令和7年度 第2回ひがしひろしまこどもエコ探検隊を開催しました!
第2回 東広島市の企業の環境活動を知ろう!!
「ひがしひろしまこどもエコ探検隊」は、こどもたちが東広島市の環境について考えるきっかけをつくることを目的とした取組みです。
第2回の探検は、寺家産業団地にあるダイキョーニシカワ株式会社を訪問し、経営管理本部 人事部 人材開発Grの玉井さんと山部さんから、どういった製品を作っているのかということや、お仕事の中での環境に対する取り組みについて聞いたり、環境配慮設備の体験を行いました。
市内在住の小学4~6年生のこどもたちが隊員として参加し、保護者を含めて合計21名の皆さんにご参加いただきました。
会社紹介、環境への取組みの紹介
まず、ダイキョーニシカワ株式会社はどのような会社なのかということや、製造されているプラスチック製の自動車製品について教えてもらいました。また、併せて製造時に取り組んでいる3Rについて教えてもらいました。
例えば、製造時の不良品を細かく砕き、ペレット化してリサイクル(再利用)していることを学びました。また、部品の数をできるだけ減らし、大きな製品(一体成形品)にすることにより、スプルー、ランナーなど、成形後に製品にならないところを減らす工夫(リデュース)をしていることを教えてもらいました。
その他にも、強くて再利用しやすい製品(セルロースナノファイバー)や、発泡成形工法を採用した軽い製品づくりを行い、自動車の燃費向上にも貢献していることを教えてもらいました。
ショールーム、工場の見学、環境配慮設備の体験
ショールームでは、本社、本社工場の模型を見て敷地の大きさにみんな驚いていました。また、太陽光発電も積極的に導入し、本社工場では約20%の電力を太陽光発電で賄っていることも教えてもらいました。
ショールーム内には、製造されている製品が数多く展示されていました。バンパー、テールゲートなどの外装部品や内装部品のほかに、普段見ることがない製品の断面や、エンジン部品も見ることができました。その中には、トウモロコシを原料にしたバイオプラスチックで作られた外装部品(ラジエターグリル)も展示されていました。バイオプラスチックで作られたラジエターグリルは、塗装なしで光沢のある仕上がりになるという特長もあることを教えてもらいました。
本社工場では、電気や燃料を使わずにものを動かすことができる「からくり装置」を見学し、みんなで実際に動かしてみました。てこの原理や重力など自然の力を利用し、自社で作られた装置は、社員のみなさんの工夫が満載で、みんな楽しそうに体験していました。からくり装置は作業の効率化や作業員の負担軽減を目的に作られていますが、そこに環境にやさしいという側面を併せもつということを教えてもらいました。
その他に、原材料である樹脂ペレットや、廃棄物である牡蠣殻を細かく砕いて樹脂に混ぜて成形したテストピースにも触れることができました。
今回の体験を通じて、環境は身近ないろいろなところに関わっていることや、東広島市の企業やものづくりに興味や関心を持つきっかけになればうれしく思います。
この記事に関するお問い合わせ先
生活環境部 生活衛生課
〒739-8601
東広島市西条栄町8番29号
電話:082-422-1048
ファックス:082-421-5601
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更新日:2025年10月01日