【発掘調査が終了しました】道照2号遺跡(東広島市西条町御薗宇)
発掘調査終了のご報告
令和7年7月中旬から実施しておりました道照2号遺跡(東広島市西条町御薗宇字道照)の発掘調査が終了しました。
調査期間中におきましては、近隣住民の方々をはじめとし、多くの皆様に多大なるご協力とご理解を承りましたことを心より感謝申し上げます。
道照2号遺跡ってどんな遺跡?
弥生時代から中世のムラの跡です。
どんな遺物が出土したの?
貯蔵用の穴の上部から弥生時代の終わりごろ(約1800年前)の土器がほぼ完全な形で出土しました。土器の底の部分が丸に近い形態がこの時期の土器の特徴として挙げられます。これらの土器は、貯蔵穴がその機能を終えて埋められた最終段階で廃棄されたものです。【写真1】
さらに貯蔵穴を掘り進めると、底に近い部分(深さ約1.40メートル)から本来の用途である貯蔵に用いたと思われる壺形土器が出土しました。【写真2】
【写真1】貯蔵穴の上部で見つかった弥生土器
(土器の大きさ 高さ約20センチメートル)
【写真2】貯蔵穴の底付近で見つかった壺形の弥生土器
(土器の大きさ 高さ約50センチメートル)

出土した土器の復元の様子
発掘調査終了後、現在は当センターにて、出土した遺物をていねいに洗浄したのち、復元して収蔵し、記録に残す作業を行っています。
この記事に関するお問い合わせ先
生涯学習部 文化課 東広島市出土文化財管理センター
〒739-2201
東広島市河内町中河内651番地7
電話:082-420-7890
ファックス:082-437-0320
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更新日:2025年10月16日