特産品「エゴマ」の種蒔き
福富地域の特産品「エゴマ」の種蒔き
エゴマは、福富地域の特産品として生産・販売してきました。
エゴマには人間の健康に重要なα-リノレン酸が大量に含まれています。このα-リノレン酸の含まれる割合が福富産のエゴマ油では国内のエゴマ油に比べて高いことが平成30年度の県立広島大学の研究で明らかになっています。(広島県「エゴマ」サミット(平成30年度) 甲村准教授発表資料欄に掲載されている)
エゴマはシソ科の植物で日本では縄文時代中期頃から栽培されていた作物です。
この太古からあるエゴマの実を種として、エゴマの栽培が始まります。
福富地域の特産品エゴマの生産が少しでも継続され増えるようにと、生活デザイン・工学研究所が支援しています。
今回は、「福富エゴマ会」佐々木会長のご指導により、生活デザイン・工学研究所が取り組んだエゴマの種蒔きの作業から、エゴマの栽培を紹介します。
エゴマ栽培専用の道具を使ったエゴマの種蒔き
エゴマの種蒔きは、専用のポットに行います。
定植までの1か月間、このポットに植えた実(種)で、苗を育てます。
種蒔き用ポットの説明をされている『福富エゴマ会』の佐々木会長
ポットへの種蒔きでは、水を加えて柔らかくまとまった土をポットに入れることから始めます。
ポットは、縦8個、横16個が一体となったトレー状で、この合計128個の各ポットに少し固めに土を入れて整えます。
縦8×横16=128個のポットのついたトレー
ポットトレーへの土入れ作業
土を均等に入れたポットに種を入れます。128個のポットに1つずつ穴をあけて種を入れると大変です。
そこで、まず縦8×横8=64個の円錐状の突起のついた穴あけ機で、2回にわけて1枚のトレーに均等に種穴をあけます。
128ポットに、2回に分けて64個ずつ種穴をあけます
128個のポットすべてに、2回のアクションで種穴が開いたら、1つのポットに1粒のエゴマの実(種)を入れます。
このエゴマの実(種)は、とても小さく、ピンセットでつまむ必要がありますが、1粒ずつつまんで入れると膨大な時間がかかります。
ただ、指でつまんで適当に入れてしまうと、1つのポットに2粒以上のエゴマの実(種)が入って、効率も生育上もよくありません。
そこで、128個のポットに一瞬で1粒ずつ種を落とす播種器(はしゅき)を使います。
播種器は2枚の硬質プラスチックのボードを重ね合わせたもので、上の1枚目の硬質プラスチックボードには、ポットのあるトレーの各ポットの中心位置にあたるところに1つずつ穴が開いていて、エゴマの実(種)をザザーッとボードの上ですり込む(スキージング)すると、各穴に1粒ずつのエゴマの実(種)が入ります。
ただ、下の2枚目の硬質プラスチックボードが底に蓋をしているため、穴に入ったエゴマの実(種)は落ちません。
この播種器を128ポットのあるトレーに装着します。下の2枚目の硬質プラスチックは格子状に窓が開いているため、下の硬質プラスチックを横に1センチずらすと、格子の窓の部分が上の1枚のエゴマの実(種)の位置にあたって、ポットにエゴマの実(種)が落ちます。
これで、128個のエゴマの実(種)が一瞬で種穴に落ちます。
128個のポットの穴の位置に播種器の位置を合わせて落とし込む作業
128個のポットにすべて1粒ずつエゴマの実(種)が入ったトレーに、軽く土をかぶせて余分な土を取り除きます。
ポットにエゴマの実が入ったトレーに土をかぶせます
上に山になった土を鉄板でこそいで整えます
最後に水をかけて、種蒔きの完成です。
このトレーが乾かないように管理し、苗を1か月育てて、畑に定植予定です。
最後に水をかけて種蒔き終了です
これを並べて管理します
次回は、定植作業を紹介します。
定植後の「摘心」「刈り取り」「収穫」は次のサイトで紹介しています。
また、収穫後のエゴマ油の搾り取り(搾油)によるエゴマ油の加工品の生産も次のサイトで紹介しています。
福富特産品のエゴマをよろしくお願いします。
この記事に関するお問い合わせ先
地域振興部 福富支所
〒739-2303
東広島市福富町久芳1545番地1
電話:082-435-2211
ファックス:082-435-2030
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更新日:2026年05月21日