COPD(慢性閉塞性肺疾患)をご存じですか?

更新日:2023年09月29日

令和5年11月15日は世界COPDデー

COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、世界的に主要な死亡原因の1つでありながら、社会的にあまり知られていない病気です。
COPDの危険性を知ってもらい、その関心を高めるために、毎年11月の第3水曜日が世界COPDデーと定められています。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)ってどんな病気?

COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは、慢性気管支炎や肺気腫を総称する病気です。
たばこの煙などに含まれる有害物質を長年吸い込むことで、気管支の炎症や肺胞の破壊が起き、呼吸機能が低下していく肺の病気です。

【主な症状】
・歩行時や階段の上り下りの際の息切れ
・長く続く咳や痰

他の病気を合併する場合も多いほか、骨格筋の機能障害、栄養障害、骨粗鬆症などによるフレイルも引き起こします。

COPDの主な原因はたばこです

最大の原因は、たばこの煙であり、喫煙者の15~20%がCOPDを発症すると言われています。
 

受動喫煙もCOPDの危険因子のひとつです

他人の喫煙によりたばこから発生した煙にさらされることを受動喫煙といい、非喫煙者でも受動喫煙がCOPDの危険因子となります。望まない受動喫煙をなくすため、周囲の人へのご配慮をお願いします。たばこを吸う場所を考えることが、たばこを吸わない人への思いやりになります。

重症化を防ぐためには、早期発見・早期治療が重要です

COPDは、長期間にわたってゆっくり進んでいくため、自覚しづらく、息切れしても「加齢のせいだ」と思ってしまうなど、早期発見が難しい病気です。

簡単な質問に答えるだけで、COPDの可能性があるかどうかを調べることができます。
早期に発見し、治療を受けることで重症化を防ぎ、生活の質を向上させることが可能です。
COPD集団スクリーニング質問票/アストラゼネカ株式会社

禁煙することがCOPDの最大の予防法です

COPDは、長年にわたる喫煙習慣が大きく影響します。禁煙することがCOPD改善の第一歩です。
ご自身のためにも、周りの人のためにも、禁煙を始めてみませんか。

東広島市では、禁煙外来治療費の助成(最大1万円)を行っています。
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