東広島こい地鶏とは
「東広島こい地鶏」が誕生しました!
平成30年4月、東広島ブランド地鶏開発振興協議会(事務局:東広島市農林水産課)と広島大学は、新たな種鶏の開発によるブランド地鶏の開発に着手しました。
令和3年3月、3年間に渡る共同研究が完了し、新たに誕生したのが「東広島こい地鶏」です。

東広島こい地鶏のロゴ(商標登録出願済)

東広島こい地鶏のオス

東広島こい地鶏のメス
開発の経緯
日本各地には、比内地鶏や薩摩地鶏など、地域特有のニワトリを基にした地鶏が開発され、地域の特産品として親しまれていますが、広島県についてはそのような地鶏は存在しませんでした。
このような状況の中、およそ10年前(2014年頃)、広島大学東広島キャンパスでは、日本鶏資源資源開発プロジェクト研究センター(センター長:都築政起教授)が所有する、貴重なニワトリ資源を活用して、”最上の肉質”をコンセプトとする全く新しいニワトリ、「広大鶏」の開発が開始されました。
この「広大鶏」を基にして新たな地鶏を開発し、東広島市に新たなブランド産品を生み出し、地域を活性化したい!このような想いから「東広島こい地鶏」の開発がスタートしました。

広大鶏のオス
名称・ロゴマークについて
「東広島こい地鶏」には、様々な想いが込められています。
現在の東広島市は、平成17年2月に1市5町が合併し誕生しましたが、これまで「東広島」を名乗るブランド産品はありませんでした。「東広島こい地鶏」は初めて「東広島」を冠する、本市を代表するブランド産品になることを目指しています。
「こい」には4つの意味が込められています。
まず、「東広島こい地鶏」はとにかく旨味が”濃い”。
何度も食べたくなる、”恋”しくなる味。
そして、この地鶏を食べに東広島に来て欲しい。つまり、食べに”来い”というメッセージ。
最後に、カープの”鯉”。「東広島こい地鶏」は赤い羽毛を持つ赤鶏。広島で赤といえば、やっぱりカープ!カープのように、広島県を代表する地鶏として愛されるよう願いを込めました。
ロゴマークは、鶏をモチーフにひらがなの「こ」と「い」で丸く囲む形にデザインされています。また、赤鶏であることから、鶏の一部と”こい”の文字をポイントで赤色にしています。
特徴
「東広島こい地鶏」は「広大鶏」のオスと「ロードアイランドレッド」のメスの交配によって生まれます(F1)。在来種の血液百分率は100%で、地鶏肉のJAS規格で定める飼育方法に則り生産が行なわれます。
また、「広大鶏」は日本で初めて大学がライセンスを保有する鶏のため、まさに、ここにしかない特別な地鶏と言えます。
味わいの特徴は、くちどけのよい良質な脂肪酸と程よい噛み応え。
和牛にも含まれるオレイン酸やリノール酸など、融点の低い不飽和脂肪酸を高い割合で含んでいるため、口に含むと脂が溶け出します。また、豊富に含むアラキドン酸は、近年、地鶏肉の旨味に関係していると報告されており、脂に深い旨味があります。
また、地鶏肉は一般的にしっかりとした歯ごたえのイメージがありますが、「東広島こい地鶏」の肉はあまり固くなりすぎず、程よい歯ごたえをしています。
さらに、「東広島こい地鶏」のガラで取ったスープは絶品。プロの料理人からも高い評価を得ています。
「東広島こい地鶏」の生産について
「広大鶏」の管理と、「東広島こい地鶏」生産体制構築のため、広島大学の研究者が広島大学発ベンチャー「ガルス・ジャパン株式会社」を起業しました。
ガルス・ジャパン株式会社を中心として生産体制が構築されました。
「東広島こい地鶏」の販売について【事業者の方向け/一般販売】
事業者の方向け・一般の方向けに販売を開始しました。
詳細は下記の専用ページ【東広島こい地鶏(販売について)】を参照ください。
「東広島こい地鶏」が食べられるお店はこちら!
東広島こい地鶏を提供中の、東広島市内の飲食店を下記サイトで紹介しています。
掲載飲食店はどんどん増加していますので、各店舗に是非ご来店いただき、東広島こい地鶏を使った様々なメニューをお楽しみください。
※下記リンクに掲載されている飲食店は一部のみです。
これ以外にも東広島こい地鶏が食べられる飲食店はございますので、リンク先の掲載自体の充実も順次進めています。
東広島こい地鶏を楽しめる東広島のお店(ヒガシル>グルメ・特産品>東広島こい地鶏)
この記事に関するお問い合わせ先
産業部 ブランド推進課
〒739-8601
東広島市西条栄町8番29号 本館8階
電話:082-422-1032
ファックス:082-422-5805
更新日:2025年04月01日