令和7年11月6日開催

更新日:2025年11月06日

市長の定例記者会見を行いました。

発表事項

  1. 女性活躍講演会「多様な働き方応援シンポジウム」の開催~一人ひとりが主役の社会へ~
  2. 「自転車安全教室×国際交流」の開催~ヴィクトワール広島の選手からみんなで学ぼう~
  3. まちの個性を探る!ひがしひろしまの歴史まちづくりトーク開催~市史先行編刊行・文化財保存活用地域計画認定記念~
  4. 地域との連携による「e-Sports 東広島 2025 Sakazuki-盃-」の開催

配付資料

会見の様子

会見録

発表

女性活躍講演会「多様な働き方応援シンポジウム」の開催~一人ひとりが主役の社会へ~

令和7年3月に第3次男女共同参画推進計画の後期計画を策定し、働きやすい職場づくりの促進や、活躍したい人への支援、アンコンシャス・バイアスの解消などの取り組みを進めている。この計画を策定する際にも明らかになったことだが、日本はジェンダーキャップ指数が低く、本市も同様の状況にあり、アンコンシャス・バイアスがなかなか解消されていないという実態が浮かび上がっている。
今回、男女共同参画の現状や課題についての基調講演をいただき、多様な働き方の取組事例などを踏まえ、市民や企業の皆さんとともに、自分が理想とする働き方や自己実現できる環境について考えるシンポジウムを開催する。
[資料]2の開催概要について、日時は[令和7年]12月20日午後1時半から3時半まで。
場所は広島大学ミライクリエ多目的スペース。主催は東広島市、後援は広島大学である。
対象者は、これから就職活動が始まる学生、一旦離職して再就職を考えている人、創業、起業、社会問題のビジネス解決など新たなチャレンジを目指す人である。
定員は現地100名で託児もある。同時動画配信も予定しており、オンラインの定員は100人である。
内容は、「国際社会から見た日本の男女共同参画の現状と課題」をテーマに、東広島市男女共同参画推進審議会の会長を務める広島大学の坂田桐子先生から基調講演をいただく。その後、パネルディスカッションとして「多様な働き方を実現できる社会とは」というテーマで、多様な働き方支援に積極的に取り組む企業の具体的な取組事例や、新たなビジネスを創出する人材育成事業の紹介などを通じて、多様な働き方の実現に向けた意見交換を行う。
登壇者は、モデレーターとして坂田桐子先生、ひろぎんホールディングス執行役員でサステナビリティ統括部長の木下麻子さん、株式会社日興ホームの常務取締役広島支社長の羽原忠宏さん、東広島イノベーションラボミライノ⁺ナビゲーターの今井恭子さん、そして広島大学の学生にも2名参加していただく予定である。
申し込みは今日からで、[資料下方]右にある二次元コードで申し込んでいただく。

「自転車安全教室×国際交流」の開催~ヴィクトワール広島の選手からみんなで学ぼう~

我が市の外国人市民数は1万人を超え、令和7年10月末現在で1万141人となった。我が市の特徴として、100カ国以上の国や地域の方がおられ、まさに多文化共生が求められている状況である。令和7年6月に第4次東広島市国際化推進プランを策定し、多文化共生に向けた取り組みを一層推進していこうとしているところである。
本市にあるJICA中国とは、国際協力と国際理解を推進する中で、いろんな取り組みを連携しながら実施しており、令和7年3月に連携覚書を締結している。

今回、JICA中国や地域、ヴィクトワール広島と連携して、自転車安全教室をテーマとした国際交流イベントを開催する。令和8年4月から自転車交通ルールが改正されるということもあり、自転車の乗り方やルールを日本人・外国人が共に学ぶことで、事故防止につなげるとともに、各国の自転車事情とお互いの文化について理解を深める機会とする。

[資料]2の開催概要について、日時は[令和7年]12月6日午後2時から4時まで、場所は西条小学校体育館である。定員は150名を想定しており、定員を超える場合は抽選となる。主催はJICAで、共催は東広島市、協力は西条住民自治協議会である。
ゲストとして、ヴィクトワール広島に所属するプロの自転車選手2名にお越しいただく。
[資料]右下にある写真は、令和6年6月にヴィクトワール広島と締結した「スポーツ振興等に関する包括連携協定」に基づき、令和7年5月に高校生を対象に実施したヴィクトワール広島による自転車安全教室の様子であるが、このような形の取り組みを国際交流と絡めて実施する。
内容は4つほど掲げているが、ヴィクトワール広島の選手による自転車講習会、クイズ大会、海外から来た人に聞いてみよう~自転車事情紹介~、ブース展示である。

まちの個性を探る!ひがしひろしまの歴史まちづくりトーク開催~市史先行編刊行・文化財保存活用地域計画認定記念~

市制施行50周年を契機として市史編さんを開始したが、[完成までに]大変長い時間もかかるということで、先行的に近代史の中でまだ十分整理されてない「酒」と「教育」を先行編として編さんし、令和7年5月に刊行した。
また、文化財保護法に基づく文化財の保存・活用に関する方針と取り組みをまとめた東広島市文化財保存活用地域計画を策定し、令和7年7月に文化庁から認定を受けた。
この2つの事業を記念し、先行編の執筆者や、地域で文化財の保存・活用に取り組む方々をお招きし、歴史文化を生かしたまちづくりを考えるトークイベントを開催する。
本イベントでは、文化財のユニークベニューの一環として、賀茂泉酒造株式会社の中にある和泉館を活用して、参加者が本市の歴史と文化財に触れる機会を創出する。
ユニークベニューについては[資料]米印1に書いているが、文化財を活用して、会議やレセプション、イベントを実施することで、特別感や地域特性を演出する目的とするものである。
賀茂泉酒造和泉館については[資料]米印2にあるが、かつて広島県醸造試験場の中にあった施設であり、[現在は]史跡西条酒蔵群旧広島県醸造試験場内にある登録有形文化財となっている[建造物である]。

[資料]2の開催概要であるが、令和7年12月6日午後1時半から3時半まで、会場は賀茂泉酒造和泉館である。主催は東広島市教育委員会。
内容については、まず東広島市文化財保護保存活用地域計画の概要を教育委員会の文化課の職員が報告し、その後、市史先行編刊行記念対談ということで、「酒と教育で語る東広島の歴史」をテーマに、市史先行編の編さんに当たられた東広島市史編さん委員会の勝部眞人委員長、教育編の西条独創教育部会の山内吉治部会長、酒部会の棚橋久美子部会長に登壇していただく。
その後、文化財保存活用地域計画認定記念パネルディスカッションとして、「まちの“らしさ”を未来へ 〜歴史文化の継承とまちづくり〜」と題して、広島大学の田中貴宏教授をコーディネーターとして、NPO法人白市町家保存会の伊原聡子代表理事、広島大学の現役学生である、とらでぃっしゅ株式会社の片桐萌絵代表取締役、NPO法人オオサンショウウオと暮らすまちづくり会の山崎大海理事長、古民家の改修などをされている、まちつなぎの実森尊信さんに登壇いただき、パネルディスカッションをしていただく。
4番目に後座として、日本酒試飲会を予定している。
定員は60名で、後日YouTubeでの配信も予定している。
申し込みは[令和7年]11月19日まで。市ホームページをご覧いただきたい。

地域との連携による「e-Sports 東広島 2025 Sakazuki-盃-」の開催

eスポーツは、年齢や身体的制約に関わらず楽しめ、場所が離れた者同士でプレーできるという利点を生かして、高齢者や障がいのある人も含め誰もが参加できるインクルーシブなスポーツと言われている。
本市ではこのeスポーツを地域活性化の新たな手法と位置付け、地域・大学・企業との連携によるまちづくりを推進しているところである。
県内で唯一のeスポーツのプロチーム「広島 TEAM iXA」が東広島市高屋町に拠点を置いており、JR西高屋駅周辺において、近畿大学とのTown & Gown構想の取り組みを契機に、地域住民や学生が主体となったeスポーツを活用した賑わい創出が広がりつつある。
令和6年度はこの取り組み[eスポーツ大会]を近畿大学工学部で実施したが、令和7年度は西高屋地域のまちづくり組織である合同会社G11と連携し、まちと一体となったeスポーツイベントを開催する。
駅前の会場を活用して、対戦・観戦・体験を通じた新たな交流の場を創出することで、eスポーツが単なるゲームではなく、世代を超えて交流を促進できるコンテンツであることを多くの方々に知っていただく、そしてスポーツを核とした地域の更なる活性化を目指そうというイベントである。

[資料]2の開催概要について、日時は[令和7年]12月21日午前9時から午後4時まで。場所はJR西高屋駅周辺であり、[資料に]地図があるが、高屋西地域センター、令和7年3月にオープンしたJR西高屋駅構内にある高屋情報ラウンジ、Town & Gownの取り組みの中で近畿大学の学生が空き家を改修して完成した楽屋、古民家の再生をした場所の4か所を拠点として、eスポーツイベントを開催する。
開会式は西高屋地域センターで行い、JR西高屋駅内にある高屋情報ラウンジでは、高校生以上を対象に、ストリートファイター6 を種目とするeスポーツ大会を行う。楽屋においては、中学生以下を対象にグランツーリスモ7[PS5® / PS4®用]を種目とするeスポーツ大会を行う。古民家では、様々なeスポーツの体験会を行い、eスポーツにあまりなじみのない方々にも触れていただく。
[資料1ページ図の]黄色の線に、合同会社G11による出店(キッチンカー等)と書いている。合同会社G11はまちづくり会社で、様々なイベントも開催されているが、今回のeスポーツイベントの運営においても連携して、地域の周知広報や協力依頼を円滑に行うための後押しをしていただく。また、当日は合同会社G11がキッチンカーなどの出店を行い、賑わいを創出して、よりまちと一体となったeスポーツイベントとする。

[資料]3のeスポーツ大会について、今回の取り組みでは、上位入賞者とプロ選手によるエキシビションマッチやプロの実況解説により、競技への参加だけではなく全世代が観戦を通じて楽しめる構成とし、世代間や地域内の交流促進を図る。
対象者については、競技参加者は一般公募で、応募者多数の場合は市内に在住または通勤通学者優先で抽選する。大会の観戦は参加自由である。高校生以上の部はストリートファイター6で最大64名、中学生以下の部はグランツーリスモ7[PS5® / PS4®用]で最大32名である。申し込みは来週月曜日[令和7年11月]10日12時から、オンラインで申し込んでいただく。

質疑

女性活躍講演会「多様な働き方応援シンポジウム」の開催~一人ひとりが主役の社会へ~

記者)今回のパネルディスカッションの内容について、「多様な働き方支援に積極的に取り組む市内外の企業の取組事例」とあり、ひろぎんホールディングスと株式会社日興ホームが選ばれているが、具体的にはどのような支援に積極的に取り組んでおられるのか。
市長)まず、ひろぎんホールディングスの木下麻子さんは、関東の企業で15年ぐらい勤務し、広島銀行にIターンされている。人事総務部で採用され、雇用管理・ダイバーシティ推進を担当し、多様な人材の活躍を目的とした人事制度構築にも従事されている。
[株式会社日興ホームの]羽原忠宏さんは、女性が働きやすい企業であることを厚生労働省が認定する「えるぼし認定」を市内企業で唯一受けている株式会社日興ホームの常務取締役広島支社長として、女性が働きやすい職場環境を目指して活躍されている。

「自転車安全教室×国際交流」の開催~ヴィクトワール広島の選手からみんなで学ぼう~

記者)当日のゲストである[ヴィクトワール広島に所属する]プロ自転車選手2名は具体的に決まっているのか。
担当課)決まっていない。これから選定する。

記者)発表項目2と3が、同じ日・時間帯に開催される。取材には行きたいが記者が派遣できない場合があるが、市長としてはどちらを推しているのか。
市長)どちらも重要だが、市から見ると客体はそれぞれ異なっている。
発表項目2については、国際交流も行うということで、外国人市民にも半数は参加していただきたいというイベントである。
発表項目3は、今後酒蔵をどのように魅力的にしていくのか、そのための保存計画も策定し、歴史的にどのような変遷があるのかを整理しているため、歴史や文化財に興味関心がある方にお越しいただきたいと思っている。記者の皆さんがどちらを選ばれるかというのは、関心の度合いだと思う。
記者)市民の参加しやすさを考え、日程等を考えていただけたらと思う。
市長)今後は全体の調整をしっかり考えていきたい。

まちの個性を探る!ひがしひろしまの歴史まちづくりトーク開催~市史先行編刊行・文化財保存活用地域計画認定記念~

記者)酒部会の棚橋久美子部会長の経歴を教えてほしい。
市長)棚橋先生は、元広島大学客員教授で、東広島市文化財保護審議会委員でもある。近世史が専門の先生である。

記者)市史先行編の入手手段を教えてほしい。
市長)文化課窓口のほか、市内書店や酒をテーマとしたイベント等で販売している。
担当課)市内書店は、ゆめタウンにある啓文社、黒田文陽堂、道の駅である。

地域との連携による「e-Sports 東広島 2025 Sakazuki-盃-」の開催

質疑無し

【その他】安芸津町における人口減少対策について

記者)呉線の利用状況について、JR西日本が直近3年間の利用が少ないローカル線の収支を公表した。その中に、新たに呉線の広と三原区間の輸送密度が2,000人を下回るという内容があった。東広島市には安芸津町の風早駅があるが、沿線の自治体の市長として、この状況をどのように受け止めているか。
市長)大きく見れば、モータリゼーションの進展によって、地方路線[地方鉄道]の乗客が減り、芸南地域においても中山間地域と同様な傾向となった。存続や廃止といった話にはなっていないが、いかにJRをうまく使っていただくのかを我々も考えていく必要がある。
輸送の問題だけでなく、まちづくりなどにも関わっていく話だと思う。芸南地域の呉線は、夕日を見るのに絶好であり、観光的には非常に優れた路線だと思う。日常利用と同時に観光利用をどのように促進していくかも念頭に置きながら、活性化策を考えていく必要がある。

記者)輸送密度が減る根本には人口減少があり、安芸津町もその一つと思うが、人口減少対策について、今回の鉄道の状況を踏まえて改めてどのように取り組んでいくのか。
市長)基本的には、人口減少地域に対しては、総合的な対策を打つ必要がある。とりわけ就業支援や魅力的な雇用創出は大変重要だと思っている。1次産業に観光をかけ合わせて誘客をしていく。ブランド産品をつくる中で、1次産業の振興も図っていく取り組みが必要だと思う。
安芸津町について見ると、多島美があり、観光資源は豊富にある。体験型の観光ということから見ると、非常にポテンシャルがある所であり、じゃがいもやレモン、牡蠣、これから奨励していくブドウなどの1次産業を観光とかけ合わせて振興していくことがまず1つの方向性だと思っている。

記者)先日、安芸津町がシャインマスカットの発祥地ということで、ブドウ栽培に特化した[ミッション型の]地域おこし協力隊の募集を新たに始められるというプレスリリースをされていたが、この意図は。
市長)芸南地域は、果実栽培に適しており、ビワやみかん、レモンが生産されている。また、安芸津町には農研機構という国の研究機関があり、シャインマスカットという品種が開発された場所でもある。これは今非常に高いブランド力を持ったブドウにもなっているが、残念ながら、今安芸津では[大規模にシャインマスカットを]作っていない。
今安芸津町は荒廃農地も増えてきているため、農業振興上、奨励作物を応援する中で、安芸津町でシャインマスカットをブランド産品にできないかという思いで、地域おこし協力隊などの支援も得ながら推進する取り組みをスタートしたところである。

記者)安芸津町のブドウ栽培の振興は、行政だけではなく、JA等と連携しながら実施するのか。
市長)もちろんJA等とも一緒に取り組んでいかなければならない。また、ブドウに関しては、安芸津町在住の方が志和町で全農の中でも最も糖度の高いブドウを栽培されている。そのブドウは、海外市場では大変高価な取引がされる。志和町とは異なる高低差や温度である安芸津町でもリレー的に栽培できるのではないかと考えており、そうした方のご意見や知見もいただきながら、JAや国[・広島県]の研究機関[国は農研機構、広島県は農業技術センター果樹研究部]とも連携して取り組んでいけるのではないかということを念頭に置きながら、地域おこし協力隊を募集していこうというところである。非常に高いポテンシャルがあるが、これから着手するという段階である。

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