有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)に関する調査結果及び対応について

更新日:2024年04月01日

瀬野川水系から高い濃度の有機フッ素化合物(PFOS、PFOA)が検知されました。

有機フッ素化合物であるペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタ ン酸(PFOA)は、泡消火剤や金属メッキ処理剤等、幅広い用途で使用されてきましたが、分解されにくく、人や動物への毒性や蓄積性が明らかになり、環境中での検出事例が注目され始めている化学物質です。

有機フッ素化合物に関する健康被害(影響)については、国が知見の集積に努めている段階であり、現時点で健康被害に関する因果関係は明らかになっていませんが、自身の健康や生活への影響について、不安に思われる市民の声が届いています。

このような状況を踏まえ、住民の不安に寄り添い、透明性を確保しながら、適切な調査や情報発信を行ってまいります。
また、国及び広島県と相談し、適切な対策を検討するなどにより、市民生活への影響や不安の解消に努めます。
今後の検査結果は、定期的にホームページ等で公表します。
なお、上水道に接続している場合は、毎年度の検査において安全性は確認されています。


下にPFOS、PFOAの情報を掲載しています。(リンクを押すと該当箇所に飛びます。)

調査結果について
調査結果はこちら

対応について
  1.  市民への周知
  2.  PFOS、PFOA相談窓口
  3.  飲料水について
  4.  健康不安について
  5.  要望書の提出について
  6. PFAS調査委員会の設置について



Q&Aはこちら
 

〇瀬野川水系における有機フッ素化合物の調査結果(第8報)及び市長コメントについて(3月14日更新)

令和5年11月に実施した瀬野川水系におけるペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA)の調査において、則重橋で暫定指針値を超過したため、上流域の地下水調査を実施しました。このたび、残る調査地点の結果が全て判明し、追加調査が終了しました。調査結果の報告とともに、このことに関する市長コメントを別紙のとおり発表します。

概要

瀬野川水系の地点B付近の河川調査の結果、地点15、地点17で暫定指針値を超過しました。一方で、黒瀬川水系の深堂川沿いの河川及び地下水はいずれも暫定指針値以下でした。

調査結果

 
(1)地点B付近(調査地点は別図参照)
採水日 採水地点 濃度(ng/L) 暫定指針値
PFOS及びPFOA
(合計値)
PFOS PFOA
R6.2.29
~3.1
河川 地点15 1,500 1,500 66

50ng/L
(PFOS及び
PFOAの合算値)

河川 地点16 0.4 0.1 0.2
河川 地点17 3,600 3,500 87
調整池 地点18 1.6 0.6 1.0
※調査結果は有効数字2桁で処理した値を掲載しているため、「PFOS及びPFOA(合計値)」の値は必ずしも「PFOS」「PFOA」の結果の合算値とは一致しません。


(2)深堂川沿い(調査地点は別図参照)

深堂川沿い結果
採水日 採水地点 濃度(ng/L) 暫定指針値
PFOS及びPFOA
(合計値)
PFOS PFOA
R6.2.28 河川 地点9 0.7 0.2 0.4 50ng/L
(PFOS及び
PFOAの合算値)
河川 地点10 1.5 0.8 0.6
河川 地点11 3.7 1.9 1.7
河川 地点12 2.2 0.7 1.4
河川 地点13 3.0 1.2 1.7
河川 地点14 3.8 1.2 2.6

※調査結果は有効数字2桁で処理した値を掲載しているため、「PFOS及びPFOA(合計値)」の値は必ずしも「PFOS」「PFOA」の結果の合算値とは一致しません。

(3)深堂川沿い地下水

採水日

指針値との比較

検出濃度範囲
(ng/L)

地点数

R6.2.21
~2.29

地下水

暫定指針値
(50ng/L)以下

50以下

9

暫定指針値
(50ng/L)超過

50超過

0

 

9

 

3 今後の対応
汚染地点やその周辺の継続的な監視を行います。
モニタリング地点については、有機フッ素化合物環境調査検討委員会の委員の意見を踏まえて決定します。

調査地点図
dai8

市長コメント
瀬野川水系に おける有機フッ素化合物の調査結果(第8報)について

今回の河川・水路、地下水の水質調査において、黒瀬川水系については、調査結果
が PFOS 等の 暫定指針値を大幅に下回っており、環境調査検討委員会の委員から
いただいた意見などを踏まえ、 瀬野川水系で検出されている PFOS 等の影響はな
いこと が確認されました ので、流域の皆様には安心していただきたいと考えてお
ります。
瀬野川水系については、弾薬庫よりも上流部では汚染は確認されていない一方、弾
薬庫の敷地から流れ出る水からは、暫定指針値を上回る高濃度の有機フッ素化合物
が検出されており、原因が弾薬庫の敷地に由来する可能性が高くなったため、国を
通じて米軍に対して、敷地内における水質調査及び土壌調査を実施するなど、原因
の究明を行うことを要請してまいります。
有機フッ素化合物が検出された昨年末以降、瀬野川水系付近の市民、事業者の皆様
方は、大変なご苦労をされているところであり、本市としては一日も早い通常の暮
らしを取り戻せるよう、広島県をはじめ関係機関と連携して最善を尽くしてまいり
ます。
令和6年3月14日
東広島市長 高垣廣徳

 

過去の調査結果

〇瀬野川水系における有機フッ素化合物の地下水調査結果及び今後の対応について(第7報)(3月6日更新)

令和5年11月に実施した瀬野川水系におけるペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA)の調査について、則重橋で暫定指針値を超過しました。その後、流域の河川や地下水等の調査を実施したところ、複数の地点で暫定指針値を著しく超過していたため、現状と今後の対応について市長記者会見(3月6日開催)で報告しました。
第7報は市長記者会見に代えています。
詳細は、第7報(市長定例記者会見)をご確認ください。

〇瀬野川水系における有機フッ素化合物の調査結果について(第6報)(2月29日更新)

令和5年11月に実施した瀬野川水系におけるペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA)の調査において、則重橋で暫定指針値を超過したため、上流域の地下水調査を実施しました。

概要

地点B付近の河川調査の結果、地点1、地点7を除く6地点で暫定指針値を超過しました。その他、瀬野川沿い、深堂川沿いの地下水はいずれも暫定指針値以下でした。

調査結果

調査結果
(1)地点B付近(調査地点は別図参照)

採水日

採水地点

濃度(ng/L)

暫定指針値

R6.2.9

地点1(河川・水路)

6.4

50ng/L

(PFOS及び

PFOAの合算値)

 

地点2(河川・水路) 2,700

地点3(河川・水路)

2,100

地点4(河川・水路)

310

地点5(河川・水路)

2,600

地点6(河川・水路)

1,100

地点7(河川・水路)

1.6

  地点8(河川・水路) 340

 

 

(2)瀬野川沿い

採水日

指針値との比較

検出濃度範囲

(ng/L)

地点数

R6.2.7

暫定指針値
(50ng/L)以下

50以下

1

暫定指針値
(50ng/L)超過

50超過

0

 

1

(3)深堂川周辺

採水日

指針値との比較

検出濃度範囲

(ng/L)

地点数

R6.2.2

暫定指針値
(50ng/L)以下

50以下

2

暫定指針値
(50ng/L)超過

50超過

0

 

2

 

今後の対応

隣接する深堂川、上飯田川など、分水嶺から半径500m以内にある河川や地下水を調査します。また、指針値を超過した地点2、地点4の上流を追加調査します。


調査地点図
dai6hou

〇瀬野川水系における有機フッ素化合物の調査結果について(第5報)(2月22日更新)

令和5年11月に実施した瀬野川水系におけるペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA)の調査において、則重橋で暫定指針値を超過したため、上流域の地下水調査を実施しました。

概要

令和6年1月12日以降に採水した瀬野川水系58カ所の地下水のうち、第4報の報告の後、新たにB地点周辺の13箇所及び宗吉川周辺の1箇所の結果が判明し、12地点で暫定指針値を超過しました。

調査結果(調査地域は別図参照)

(1)地点B付近

採水日

指針値との比較

検出濃度範囲

(ng/L)

地点数

R6.1.23

暫定指針値
(50ng/L)以下

50以下

1

暫定指針値
(50ng/L)超過

110 1
330 1
870 1
1,300 2
3,800 1
4,100 1
4,500 1
6,100 1
6,600 1
7,500 1
15,000 1

 

13


(2)宗吉川周辺

採水日

指針値との比較

検出濃度範囲

(ng/L)

地点数

R6.1.25

暫定指針値
(50ng/L)以下

50以下

1

暫定指針値
(50ng/L)超過

50超過

0

 

1

 

今後の対応

調査結果は、井戸の所有者にお知らせし、飲用を控えていただくよう呼びかけ、飲料水の配布を行うとともに、上水道への接続を促している。
また、隣接する深堂川及び周辺地下水の水質調査については、広島大学等の意見を踏まえ、調査を実施します。


調査地点図
dai5hou-2

〇瀬野川水系における有機フッ素化合物の調査結果について(第4報)(2月16日更新)

令和5年11月に実施した瀬野川水系におけるペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA)の調査において、則重橋で暫定指針値を超過したため、上流域の地下水調査を実施しました。

概要

令和6年1月12日以降に採水した瀬野川水系58カ所の地下水のうち、第3報の報告の後、新たに瀬野川沿い、宗吉川沿いおよび宗吉川周辺の21箇所の結果が判明し、いずれも、暫定指針値以下でした。

調査結果(調査地域は別図参照)

(1)瀬野川沿い

採水日

指針値との比較

検出濃度範囲

(ng/L)

地点数

R6.1.23

暫定指針値

(50ng/L)以下

50以下

1

暫定指針値

(50ng/L)超過

50超過

0

 

1


(2)宗吉川沿い

採水日

指針値との比較

検出濃度範囲

(ng/L)

地点数

R6.1.16

R6.1.18

暫定指針値

(50ng/L)以下

50以下

9

暫定指針値

(50ng/L)超過

50超過

0

 

9

 

(3)宗吉川周辺

採水日

指針値との比較

検出濃度範囲

(ng/L)

地点数

R6.1.23

暫定指針値

(50ng/L)以下

50以下

11

暫定指針値

(50ng/L)超過

50超過

0

 

11


調査地点図
dai4hou-2

〇瀬野川水系における有機フッ素化合物の調査結果について(第3報)(2月6日更新)

令和5年11月に実施した瀬野川水系におけるペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA)の調査において、則重橋で暫定指針値を超過したため、上流域の地下水調査を実施しました。

概要

令和6年1月12日から16日にかけて実施した22カ所の地下水調査の結果が判明しました。(別途、36カ所の地下水調査を実施中)

調査結果(調査地域は別図参照)

(1)瀬野川沿い

採水日

指針値との比較

検出濃度範囲

(ng/L)

地点数

R6.1.12

R6.1.16

暫定指針値

(50ng/L)以下

50以下

16

暫定指針値

(50ng/L)超過

80

1

1,600

1

4,100

1

 

19

(2)宗吉川沿い

採水日

指針値との比較

検出濃度範囲

(ng/L)

地点数

R6.1.12

R6.1.16

暫定指針値

(50ng/L)以下

50以下

3

暫定指針値

(50ng/L)超過

50超過

0

 

3

 

今後の対応について

調査結果は、井戸の所有者にお知らせするとともに、指針値を超過した地点については訪問して説明を行い、飲用を控えていただくよう呼びかけるとともに、飲料水の配布を行います。
また、瀬野川水系の河川及び地下水の継続的な調査を実施します。

※井戸の場所については、個人のご協力により調査している情報のため、公表は差し控えます。
 

調査地点図
dai3hou-2

〇瀬野川水系における有機フッ素化合物の調査結果について(第2報)(1月26日更新)

令和5年11月に実施した瀬野川水系におけるペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA)の調査において、則重橋で暫定指針値を超過する結果となったため、上流域の河川や水路について追加調査を実施しました。

概要

調査の結果、3地点(地点B、地点C、地点K)で暫定指針値を超過しました。

調査結果(調査地点は別図参照)

調査結果

採水日

採水地点

濃度(ng/L)

暫定指針値

 

地点A(水路)

1.1

 

 

地点B(水路)

4,000

 

 

地点C(瀬野川)

250

 

 

地点D(宗吉川)

10

 

 

地点E(宗吉川)

4.4

50ng/L

R5.12.27

地点F(大谷原川)

3.5

(PFOS及び

 

地点G(宗吉川2号)

6.9

PFOAの合算値)

 

地点H(宗吉川)

4.9

 

 

地点I(水路)

9.2

 

 

地点J(宗吉川1号)

3.8

 

 

地点K(瀬野川・則重橋)

170

 


調査地点図
調査地点図2
今後の対応

流域の住民自治協議会を通じて、市民の皆様に調査結果をお知らせするとともに、地下水(井戸水)の飲用を控えるよう呼びかけます。また、地点B周辺の河川へ流れ込む水路や、近傍の地下水調査等を実施します。

 

〇地下水調査の実施について(1月12日更新)

瀬野川上流部において、PFOS、PFOAの影響範囲を調査するため、1月以降対象とする地点の地下水調査を順次実施しています。
調査結果は、まとまり次第、公表します。

〇瀬野川上流部の追加調査について(12月27日更新)

則重橋で暫定指針値を超過したPFOS,PFOAが検出されたことを受け、追加調査のため、12月27日に則重橋を含む上流域の計11か所の河川・水路で採水を行いました。
調査結果は、まとまり次第、公表します。

〇瀬野川水系におけるPFOS、PFOAの検出について(12月14日更新)

瀬野川水系2地点において、ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA)が暫定指針値を超過しました。

〇瀬野川水系におけるPFOS、PFOAの検出について(12月14日)

瀬野川水系の実態を把握するため、11月20日に広島市と連携して瀬野川及びその支河川の9地点で実態調査を実施したところ、東広島市域の1地点と市境の広島市内1地点(石仏橋)の計2地点で、国が人の健康の保護に関する要監視項目として定める暫定指針値※2(PFOS及びPFOAの合算値:50ng/l)を超過しました。

結果は次のとおりです。

調査結果

採取日

実施機関

測定地点

濃度(ng/l)

暫定指針値

R5.11.20

東広島市

A 則重橋(瀬野川)

140

50ng/l

 

(PFOS及び

PFOAの

合算値)

B 番堂原(椛坂川)

8.0

C 蕨(政光川)

6.6

広島市

D 石仏橋

53

E 一貫田

28

F 熊野川河口

3.5

G 貫道

13

H 畑賀川河口

4.7

I 日浦橋

12

2 体重 50 kg の人が、水を一生涯にわたって毎日2リットル飲用したとしても、この濃度以下であれば人の健康に悪影響が生じないと考えられる値として国が設定したもの。

調査地点図

調査地点地図
 

対応について

1 市民への周知

該当する住民自治協議会(個別自治会を対象に)に対しては、回覧、説明会等を通じて周知します。

2 PFOS、PFOA相談窓口

PFOS、PFOA全体に関すること

  • 窓口:環境先進都市推進課
  • 電話番号:082-420-0928(土曜、日曜及び祝休日を除く8時30分から17時15分まで)

健康に関すること

  • 窓口:医療保健課
  • 電話番号:082-420-0936(土曜、日曜及び祝休日を除く8時30分から17時15分まで)

水道に関すること

  • 窓口:広島県水道広域連合企業団東広島事務所(上下水道お客さまセンター)
  • 電話番号:082-423-6333(土曜、日曜及び祝休日を除く8時30分から17時15分まで)

3 飲料水について

指針値を超過した地点については訪問して説明を行い、飲用を控えていただくよう呼びかけるとともに、飲料水の配布を行います。

4 健康不安について

人の健康への影響

PFOS、PFOAは、動物実験では、肝臓の機能や仔動物の体重減少等に影響を及ぼすことが指摘されています。また、人においてはコレステロール値の上昇、発がん、免疫系等の関連が報告されています。しかし、どの程度の量が体に入ると影響が出るのかについてはいまだ確定的な知見はありません。そのため、現在も国際的に様々な知見に基づく検討が進められています。国内において、PFOS、PFOAの摂取が主たる要因と見られる個人の被害が発生したという事例は確認されておりませんが、環境省は厚生労働省と連携し、最新の科学的知見に基づき、暫定目標値の取扱いについて、専門家による検討を進めています。

体内濃度について

PFOS、PFOA は代謝されにくいものですが、消化管から体内に吸収され、その後ゆっくりではありますが、体内から排泄されていくと考えられています。例えば、欧州食品安全機関(EFSA)によると、新たな摂取がない場合に人の体内の濃度が半分になるまでの時間(半減期)は PFOS で約 3.1~7.4 年、PFOA で約 2.3~8.5 年と見積もられています。
このため、PFOS、PFOA は身体に残り続けるものではなく、摂取量が減れば体内濃度も下がります。なお、実際の半減期は摂取量によって異なります。我が国では、PFOS、PFOA はいずれも「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)」に基づき、既に製造・輸入等が原則禁止されており、環境省で一般環境中の生物(魚類・貝類)を継続して調査した結果では、生物中の PFOS、PFOA の検出率はおおむね減少傾向にあるという結果が得られています。

血中濃度の基準について

現時点での知見では、どの程度の血中濃度でどのような健康影響が個人に生じるかについては明らかとなっていません。このため、血中濃度に関する基準を定めることも、血液検査の結果のみをもって健康影響を把握することも困難なのが現状です。


出典:環境省「PFOS、PFOA に関するQ&A集」(外部リンク)

 

5 要望書の提出について

〇有機フッ素化合物に関する要望書の提出(3月14日更新)

令和6年2月8日付で実態調査等の要望書を提出しましたが、その後、周辺の追加調査の結果が判明し、薬庫の敷地から流れ出る水から、暫定指針値を上回る高濃度の有機フッ素化合物が検出されたことから、引き続き米軍に問い合わせの上、回答いただくよう、防衛省中国四国防衛局長に要望書を提出しました。

要望の概要

(1)要望先
防衛省中国四国防衛局長

(2)提出日
令和6年3月14日(木曜日)

令和6年3月14日付要望書(PDFファイル:158.2KB)

 

〇有機フッ素化合物に関する要望書の提出(2月19日更新)

暫定指針値を超える有機フッ素化合物が瀬野川水系の河川、水路及び流域の飲用中の地下水から高濃度で検出されたことから、広島県知事と連名で関係大臣に要望書を提出しました。

要望の概要

(1)要望先
防衛大臣、環境大臣、厚生労働大臣、農林水産大臣

(2)要望書の概要
ア 要望内容
○米軍に対し、川上弾薬庫に関する情報の公表及び必要な対応を求めること
○PFOS等の毒性、健康影響等について情報提供するとともに、検出された地域を対象と
した実態調査等を行うこと
○PFOS等の農産物等への影響を早急に明らかにするとともに、必要な対策を検討する
こと。
○発生源特定のための調査や汚染除去等の対策について、具体的な方法を示すこと

イ 要望書別紙
経緯や調査結果等のとりまとめ

(3)提出日
令和6年2月19日(月曜日)

令和6年2月19日付要望書(PDFファイル:1.2MB)

〇有機フッ素化合物に関する要望書の提出

暫定指針値を超える有機フッ素化合物が瀬野川水系の河川、水路及び流域の飲用中の地下水から高濃度で検出されたことから、原因究明等の一環として、川上弾薬庫内におけるPFOS等を含有する泡消火剤の使用の実態について、米軍に問い合わせの上、回答いただくよう、防衛省中国四国防衛局長に要望書を提出しました。

要望の概要

(1)要望先
防衛省中国四国防衛局長

(2)要望書の概要
ア PFOSを含有する泡消火剤の使用の有無等を確認すること
イ 川上弾薬庫内における米軍による水質調査の実施と数値の公表
(過去履歴があればそれも含む)
ウ 原因が川上弾薬庫内にあると考えられる場合の対応方針の有無及び内容の公表

(3)提出日
令和6年2月8日(木曜日)

令和6年2月8日付要望書(PDFファイル:183.3KB)

 

○中国四国防衛局からの回答

2月27日に、中国四国防衛局から次のとおり回答がありました。

回答の内容
広島県に所在する在日米陸軍基地の施設では、
○これまで泡消火薬剤を如何なる消火活動及び訓練においても使用したことがない
○基地内外においてPFOS等の漏出を確認したことがない
○泡消火薬剤については、2020年に約2,200ガロン(約8,300L)処分した
○泡消火薬剤は一切保有していない

この回答を受けて、次の事項について強く要請しました。
○川上弾薬庫について、PFOS等を含有する泡消火薬剤の保有期間を公表すること。
○川上弾薬庫内において、水質検査を実施し、その結果を公表すること。
○川上弾薬庫内に原因があると考えられる場合の対応方針を公表すること。

6 PFAS調査委員会の設置について

■要旨
令和5年11月以降の瀬野川水系における有機フッ素化合物に関する水質調査において、河川・水路、地下水から極めて高濃度の有機フッ素化合物が検出されました。
このことに対応するため、水質に関する専門知識を有する学識経験者による委員会を立ち上げ、汚染源の特定と汚染範囲の把握を行います。

■委員会の検討事項
・汚染範囲の把握に向けた調査手順(調査範囲、調査地点等)の決定
・汚染範囲及び汚染源の特定
・その他、目的を達成するために必要な事項に関すること

■委員会の構成

委員会の構成
所属 役職 氏名
広島大学大学院先進理工系科学研究科 教授 小野寺 真一
広島大学大学院先進理工系科学研究科 准教授 齊藤 光代
広島県環境県民局環境保全課 課長 秋山 日登美
広島県西部東厚生環境事務所 所長 渡邉 哲也
東広島市生活環境部 部長 中村 光利

 

Q1 環境中の存在状況ついて
A1
環境省による全国調査が行われています。

令和元年度PFOS及びPFOA全国存在状況把握調査の結果について
令和2年度有機フッ素化合物全国存在状況把握調査の結果について
令和3年度公共用水域及び地下水のPFOS及びPFOA調査結果一覧
PFOSを含有する消火器・泡消火薬剤等の取扱い及び処理について
PFOS 及び PFOA に関する対応の手引き

Q2 健康への影響について
A2 
PFOS、PFOA は、動物実験では、肝臓の機能や仔動物の体重減少等に影響を及ぼすことが指摘されています。また、人においてはコレステロール値の上昇、発がん、免疫系等との関連が報告されています。しかし、どの程度の量が身体に入ると影響が出るのかについてはいまだ確定的な知見はありません。
PFOS、PFOA に関するQ&A集1ページ(環境省)

Q3 家庭で使う消火器にも含まれているのでしょうか
A3
通常家庭で使われている住宅用消火器には、PFOS,PFOAを含有している
ものはありません。
  PFOS等を含有する消火器・消火薬剤の取扱いについて

Q4 身の回りの製品について、気を付けるべきことはありますか
A4
身の回りの製品について、特段心配するようなことはありません。PFOS、
PFOAは既に製造・輸入等が禁止されており、PFOS、PFOAを使用した製品が
新たに流通することは想定されません。
PFOS、PFOA に関するQ&A集12ページ(環境省)

この記事に関するお問い合わせ先

生活環境部 環境先進都市推進課 
〒739-8601
東広島市西条栄町8番29号 本館4階
電話:082-420-0928
ファックス:082-421-5601

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