東京2020オリンピック東広島市ゆかりの聖火ランナー Vol.1

更新日:2020年02月25日

東京2020オリンピック
東広島市ゆかりの聖火ランナー
Vol.1

蒲生 啓明(よしあき)さん

 今年、56年ぶりに東京で開催される「東京2020オリンピック」・「東京2020パラリンピック」。12月に「東京2020オリンピック聖火リレー」のコースと聖火ランナーが発表されました。

 「県庁から選出の連絡が来て、喜びと同時に実感が沸きました。報道後には周囲の人や友人から祝福の連絡がありました」と笑顔で話すのは、八本松町米満に在住の蒲生啓明さんです。

蒲生啓明さんの写真

 蒲生さんは10年前に労災事故で左の手首から先を失いました。退院後、沈んだ気持ちで日々を送っていたある日、妻の英子さんが労働局のホームページで筋電義手を見つけてくれました。ズボンを履くことすら困難な生活が一変、飛躍的にできることが増えました。「諦めずに前を向いていれば必ず報われると感じました」と、その時を振り返ります。

蒲生啓明さんの筋電義手の写真▲蒲生さんの筋電義手。腕の内側と外側の筋肉に力をいれることで、手を握る・離すの動きができる

 その思いをたくさんの人に伝えようと、聖火ランナーに応募を決意。旧知の人が推薦書を1カ月もかけて書いてくれるなど応援もありました。長い間連絡が来ず、だめだったのだろうと諦めかけていた中での朗報でした。

 「同じように体の一部を失った人や、沿道に応援に来た皆さんに思いを伝えたい。地元への恩返しをしたい」と意気込みます。

 これから、聖火リレーに向けて少しずつ身体を動かす予定で、「スタート位置に立った時の光景が楽しみ。噛みしめながら走りたいです」と蒲生さん。

聖火を次の走者に渡す時のトーチキスポーズは自由に決めることができるため、前後の走者と相談するそうです。

 「左手をPRできるポーズにして、筋電義手をたくさんの人に知ってもらいたいです」

 様々な思いと地域への恩返しを胸に、5月18日を楽しみに待っています。

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オリンピック聖火リレー

 東京2020オリンピック聖火リレーは、3月26日(木)に福島県を出発し、日本全国を巡ります。

 東広島市は5月18日(月)に、西条駅南口交差点からブールバールを走り、御薗宇ランプ交差点までの約2㎞をオリンピック聖火がリレーされます。

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