東広島にブックデビューの輪を広げよう~その1 あかちゃんへ ことばのプレゼント を読み解く~を開催しました。
令和元年10月1日(火曜日)、東広島市市民文化センターアザレアホールにおいて、ブックデビューに関する講演会を開催しました。
市内外から、絵本の読み聞かせや子育て支援の活動をされている方、これからブックデビューの活動を行ってみたい方、妊産婦や子育て中の方など、約65人の方に参加していただきました。
講演会では、ブックデビューに関する共通理解を深め、ブックデビューを行うときに大切にしたいことを共有するために、様々な角度から、ブックデビューについて知り、考えるきっかけとなるお話などをしていただきました。
まずは、吉川五百枝さん(ひろしま子どもの読書活動団体等ネットワーク協議会代表幹事)の講演です。なぜ、あかちゃんにとって「ことば」が重要なのかにはじまり、たくさんの人々のぬくもりのなかであかちゃんが「ことば」に出会えるよう、ブックデビューをとおして「ことば」について考え、どのような環境を整えていくか、ブックデビューに関する基調提言をいただきました。
ブックデビューは、地域すくすくサポート(東広島版ネウボラ)などでも行い、地域の中での子育て支援、家庭教育支援につながります。子育て支援の現状や地域すくすくサポートでの活動、親子のコミュニケーションをサポートすることの必要性について、こども家庭課から報告がありました。
実際に、地域すくすくサポートで開催されたパパママ教室で、ブックデビューを8月に行った時の様子や大切にされたことなどを、その際に講師をしていただいた岡由美さん(絵本ボランティアはねちゃん代表)に報告してもらいました。お腹の中のあかちゃんに一緒に語りかけるお父さんお母さんの様子や、岡さんの気づきなどから、妊娠期など、ブックデビューを伝える活動が広がりそうです。
あかちゃんとことばの出会いの一つに、図書館などで行われている、絵本の読み聞かせの活動などがあります。図書館のなかでの活動として、黒瀬図書館では、ボランティア団体によりあかちゃんを対象としたおはなし会が開かれています。この時の様子などについて、実際の映像やボランティアの方からの言葉などを伝えてもらいました。
河内こども図書館では、地域の中に飛び出して、わらべうたなども交えながら、あかちゃんとことばをつなぐ活動も行っています。実際に、参加者の方も一緒に、わらべうたを歌ったり、手遊びをしたりして、これらがあかちゃんやお母さんたちの心をほぐし、楽しいリズムや動きと共にことばに触れる機会であることを、会場全体で実感しました。
あかちゃんが喜ぶ絵本、ぜひ読み聞かせをしてあげたい絵本はどのようなものでしょうか。サンスクエア児童青少年図書館から、たくさんの絵本を展示し、絵本の紹介もしてもらいました。実際のあかちゃんの反応など、絵本を見るだけではわからないことまでわかる“おしゃべり展示”でした。
参加者の方々からは、「様々な実践内容がきけて勉強になりました。本の紹介もあり、選んでみようと思いました。」、「『赤ちゃんはおなかの中にいるときから聞いている、ことばを聞きながらためている』という、言葉がとても心に残りました。」などの感想をいただきました。
また、「子ども、保護者と共に一緒に楽しめることが大事だと思います。」、「子ども、親、地域があたたかい環境の中でつながっていく事が大切だと思いました。」など、今後ブックデビューを広げていくときに大切にしたいことを、共有し、それぞれが考えることができたようです。
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更新日:2021年06月22日