市重要文化財 本宮八幡神社社殿
明治政府の宗教政策を伝える社殿
本宮八幡神社本殿
本宮八幡神社拝殿
本宮八幡神社はこの地域を鎮守する八幡神社として建立されました。
永正16年(1519)に在地領主 乃美隆興が社殿を再興したと伝わり、元禄14年(1701)に3村の氏子によって本殿が再建されました
その後、近代の神社合祀政策により、明治43年(1910)に近隣6社がこの八幡神社に合祀されました。
本殿は、この際に使われなくなった稲葉厳島神社の本殿を大正2年(1913)に移築したもので、明治政府の宗教政策が伺える貴重な事例です。
一方拝殿は、本来元禄14年(1701)に建てられた本殿でしたが、現在の本殿が稲葉厳島神社から移築されたときに、背面に通路をつけるなど改築を行い、拝殿として現在の形になりました。
市内では建築年代が古く、出組と二重虹梁を最も古くから取り入れています。
また、拝殿に改造されていますが本殿建築の形式が良く保存されています。
基本情報
- 名 称 本宮八幡神社社殿(ほんぐうはちまんじんじゃしゃでん)
- 種 別 建造物(市指定)
- 員 数 2棟
- 所在地 東広島市豊栄町乃美214
- 指定日 平成8年10月18日
- 年 代 本殿 江戸時代後期(18世紀後期)
拝殿 江戸時代後期(元禄14年(1701))
【お問い合わせ】
本宮八幡神社
電話番号:082-432-2165
この記事に関するお問い合わせ先
生涯学習部 文化課 文化財係
〒739-8601
東広島市西条栄町8番29号 北館2階
電話:082-420-0977
ファックス:082-422-6531
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更新日:2024年04月01日