郷1号遺跡(東広島市高屋町郷)の発掘調査が終了しました
発掘調査終了の報告
令和5年9月20日から実施しておりました急傾斜地崩壊対策事業に係る
郷1号遺跡(東広島市高屋町郷)の発掘調査が令和5年12月22日をもちまして
無事終了いたしました。
調査期間中におきましては、近隣住民の方々をはじめとし、多くの皆様に
多大なるご協力とご理解を承りましたことを心より感謝申し上げます。
発掘調査を終えて
郷1号遺跡では、調査区の北端部分から不規則に並ぶ多くの石が検出され、
そこから多量の弥生土器が出土しています。
出土した土器の大部分は、元の形に復元することが難しいほど小さな破片ですが、
甕や壺の口縁部や胴体部分に文様があるものもみられます。
土器の形態から弥生時代後期前半(今から約2000年前)を中心とした時代の土器だと考えられます。
他には、スクレーパー(削器)が出土しました。
今後、現地で作成した写真や図面、出土した遺物を整理し、調査研究をおこない
発掘調査報告書の作成を進めていきます。
〔出土遺物〕弥生土器
〔出土遺物〕スクレーパー(削器)
この記事に関するお問い合わせ先
生涯学習部 文化課 東広島市出土文化財管理センター
〒739-2201
東広島市河内町中河内651番地7
電話:082-420-7890
ファックス:082-437-0320
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更新日:2024年01月11日