年後に接種することはできますか?


経過措置は5年後に終了する見込みです。そのため、令和7年度に対象の人は、5年後、定期接種として帯状疱疹ワクチンを受けることはできません。

 

帯状疱疹は、人から人に感染する病気ですか?


いいえ。帯状疱疹とは、水痘帯状疱疹ウイルス(水ぼうそう)に初感染後、生涯にわたって神経に潜伏感染しているウイルスが、加齢、疲労、免疫抑制状態などの免疫力低下によって再活性化して起こる病気です。しかし、水ぼうそうに罹患したことがない人が水痘帯状疱疹ウイルスに感染した場合は、水ぼうそうを発症する可能性があります。

 

帯状疱疹に罹ったことがある人が、帯状疱疹予防接種を受けることができますか?


可能です。帯状疱疹は1度だけではなく2度、3度と罹る場合もあります。医師等に相談のうえ、接種についてご検討ください。

第65回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会(2024年12月18日)において、帯状疱疹を予防接種法のB類に位置付けることが了承されました。

帯状疱疹の予防接種についての説明書(PDFファイル:556.2KB)

帯状疱疹ワクチンに関するリーフレット(PDFファイル:318.5KB

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 医療保健課 
〒739-8601
東広島市西条栄町8番29号 本館2階
電話:082-420-0936
ファックス:082-422-2416

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