巨大な壺を復原
東広島市高屋町の中島1号遺跡で出土した弥生時代後期の土器棺(大型の壺)を復原しました(平成26年度)。
中島1号遺跡は、JR山陽本線西高屋駅の南西の丘陵上で検出された弥生時代後期の墳墓群です。
携帯電話の無線基地局建設に伴い、平成25年12月に発掘調査を実施しました。
調査の結果、石棺3基、土器棺3基がありましたが、石棺1基を除いた他はすべて幼小児を葬ったことが考えられます。
土器棺1は、高さ約85センチメートル、口縁部の直径約35センチメートル、胴部の最大径約55センチメートルの大型壺で、頸(くび)から上を打ち割り、扁平な板石を蓋にしていました。
復原した大型壺は、当センター1階の展示室に展示しています。

中島1号遺跡の発掘調査風景の写真

土器棺1の検出状況

壺の口や頸(くび)を取り外し、石蓋を検出したところ。

土器棺1(大型の壺)の復元作業
キバッテます

祝! 復原終了 大型の壺が完成しました。
大きいでしょ
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生涯学習部 文化課 東広島市出土文化財管理センター
〒739-2201
東広島市河内町中河内651番地7
電話:082-420-7890
ファックス:082-437-0320
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更新日:2014年06月06日