特集 つなぐ、つづく。東広島 こども食堂

更新日:2020年02月25日

つなぐ、つづく。東広島 こども食堂 トップ画像

食を通じて
つながるみんなの居場所

 近年、子ども支援の一環として全国に広がっている「こども食堂」。子どもやその親、地域の人々に対し、栄養のある食事や団らんの場を、無料または安価で提供する社会活動です。

 安芸津こども食堂「ハーモニー」は平成30年に設立。現在、毎月2回開催し、風早小学校の児童や保護者、地域の皆さんが毎回20~30人程度利用しています。「みんなと一緒にご飯を食べるのが楽しい」と笑顔で話した、この日参加していた子どもたち。「よく食べる姿を目にすると、やっぱりうれしいですね。『ありがとう』『美味しかったよ』という言葉は、本当に心が満たされたときに出るもの。それがあるからこそ、私たちも頑張って続けていけます」と代表の重田千鶴子さん。

 こども食堂は、食を通じて地域の人たちがつながり触れ合うことができる、みんなの交流の場所でもあります。あなたも気軽に訪れてみませんか。

調理を担当されている方々の写真こどもを愛する皆さんが調理を担当

子どもたちに声を掛ける重田さんの写真子どもたちに声を掛ける重田さん

東広島の「こども食堂」

SATO☆くろせ/参加費:無料
開催日

第2金曜日/17:00~20:00

場所

上満さん宅(黒瀬町大多田1767-2)

問い合わせ

☎090-9463-6778(上満)

mail : minoruyayoi88@gmail.com

SATO☆ふくとみ(どんぐり子ども文庫)/参加費:大人200円、子ども100円

※5日前までに要予約 ※ミュージック・ケアも要参加(1歳以上のこども一人300円)

開催日

第3水曜日(第4水曜日に変更の場合あり)/10:00~

場所

福富支所調理室(福富町久芳1545-1)

問い合わせ

☎080-7696-3851(奈良)

mail : chisakihana6@gmail.com

SATO☆はちほんまつ/参加費:大人200円、子ども100円(18歳まで)
開催日

第3土曜日/11:00~15:00

場所

AOIケアリングステーション(八本松南1-13-17)

問い合わせ

☎090-4577-1832(宮田)

mail : satonokaihachi@yahoo.co.jp

みんなの食堂/参加費: 大人500円、子ども100円、ボランティア無料
開催日

第2もしくは第3日曜日

場所

デイサービスセンターつむぎ(八本松町飯田525-3)

問い合わせ☎080-6322-5619(渡邉)

mail : nra37967@nifty.com

ハーモニー/参加費:大人500円、子ども100円
開催日

第2・第4土曜日

場所

風早地域センター(安芸津町風早1214-1)

問い合わせ

☎0846-45-2595(重田)

東広島市食品ロス削減協力店の取り組み

こども食堂への食品寄付で食品ロスと廃棄コストを削減

 東広島市食品ロス削減協力店の「ハローズ東広島店」は市内で活動している3カ所のこども食堂に食品を提供しています。提供する食品は、容器や包装の破損、季節の入れ替え商品など、味は全く問題ないが販売ができない商品。この取り組みは市外の系列店舗でも行い、提供する食品量は平均して全店で月間7トン、表示売価にして600万円分にのぼります。「食品を捨てるのがもったいないのはもちろんですが、捨てるためには廃棄費用も人件費もかかる。食品ロス削減が廃棄コスト削減につながり、私たちも助かっています。さらにそれが社会貢献となり、喜んでくれる人がいるというのは嬉しいことです」と店長の河相裕文さん。

 今後は、他のスーパーマーケットへの活動普及にも力を入れていきます。

問い合わせ先

地域づくり推進課 ☎(082)420-0924

SDGsと東広島市長の写真「SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)」は、2015年に国連サミットで採択されたもので、貧困や飢餓、健康や教育など17の目標を2030年までに達成することが掲げられています。

 SDGsが定める17の目標は、私たちが暮らす地域社会が持続可能なものでなければ達成できません。そのために私が思い描く東広島市の未来の姿は、多様な暮らしや価値観が共生する社会であると考えています。

 本市は、これまで、大学や研究施設などの知的資源を活用した都市基盤や生活基盤の整備により、全国的にもその成長が注目される都市となりました。新たに策定した第5次東広島市総合計画では、「未来に挑戦する自然豊かな国際学術研究都市」を将来都市像として掲げ、「仕事づくり」「暮らしづくり」「人づくり」「活力づくり」「安心づくり」の5本の柱で施策を進めることとしています。

 これらの施策にも、SDGsと重なる目標が含まれています。例えば、経済や産業の面では、本市の強みを生かしたイノベーションの創出、環境の面では、エネルギー利用の効率化や環境負荷の少ない市街地の形成、暮らしや社会の面では、多文化共生や学生の活躍などであり、「選ばれるまち 東広島」の実現につながるものです。

 「誰一人として取り残さない」は、SDGsが掲げる理念です。まちづくりにおいて、この視点は大変重要です。私はこれを、市民の皆さん一人一人と、共有したいと思っています。

 今月号の特集「つなぐ、つづく。東広島」で紹介した環境保全などの取り組みは、私たちの地域が持続可能な社会であるためのヒントとなると思います。

 未来に向かって、次のステージへ共に踏み出しましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

政策企画部 広報戦略課
〒739-8601
東広島市西条栄町8番29号 本館5階
電話:082-420-0919
ファックス:082-422-1395
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