井戸
国院の墨書のある土器が発見された井戸
僧房基壇と国師院と推定された大型建物跡との間で検出された井戸跡です。
一辺約1.2m四方の方形で、深さは最大で1.1mです。四隅に直径10cm程度の丸太材を打ち込み、丸太材の外側に横板を渡して基底部とし、それに立て懸けるように縦板をめぐらせて井戸側としています。
裏込め土からは「国院」と書かれた墨書土器が出土しており、安芸国内の僧侶の指導・育成や法会(法要)の執行にあたった国師の事務所(国師院)が敷地内に設けられたことを示す資料となっています。
出土した墨書土器の一部です。国院や院などの墨書が認められます。
関連速報
阿岐のまほろばvol.26(平成14年11月発行)(PDF:2MB)
地図情報
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更新日:2024年10月01日