女性消防士も活躍しています!

更新日:2024年02月29日

災害現場で消火・救急活動を行う消防士は、男性だけの仕事ではありません。東広島市消防局では、9名の女性消防吏員が活躍しています。(令和5年4月現在)

女性の活躍を推進する目的

  1. 市民サービスの向上
    女性目線の市民サービスを提供することで、子どもや高齢者、災害時の要支援者など様々な状況にある方への対応力の向上を目指します。
     
  2. 消防組織の強化
    育児や介護など、それぞれ異なる事情をもっていることを組織や同僚が理解し、支援する組織風土の醸成が期待されます。

女性消防職員インタビュー

インタビューのん太のイラスト

女性消防士に3つの質問に答えてもらいました!

  1. どうして消防士になろうと思ったのですか?
  2. 実際に消防士になって、どうですか?
  3. 消防士を目指す人へメッセージ

女性消防士の写真

 

 

 

仕事:庶務・予防業務
採用:平成9年4月1日

  1. 就職を考える時期に、研究室にこもる生活をしていた反動で、体を動かす仕事がしたいと考えていたところ、新聞で現場に配属する女性消防士を採用する旨の記事を目にして「これだ!」と思って採用試験を受けました。

  2. 男に負けるか!と思って頑張ってみたり、女性だからできること、私だからできることを生かすのもいいなと思ったりしましたが、どちらも目標をもって仕事をすることにつながり、楽しく仕事が出来ました。
    救助訓練では、水泳が得意だったこともあり、水上訓練に参加し、中国地区消防技術指導会にも出場しました。
    現在は日勤で、危険物や高圧ガス施設の審査・検査等をしていますが、経験を重ねて知識が増えるにつれ、とてもやりがいを感じています。

  3. 世の中には様々な職業がありますが、消防ほど市民に頼りにされて好かれている職業は無いのではないか、と私は感じています。
    性別とかは関係なく、消防人としてやる気のある人は、ぜひ採用試験を受けてほしいです。
    一緒に働ける日を楽しみにしています!

女性消防吏員の写真

 

 

 

仕事:市役所へ出向中
採用:平成9年4月1日

  1. 採用当時、当消防局で初めて女性消防士の応募があり、新しいことへの興味、未知の世界への好奇心から消防士への道を選びました。

  2. 私は現在、市役所へ出向中です。消防士になって以来初めて、一切、消防に関係のない業務を行っています。ここで私が最初に感じたことは、消防ではたくさんの「ありがとう」という言葉をいただいていたんだなということです。救急や火災などの災害現場で活動した職員に対して心からの「ありがとう」。消防士と市役所職員、同じ地方公務員であっても仕事の内容、仕事への取り組み方、市民の方の職員への反応など色々なところで違いを体感しているところです。
    「ありがとう」と言ってもらえる消防士に誇りを持ち、また、これに驕ることなく、これからも日々邁進していければと思っています。

  3. 消防職員になったとしても、私のようにいろいろな場所への出向があります。自分の希望どおりの配属にならないことも多々ありますが、それは全て自分の経験として今後生きてくると思います。消防だから全ての人が現場勤務というわけではありませんし、これは男性職員も一緒です。現場だけではない広い視野を持って消防職員を目指してください。

女性消防士の写真

 

 

 

仕事:総務業務
採用:平成19年4月1日

  1. 高校時代、通学路に消防署があり、訓練する姿などを見てかっこいいと思い、憧れを抱くようになりました。また、運動部に所属しており、体力にも自信がありました。
    そう思い始めた頃に、転倒して出血している高齢者と遭遇し、その時何もできなかったことがとても悔しく、救命士を目指そうと思いました。

  2. 7年間救急隊として勤務し、悲惨な現場や、救命士として納得のいく活動ができなかったりと、挫折しそうな時もありましたが、「女性がおったら安心するね」と言われた瞬間に、自分にしか出来ない事もあるのだと実感しました。
    妊娠、出産をきっかけに、現場からは離れましたが、現在は消防局の要として現場隊員や局のために様々なことに取り組み、現場とは違ったやりがいを感じています。

  3. 男性ばかりが活躍する職業だと思われがちですが、先輩方は係長として勤務していたり、後輩たちは火事現場に出動したりと、幅広い分野で活躍しています。
    福利厚生も充実しており、育児休業も最長で3年取得することが出来るため、子供との時間も十分に得ることができます。
    復帰後も、子供が小学校に入学するまで、時短勤務や部分休業といった自分の生活に合わせた勤務をすることが可能です。他の職員の理解もあるため、子供が体調不良の場合や、行事がある際も安心して休暇の取得ができます。

女性消防士の写真

 

 

 

仕事:救急業務
採用:平成29年4月1日

  1. 救急救命士という仕事に感銘を受け、勉強していく中でこの救急救命士という資格を活かすことができる消防士になりたいと思いました。
  2. 大変だったことは、男性職員より体力がないため現場で思うような活動ができなかったことです。
    やりがいを感じたことは、救急の現場等で「女性の人でよかった」と言われたことです。

  3. とてもやりがいのある仕事だと思います。一緒に頑張りましょう!

女性消防士の写真

 

 

 

仕事:警防業務
採用:平成30年4月1日

  1. 高校生の頃、家族が救急で運ばれたときに目の前で活動する救急隊の姿を見て、最前線で人を助ける仕事に就きたいと思うようになりました。また、医療にも興味があったので、救急救命士を目指しました。

  2. 体力面で男性に劣る部分が多く、現場で思うように動けないこともあります。そのため、空いた時間に体力錬成をすることで、一人の隊員として活動できるようにしています。
    また、消防士は男性のイメージが強いため、現場では傷病者や家族の方から驚かれることもありますが、「女性の方がいてくれて良かった」と言ってもらえたとき、やりがいを感じます。

  3. 男性の職員が圧倒的に多いため、大変なことや不安なこともたくさんあるかもしれませんが、女性だからこそ活躍できる場面も多くあります。
    消防士になって、一緒に頑張りましょう!!

女性消防士の写真

 

 

 

仕事:庶務・予防業務
採用:令和元年4月1日

  1. 小学生の頃から、バスケットで培った体力と精神力を活かし、治安を守る仕事に就きたいと考えていました。当初は航空自衛隊の自衛官として働いていましたが、消防士になる夢が諦められませんでした。
    その頃に西日本豪雨があり、地元の被災地をマスメディアで見ることしかできず、何もできない自分が憎く、悔しい思いでいっぱいになりました。もっと市民とより近い存在で、何かあった時には一番にかけつけ、直接手を差し伸べられる存在になりたい。という思いが強くなり、自衛官を辞め、消防士になる決意をしました。
     
  2. 消防学校での訓練はもちろんですが、現場に出ると体力の面で男性に劣る部分が多く、とても大変だと思いました。また、救急隊として出動した際は、人の死を目の前にすることもあり、心が痛いと感じることもありました。
    しかし、それ以上にやりがいは大きく、誇りのもてる仕事で、消防士になって本当に良かったと思っています。まだまだ未熟ですが、女性消防士として、「女性にしかできない、女性だからこそできる」仕事を見つけていくことも目標のひとつです。一人でも多くの市民の力になり、笑顔に、そして元気を与えられるよう頑張りたいです。
     
  3. 消防士は、他では感じられることのできないやりがいが沢山あります。男性ばかりの中で仕事をすることに、不安を感じる方もいると思います。しかし、だからこそ女性が輝ける、活躍できる場面も多く、女性だからと差をつけずに、必ず背中を押して助けてくれる職場です。
    男女関係なく、消防士を目指そうと思っている皆さん、頑張って消防職員の一員になり、一緒に平和な街を作っていきましょう。

女性消防士の写真

 

 

 

仕事:救急・警防業務
採用:令和3年4月1日

  1. 高校一年生の時、自分の進路を真剣に考え、消防士である父の影響もあり、消防士に女性がなることにとても興味を持っていました。
    そして、二年生の時に東広島で女性消防職場体験があると知り、参加しました。そこで実際にやっていることを体験させてもらい、こんな事をするのかと正直不安にもなりましたが、女性職員の方から大変なこともあるけれどそれ以上にやりがいを感じる仕事だと聞き、私も消防士になって人の役に立ちたいと思いました。
     
  2. 実際、消防という仕事は生易しい世界ではないことを痛感しました。しかし、厳しさの中にも、一つ一つの訓練や現場での経験を通して、私が消防を目指すきっかけであった「人の役に立ちたい」という気持ちが増進していると感じます。そして、職場体験で先輩方がおっしゃっていたように消防という仕事は、私も本当に「やりがい」を感じられる仕事だと思います。これからも、私の行動や現場経験から少しずつ、自分の中で「やりがい」のある職にしていこうと思っています。
     
  3. 消防士の仕事というと、火を消す、救急車で病院に搬送するなどが主に挙げられますが、それだけでなく、消防組織の中には様々な業務があり各々役割があります。「女性だから」ではなく、「女性だからこそ」と強みに捉えることできっとその中で自分が輝ける場所を、自分で見つけていくことができると思います。そして、これからの女性の進路選択の幅が広げるきっかけになればと思います。
女性消防士の写真

 

 

 

仕事:救急・警防業務
採用:令和3年4月1日

  1. もともと公安職に興味があり、高校生の頃に消防の救急業務に興味を持ったからです。そこから救急救命士の資格を取得できる大学に入り、消防吏員を目指しました。
     
  2. 大変なこと、悩むこともたくさんありますが、とてもやりがいのある仕事だと思います。市民の方々から、感謝の言葉をいただいたくことも多く、それが心の支えになっています。これからもより多くの方々に寄り添い、安心と安全を届けられるよう日々精進していきます!
     
  3. 女性職員が少ない職場ですが、女性にしかできなこともたくさんあります。救急業務では、女性特有の疾患や子供への対応は、女性ならではの声掛けや寄り添いにより安心される方も多くいます。皆さんと共に仕事できる日を楽しみにしております。一緒に頑張りましょう!
女性消防士の写真

 

 

 

仕事:救急・警防業務
採用:令和4年4月1日

  1. 大学生の頃、車とバイクが衝突する事故を見ました。その時に何もできない自分の無力さを感じ、自分の力でたくさんの人に安心感を届けることができる人になりたいと思い、消防士を目指しました。
     
  2. 体力的にきついと思う部分もありますが、それ以上に達成感を得ることができると感じています。これからの消防人生で、一人でも多くの人に頼られ、「あなたがいて良かった」と思ってもらえる消防士を目指します。
     
  3. 男女関係なく、みんなで支え合い高め合うことができる職場だと思います。
    消防士になって一緒に頑張りましょう。

女性消防士Q&A

女の子

 

女性消防士の仕事内容は、男性と違うの?

 

考える女性消防吏員

仕事は配属先によって異なりますが、男性と同じ仕事をしています。
例えば、火事が発生すれば消防車で現場に行き、消火活動を行います。
災害現場で重たいものを運ぶ時は、隊員同士で協力して活動しています。

女の子

 

消防署の仮眠室やお風呂は女性専用があるの?

 

リラックスする女性消防吏員

女性は、女性専用の仮眠室や浴室などが整った消防署(現在は東広島消防署と安芸津分署)に配属されます。
まだ設備が整っていない消防署も、少しずつ整えていく予定です。

消防士の仕事~女性消防士も活躍中~

YouTubeで動画を公開しています。

消防士の仕事火災出動編

火災出動編(上の写真をクリックしてください。YouTubeへリンクしています。)

消防局の看板の写真

救急出動編(上の写真をクリックしてください。YouTubeへリンクしています。)

関連リンク

ポスター

消防士募集ポスター

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